プロフェッショナルとは

2015年10月02日

日本女子ボクシングの深まるナゾ どうしてみんな短髪?

 Boxing

 いろんなスポーツを見ていて不思議に思うのは、日本の女子ボクシングの選手はなぜ髪が短いのだろうということです。

 一般にスポーツ女子の髪の毛の長さは、西洋では全般にどんな競技でも長く、東洋に来るほど短くなるといわれています。そして、日本も東洋各国の例に漏れず、いくつかの競技で短い選手が目につきますね。

 日本のサッカー女子は短髪選手がかなり多い印象ですが、実際には長い選手も多く、短い短いと言われることが多いバレーボールでも、ボクシングのような超ベリーショートの選手は見かけません。ボクシングだけが特に短いのではないでしょうか。

WBC女子総会

 相手選手と直に接触するコンタクトスポーツだから短くしているという意見もありますが、柔道、空手などの選手は同様の格闘技ですが短くありません。

 練習のときにヘッドギアをつけるのでロングはジャマになる、という説もありますが、同じようにヘッドギア必須のレスリング、テコンドー、キックボクシング、ムエタイの選手は短くありません。面をつける剣道女子の多くもロングヘアです。

 このページの画像はWBCさんが昨年開いた女子総会のポスターです。写っているのは現在と過去のWBCチャンピオンのみなさん。ごく普通の女子のヘアスタイルですよね。

 現在のWBC、WBA、WBO、IBFの女子チャンピオンの中で、日本人以外の短髪の人を思いつきますか?思い浮かばないでしょう。実際、ほとんどいないのです。世界では、ボクサーだから短いという傾向はありません。

 トップクラスのプロ選手でショートカットで長年通しているのはレイラ・マッカーター選手ぐらいだと思います。

 メキシコのジャッキー・ナヴァ選手は若い頃はいまの日本選手ぐらいのベリーショートのツンツン頭にヘアバンドがトレードマークでしたが、肩まで届くフェミニンなロングにしてから人気爆発、いまの地位を手に入れています。もちろん、実力があるからのスーパースターですが、見た目のイメージも人気のひとつでしょう。

 日本の女子ボクサーがどうしてみんな短髪にしたがるのか分かりませんが、だれかひとりや二人や三人や四人ぐらいは「髪を伸ばしてみよう」と思う人がいても良いのではないでしょうか?髪型ぐらいならすぐにでも変えられるのですから。

 プロボクサーは人気商売です。みんな同じコスチュームで同じヘアスタイルではどうやって覚えてもらうんですか?

 女子ボクサーの皆さんは短い髪が好きなのかもしれませんが、好きな髪型にするのは引退してからでも遅くはないのです。

 もっとコスチュームやヘアスタイルでアピールしましょう。それがプロの世界です。

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2014年04月17日

女子選手に特別扱いはいらない たいへん有意義だった高野人母美第2戦でのヤジ ボクシング女子

「選手ならびに試合役員に対する誹謗中傷はご遠慮ください」ボクシングの会場で毎回ながれるアナウンスです。要するに、お客はヤジらないで黙って見てろ、ということですが、QRは適切なヤジなら大いに結構だと思うんです。

 かつては文科省の間接的な管轄下にあったボクシングも、いまでは一般財団法人(公益性が無くてもいい団体)のJBCさんが管理する一興行にすぎません。つまり、ほかの格闘技団体と基本的な性格は同じ。普通の格闘技興行なのです。

 どんな格闘技であってもプロを名乗るならお客さんを楽しませる義務があるわけで、それが出来なければ「カネ返せ」「二度と来るか、バカヤロウ」ぐらい言われても仕方ありません。ボクシングも同じことです。おカネをとってるんだから当然でしょう。

高野人母美選手

 で、永い間「誹謗中傷はご遠慮ください」と言われ続けて来た結果なのか、お客の年齢層が高くなってしまったからなのか、ボクシングのヤジって減りましたね。でも、ときどきは良いヤジも聞きます。去年いちばん良かったのは高野人母美選手第2戦のときのヤジでした。ヤジられて高野選手はその後いい方向に向っています。

 日本のボクシング界って、異様に女子を特別扱いします。デビュー戦から一人一人個別に入場させて、スポットライト当てて、選手希望の入場音楽を鳴らして、試合後には勝利者インタビューまでやるんですね。

 チヤホヤしすぎ。

 この件に関しては以前も言いましたが、4回戦では赤青一緒に入場でいいでしょう。入場テーマ曲やスポットライトなんか100年早いです。試合後はインタビューなんかしないで退場させてとっとと次の試合に進むべきなんです。ダラダラ、ノロノロの女子ボクシング興行は見ていてほんとにみっともないです。

Takano_vs_Yokkhao4

 最初からチヤホヤしてたら選手は次へのモチベーションを失います。入場テーマ曲が欲しいんなら努力して6回戦に昇格するべきだし、インタビューしてほしいんなら8回戦・10回戦に上がればいいんです。

 その意味で、6回戦でもう『チャンピオン』の称号を与えるGレジェンドさんは救いようのない考え違いをしていますね。

 女子総合格闘技も同じような間違いを過去に散々繰り返しています。そういう歴史をちゃんと見てください。特別扱いされ、特に強い相手と戦わなくてもチャンピオンベルトを持たされた某選手は、防衛戦でもハードな相手と当たらなくていい特別待遇で、まわりは大切に育てていたつもりなんでしょうけど、そのうち本人が「やめます」と言ってあっさり引退。

 人間てこういうものなんですよ。苦労しないで手に入れたものなんて、その程度のものなんです。

高野人母美選手

 ボクシングだってJBCさん公認化以降たくさんの女子王者を作って来ましたが、いまだに小会場でさえ集客もままならないマイナー状態。

 チヤホヤされて育った選手はなかなか本物には成りませんが、お客さんは本物を嗅ぎ分ける鼻を持っています。いくらメディアが寄ってたかって持ち上げても、実際に名選手の醸し出す独特の薫りが届かない限りは、前売り券なんて買ったりしません。

 本物を育てない限りは人気なんて出ないんです。この当たり前のことがどうして分からないのか?そろそろ誰かが気が付いてもいいでしょう?

 高野人母美選手はモデル兼ボクサーです。ただでさえ「話題作り」「でっちあげ」と思われる立場なのに、第2戦ではチヤホヤの極致のような扱い方をされていました。この日の彼女には、通常はタイトルマッチかよほどのビッグマッチのときにしか使われない後楽園ホール南側最上段のドアからのたっぷりと時間をかけての入場演出がされたのです。


高野人母美選手

 多分この扱いにいちばん驚いたのは彼女自身だったでしょう。試合は第1戦のときに見せたようなワイルドな伸びやかさが消え、失敗してはいけないという緊張感ばかりが目立つ凡戦。それでもジャッジは高野選手を支持し、リングアナは「勝利者インタビューです」とマイクを向けます。

 「いらねえよ!そんなもんいらねえんだよ!」と客席から声が響きました。アナウンサー氏は聞こえないふりでインタビューを続けましたが、高野選手にはしっかりとこの声は届いていました。かなり傷ついたようですが、これはモデルとボクサーの中間のイメージだった彼女がプロの洗礼を受けた瞬間だったのです。

 次の第3戦の高野選手にはこの時ほどの緊張はなく、第4戦は試合が終わってもしばらくは臨戦態勢が解けないほどの集中度で、インタビューもしどろもどろ。「すみません、放心状態で、なんと言ったらいいか… 」と謝っていましたが、これでいいと思います。大事なのはインタビューじゃなくて試合への集中。それはボクサーなら当然のことです。

 あのときのヤジのおかげで高野選手はまわりのチヤホヤを白紙にし、勘違いしないボクサーとして自分の道を踏み出しました。

 たった2戦目で強烈にヤジられた高野選手は普通に考えれば気の毒ですが、あそこまでお客さんの怒りを買ってしまったのは主催者さんの過度のチヤホヤが原因です。2戦目の新人をまるでメインのような扱いをしたらああなるのは当然の話。

 先日、キック系の3回戦で引き分けた新人のインタビューを、所属ジムが何か偉業でも成し遂げたかのような立派な動画にしてYouTubeにアップしてましたが、あれも駄目ですね。どういうつもりか知りませんが身びいきが過ぎます。あのような体質では、いい選手は生まれないだろうと思います。

 選手をチヤホヤする人間は、誰であろうと選手の敵。これはいつの時代でも変わらない真理。女子であるというだけでメディアは散々チヤホヤしてくれます。それにジムまで便乗するようではまともな選手は育ちません。

 あなたがもしも女子選手でマズイ試合のあとで「やめちまえ!」とヤジが飛んで来たなら選手扱いされている証拠。

 アイドル、かわいい、美人、モデル、女子アナ、タレント... そんなものを本気でヤジるお客さんはいないんですから。

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2013年10月01日

葛城明彦レフリーの誤審(高野人母美第3戦)に思う 安易なレフリーストップが壊す試合の価値 ボクシング女子

 Boxing

 ボクシングは、判定あるいはKOで勝ち負けが決まるスポーツです。

 けれども、ふたりの人間が争えばどちらかが勝ってもう一方が負けるのは、ある意味当然のこと。ですから、ファンにとっては勝ち負けそのものはもちろん、場合によってはその内容のほうが大きな価値を持ったりします。「負けたけど良い試合だったね」とか「負けたけど気持ちは伝わったね」という感じに。

高野人母美選手

 ですから選手も、たとえ負けが見えていたとしても最後まで試合を頑張ります。いま、自分が持っている能力を精一杯出そうと努力します。

 試合というものには勝ち負け以外にそういう側面もありますから、レフリーはむやみにそれを止めていいものではありません。

 レフリーストップになった瞬間に、ジャッジがつけた採点もなにもかもがチャラとされてTKOになるのですから、止めるのにはそれ相応の理由があるべきです。

 両選手の実力に開きがあり過ぎて逆転の可能性が少なく、なおかつそれ以上の続行が危険である、とか、ダメージがヒド過ぎるとか、一方が無気力で試合が成立しない、とか。本来はそういう場合のみにTKOは成立します。

 9月30日に葛城明彦(かつらぎあきひこ)レフリー高野人母美選手とジプリン・デリーマ選手の試合を途中で止めました。

 その時の理由はなんだったのでしょうか?大々的にメディアで話題になっていて、それを目当てにチケットを買ったお客さんもいたであろう試合を、開始後1分にも満たない、たったの43秒で止めなければならないような切羽詰まった理由とはなんだったのでしょうか?

 高野選手はデビュー3戦め、デリーマ選手は1戦めで、どちらかが天才というわけでも他種目格闘競技の経験者というわけでもなく、危険と思われるほどの実力差はないでしょう。ダメージも無気力も感じられません。普通に見て、あそこで止める理由はありませんでした。

 唯一考えられるのは、開始30数秒でデリーマ選手が横を向いたことが「戦意喪失」と見なされた可能性です。

 昨日そのように指摘したあと、ネットを検索したら、まさに「戦意喪失」と断定する記事が速攻でアップされていました。こちらです。43秒TKO勝利のモデルボクサーの闘争心

 つまり、その記事を書いた人も戦意喪失以外の可能性は無いと見ているわけですが、では、デリーマ選手が横を向いたのは戦意喪失だったのでしょうか?

高野 VS デリーマ ロープを背負ったデリーマ選手は左側の方にエスケープしようと重心を移します。ちょうどそのとき顔の右側を打たれました。そして、左に回転しました。右側を打たれたら左に向くのは自然の流れです。

 普通に考えてデリーマ選手は単に横を向いただけであり、それには意味などなかったでしょう。お世辞にも華麗なステップではありませんでしたが、それは逃げる技術の未熟とは見えても「戦意喪失」と決めつけるのはあまりにも大げさでしょう。

 選手が踏み出す方向に向きを変えたり、パンチを受けて回転することなどボクシングでは当たり前に起こることです。

 この行為が戦意喪失による試合放棄に見えるのなら葛城レフリーの判断力には大きな問題があります。

 また、「高野人母美の猛ラッシュにフィリピンから来たジペリン・デリーマは思わず横を向いた。完全な戦意喪失。」と葛城レフリー弁護の文章を発表したライターさんの眼力、そして記事の方向性も疑問です。

 このライターさんはデリーマ選手のことを「このフィリピンボクサーは、日本では、女子プロのライセンスが降りるかどうかも怪しいくらいの低レベル」とズタボロに決めつけていますが、この文章は彼の観戦経験の乏しさ、見聞の狭さを裏付けているようです。

 なぜなら、デリーマ選手にも及ばないもっと未熟な選手は日本にもいるからです。確かに背の高い相手を打とうと伸び上がってパンチを放つ彼女の姿は不格好で、技術も高くはありませんでしたが、わざわざ特筆すべきことではありません。

 彼女をヒドイと言うなら、タイから来るカマセ選手はいったいどうなんでしょう?

 完全な戦意喪失とは、打たれてないのにダウンする、自分からしゃがみ込む、真後ろを向いて逃げる、など、カマセのタイ人ボクサーによく見られる傾向のことで、今回のように打たれて横を向くことではありません。

 このライターさんはそういう試合に立ち会った記憶がないのでしょうね。取材でタイトルマッチなどはご覧になっているようですが、それ以外のことも語りたいなら地味な大会にも足を運ぶことをお勧めします。

 「美しい顔」の「モデルボクサー」が「低レベル」の「戦意喪失」ボクサーに勝った、そんな記事が誰かの心に何かを届けますか?

 誰のためになる記事ですか?少なくても高野選手にとっては良い記事では無いと思います。

 ここは、結果に沿うように記事を書くという日本のスポーツマスコミの習性のとおりにレフリーの判断を弁護するのではなく、間違った判断は間違いと指摘し、二度とあのようなつまらない止め方で選手や関係者やファンを失望させるレフリングを繰り返さないよう大会運営にクギを刺すのが本来のスポーツマスコミの使命ではないでしょうか。

松島利也子 VS 花形冴美

 葛城レフリーは2009年に、松島利也子(まつしまりやこ)選手と、花形ジムのホープ花形冴美(はながたさえみ)選手の試合も、意味不明なレフリングで止めています。

 止められて不可解な表情をする両選手の姿は、今回とまったく同じでした。

 モデル/タレントからボクシングに転向して来た松島選手は初戦で打ち込まれてレフリーストップの黒星、この2戦めでも非力な印象は否めませんでしたが、一生懸命にコーナーの指示を動きに反映させ、練習通りのボクシングを見せようとしている姿は好感が持てました。

 前回TKO負けの松島選手にとっては、たとえこの試合は勝たなかったとしても4ラウンドまで完走して判定に漕ぎ着けることは大きな自信になったでしょう。そしてそれが出来る試合展開でした。第3ラウンドになっても松島選手のディフェンスが崩れる気配はなく、危険のキの字もありませんでした。

 しかし、葛城レフリーは、花形選手の当たりそこねのオープンブローがポコンと音を立てると突然飛んで来て試合を止めました。

 この試合を最後に松島選手は事実上の引退をしています。

 昨日のTKOのあとから、高野選手に関して良くない噂が流れました。
「プロテクトされている」
「はじめから出来レースだ」

 まともな試合だったらこんなことは言われなかったでしょう。

 レフリーの仕事は試合を壊すことではありません。成立させることです。反省してください。

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2012年08月13日

レフリー、ジャッジへの公正な評価はそのスポーツへの愛情

 Boxing

 いろんな話題とドラマを生んだロンドンオリンピックが閉幕しました。面白かったし、楽しかったし、くやしいこともありましたね。

 サッカー女子日本代表の決勝戦、宮間あや選手のフリーキックが相手選手の手で跳ね返された場面は、本当はアメリカの反則でした。

 敵味方が入り乱れてゴール前に殺到するフリーキックやコーナーキックの場面は、どこで何が起きるかまったく予想出来ない緊迫した局面。それぞれの選手の動きをすべてチェックするのは不可能に近く、サッカーの審判にとっては本当にむずかしい瞬間です。そして、最も誤審がおこりやすい場面でもあります。

 この試合を裁いたビビアナ・シュタインハウスさんは男子の大きな試合でも主審を任されるほど信頼されている人で、世界最高の主審との声もあがるほどの名レフリーです。その彼女でもこのハンドを見逃しました。残念だけど、仕方ないです。これもサッカーです。

 100m × 70mのピッチに、22人のプレイヤーが散らばったり、あるいは入り乱れたりして戦うサッカーでは、100パーセント正確なレフリングはもともと有り得ません。ゲーム中何回かは「?」という場面はどうしてもあります。それをお互いの信頼で「仕方のないもの」と割り切らないと、サッカーは成り立たないのです。

 サッカーとはもともとそういうものなのですが、それでも誤審をした審判は批判を受けます。誤審はやはり無いほうがいいからです。

 このときの誤審によって命拾いをしたアメリカ側のメディアでさえ「物議を呼ぶハンド見逃し」という記事を書きました(USA Today)。

 レフリーの母国であるドイツでは「ビビアナ・シュタインハウスはオリンピックの決勝戦で間違いをした」とマイナス評価を受けました(WELT ONLINE)。

 世界一を決める試合なので、レフリーへの目も厳しくなります。誤審に甘くなったら、そのスポーツは終わるからです。誤審への厳しさの根底にあるのはスポーツへの愛です。

 これはボクシングでも同じです。まだ記憶に新しいパッキャオ VS ブラッドリーの疑惑の判定も世界中で記事になりました。三人のジャッジは厳しく批判されました。海外のライターさんはボクシングが好きですね。

 しかし、日本では、妙なレフリングや妙なジャッジがファンの間で大いに話題になっているときでも、ボクシングメディアは知らん顔。当たりさわりのない記事でさらっと流しちゃうのがいつもの風景。

 あるいは試合をろくに分析もしないで、はじめからジャッジやレフリーの擁護にまわったり... 。悲しいことだと思います。

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2012年08月12日

ボクシング好きですか?


バイポーラ・エンパイア "Feel That You Own It"


命がけで戦った選手にその記事を説明出来ますか?


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2012年06月03日

ブアカーオ引退で考えてしまうおカネの話

 キック/ムエタイで世界的に人気のブアカーオ選手が引退を発表しました。所属していたポー.プラムックジムとの契約問題があったことは知られていましたが、そのことが解決されなかったための結論のようです。

 ようするにおカネの問題なわけですが、これをブアカーオ選手の個人的な問題のように思ってほしくはありません。

 ブアカーオ選手ぐらいになると、彼の契約内容があとに続くほかの選手のモデルケースになってしまいますので、自分がフェアな契約を勝ち取らなければあとに続く選手たちに悪い例を残すと彼は考えていたのではないでしょうか。具体的にわたしたちが何かを知っているわけではありませんが、今回のことのうしろにはそういう意味があると思っています。


 アメリカのように選手のファイトマネーをコミッションがはっきりと公表してくれる国はいいですが、そうでない国ではいつまでたってもおカネの話がタブー扱いで、選手の地位が向上しないんですよね。こまったものです。

 お金に関しての誤解といえば、雑誌やテレビの取材です。独占取材で一冊本を書くとか、ひとつ番組を作るというのなら別ですが、単に公開練習の取材だったり、試合前後の囲み取材だったら基本的にお金なんか発生しません。

 でも、誤解する人がいるんですね。先日のアマチュアボクシングでのしずちゃんの活躍をものすごく叩いている人がいて、そのひとは「アマチュアとかいいながら会場にぞろぞろ取材陣連れ込んで金儲けしてるじゃないか」とか言っているのです。 ...あきれました。

 プロの選手でさえファイトマネーよりも持ち出しのほうが多くて赤字のことが一般的な格闘技。選手のことを支えたいと思うのなら時々でもいいからチケットを買って会場に見に行きましょう。ブログなどでチケットを売っている選手がいたら、その選手から買いましょう。よろしくおねがいします。

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2011年07月06日

WBAフェザー級王者チェ・ヒョンミ戦績詐称事件とその反応 ボクシング女子

boxing

 WBAフェザー級世界王者のチェ・ヒョンミ選手(韓国)のプロデビュー戦(とされていた試合)が架空のもので、実際の試合数はいままでの公式発表より1戦少ない5戦4勝1分であることが韓国で5月にあきらかにされました。

PABA(汎アジアボクシング協会) 架空であったことが確認されたのは2008年6月26日のPABA(汎アジアボクシング協会)ジュニア王座決定戦。これまでの記録では中国のチャン・ジュアンジュアン選手と戦ったチェ・ヒョンミ選手は3ラウンドにTKOで勝利してPABAフェザー級ジュニア王座を獲得したとされていました。

 しかし、実際にはこの試合はおこなわれておらず、チェ・ヒョンミ選手はまったくプロボクシングの経験が無い状態で2008年10月のWBAフェザー級世界王座決定戦でデビューし、その試合で世界王者となっていたものです。

 この件については、問題が問題だけに、WBAフェザー級王座剥奪の可能性も考えられましたが、事件以来一ヶ月が過ぎても続報が無く、どうやらチェ・ヒョンミ選手の王座は剥奪もされなければ返上もない模様です。

 チェ・ヒョンミ選手は北朝鮮生まれで、14才のときに家族全員で亡命して韓国人となりました。そして北朝鮮時代から練習を積んでいたボクシングで韓国でアマチュア選手として活躍、2007年9月にプロ転向。その後、最初のマネージャーがなにかトラブルをおこしたとかでなかなかプロデビュー戦を組めない状態でしたが、外国(中国)でプロデビュー戦をしたかのような工作をおこなって「実績」を作り2008年10月に世界戦をおこなっていました。

 このことについてチェ・ヒョンミ選手は「当時わたしは18才でプロボクシングのことは何も知らずボクシングビジネスの人たちの言うことに従うしかありませんでした。」「このことでベルトを剥奪されても仕方ないと思っています。」と語っています。

 チェ・ヒョンミ選手のお父さんは「(2008年6月26日の試合当時には)会場の周辺に中国当局の関係者が送り込まれているという情報があり、(北からの亡命者である)わたしたちは会場行きをあきらめたが、KBC(韓国ボクシングコミッション)の資料ではその試合をやって勝ったことになってしまった。」と説明。PABA会長のシム・ヤンソプさんは「この試合の準備はしたが現地で脱北者の取り締まりをおこなっているという情報があったのでわたしは現地に行くなと言った。この試合はおこなっていない。」と明言。

 しかし、それでは実際には無かった試合がなぜ記録に残ったのでしょうか?

 この架空の試合は、韓国ボクシングコミッション(KBC)の公式記録に細かく記載され、ネット上のボクシングアーカイブであるBoxRec.comなどでも堂々と公開されてきました。このような記録が何かの間違いや誤解で残されたとは考えにくいため、意図的な捏造であったことは確実と思われます。

wba では、この試合が事実でないことを一番良く知っているPABA会長シム・ヤンソプさんが架空の記録を放置して来たのはなぜか?韓国ではPABA会長シム・ヤンソプさんこそがこの捏造事件の黒幕であると報道されていて、韓国ボクシング界の組織ぐるみの不正であった可能性が非常に高いようです。

 シム・ヤンソプさんは韓国のボクシング界では広く顔がきく実力者で、PABAの会長であり、WBAに対する韓国側の窓口とも言われている人物で、プロ未経験のチェ・ヒョンミ選手が世界タイトル決定戦のチャンスをゲット出来たのも、大きな権力を握っている彼の助けがあったからと考えれば合点がいく話です。

 今回の事件から浮かんで来るのは、韓国ボクシング界の腐敗とWBAという組織のいい加減さです。

 この事件は一人の選手の便宜を図るために、ありもしない試合があったことにして、負けてもいない選手をTKO負けにしているとんでもない事件ですが、調べてみると負けたとされているチャン・ジュアンジュアン選手(中国)は、この事件の前にも後にも試合の記録が無く、実在の選手かが非常に怪しい感じです。また、その日の同じ大会の試合として現在も記録に残されている他の3試合の選手(中国選手1人、北朝鮮選手5人、計6人)全員がこの試合以外には記録が無く、2008年6月26日に中国でおこなわれたというこの大会がそっくりそのまま架空の存在だという可能性も強くなってきました。

 この事件は、ほんの出来心や何かの間違いで発生したものではなく(犯人がシム・ヤンソプさんかどうかは別にしても)この世界でかなりの実力を持つ何者かがきちんと準備して仕組んだものであることは間違いありません。

 つまり、ボクシングの関係者が組織ぐるみでマスコミやファンを騙していたのがこの事件です。

 このことが報道されると韓国では当然のようにこの業界の在り方そのものが根本から非難を受け、いままで何回も不祥事を起こして不人気スポーツとなっていた韓国プロボクシングは、今度こそ本当にその名誉や尊厳をすべて手放したような状態となりました。

 韓国のネットでは
「プロの戦績が無くてもなれるようなのがボクシングの世界チャンピオン?」
「韓国の女子世界チャンピオンのほとんどがプロ経験10戦以下で世界タイトルを取っているのはおかしくないか?」
「OPBFやPABAの女子タイトル戦が韓国でメインイベントに組まれたら韓国ボクシングの未来は無いと思う」
「韓国に来るタイ人女子選手はあまりにも実力に欠け、基礎の力すら無いのはどうしてか?タイ人相手に勝ってもなにか意味があるのか?」
キム・ジュヒ選手は世界4団体統一王者と言われているけど、世界的には全然騒がれていないのはどうしてか?注目されていないのではないか?」
などというような疑問・疑惑の声が書き込まれ、韓国ボクシング界はこのようなファンの声に回答しなければいけない立場に追い込まれてしまいました。

 このような逆風の中に今月突然立たされてしまった選手が三人います。7月9日にタイトル防衛戦を予定しているIFBAミニフライ級王者キム・ダンビ選手と4団体統一王者キム・ジュヒ選手、そして16日に防衛戦を予定しているIFBAストロー級チャンピオンのパク・ジヒョン選手です。

 IFBA王者のキム・ダンビ選手とパク・ジヒョン選手が迎える挑戦者はどちらも無名の中国人選手...。関係者にとっては、実に「間が悪い」状況でしょう。そこで、韓国の人たちから最も尊敬と人気を集めている過去の名選手であるキム・メッサーさんをアメリカから呼んでふたつのタイトルマッチのスーパーバイザーにすることできちんとしたタイトルマッチであることをアピールする考えのようです。

 また、キム・ダンビ選手と同じ日に防衛戦を予定している4団体統一王者キム・ジュヒ選手は、その対戦相手が、一昨年の9月に一度戦ってキム・ジュヒ選手がTKOでくだしているファプラタン・ルークサイゴンディン選手(タイ)。すでに倒した同じ選手をもう一度呼んでのリマッチということで、これも、時期が時期だけに、ファンからの冷たい視線を集めそうなカード。

 この試合では、元世界王者のテリー・モスさんをアメリカから呼んでスーパーバイザーとベルトのプレゼンターをやってもらうことが決定しているようです。みんな考えることは同じなんですね...。

 ファンからの「韓国の女子ボクシングはインチキなんじゃないか?」という声に答えるために、結局は、外国からの権威付けという安易な手段を選んでしまった韓国ボクシング界。

 なんか、信用回復に向けての努力の方向が、かなり違うような気がするんですけれど...。

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2011年04月30日

会場で見かける光景

 客席にはいろんな人がいます。選手の知り合いの人、特定の選手のファンの人、特定のジムのファンの人、競技全体が好きな人、etc.

 選手の知り合いの人たちが一生懸命応援すると会場も盛り上がりますし、いい空気になります。そして、応援してもらった選手が自分の試合が終わってから客席に来て、応援団の人たちにお礼を言って歩くのも会場ではよく見る光景です。

 だけど、ときどきお礼が終わっても控え室に戻らないでそこで立ち話を続け、後ろの席の人から「試合見えないよ」と怒られたり、同じジムの選手が試合をしているその時に、試合コスチュームのまま目立つ席で、応援もせずに話し込んでる人もいます。

 でも、お芝居で仲間の役者さんたちが演じている時に、自分の出番が終わったからと客席におりてきて知り合いと話し込む役者さんがいるでしょうか?

 当たり前のことですが、試合が終わった選手は客席で目立ってはいけません。試合を見ているお客さんを邪魔してはいけません。会場の空気を壊してはいけません。気をつけましょう。特に一部ボクシングの人たち。部活じゃないんですから。

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2011年02月16日

試合会場での公開スパーやエキシビションマッチに存在価値はあるのか?

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 3月7日のカンムリワシファイトでWBCライトフライ級王者富樫直美選手(ワタナベ)とWBCアトム級王者小関桃選手(青木)がリングにあがってスパーリングを披露するそうです。3月12日の世界戦の話題を盛り上げるためのプロモ活動の一環ですね。

 富樫選手と小関選手は2月22日にも同じ後楽園ホールで小笠原恵子選手(トクホン真闘)と公開スパーの予定があります。

 昨年12月に女子の試合を集中させた後遺症で1月と2月は国内では女子のボクシングマッチはひとつもありません。ですから話題継続のために何かをしなければならないのは理解出来ます。

 しかし、それが間近に防衛戦を控えて無理が出来ない王者のスパーとは...。試合前の疲労のピークの時期に公開スパーをやってもいい動きが出来るとも思えませんし、力の入った打ち合いをしてケガをしてもいけません。

 かと言って、男子選手の真剣勝負の大会で女子がヌルいスパーを見せたとしたら逆宣伝になる可能性も充分。むずかしいところです。

 当ブログでは昨年3月、RENA[レーナ]選手とハム・ソヒ選手のシュートボクシングエキシが馴れ合いの小芝居みたいなくだらないものだった時に「舐めたことしてるとすべてを失います」と警告しました。

 それにもかかわらず、12月のJ-GIRLSさんのキックの大会では田嶋はる選手の引退記念エキシビションマッチで田島選手とグレイシャア亜紀選手、紅絹選手、Pirika選手という同団体の看板選手たちが、ニヤニヤ笑いながらロープに飛んだり、ドロップキックをしたりという子供の遊びのような醜態を演じました。

 お金をとってお客さんに見せている大会ではどんな形であれ馴れ合いや悪ふざけはするものではありません。そんなことをやる選手も、やらせるプロモーターもプロ失格。

 お客の前での公開スパーやエキシビションマッチというものは真剣にやらなくてはならないのです。

 ジェシカ・ボップ選手の公開スパーはこんな感じです。ジェシカ・ボップ選手(白/イエローのトランクス)

 オリビア・ゲルーラ選手の場合はこうです。
オリビア・ゲルーラ選手(赤のトランクス)

 2002年のIKUSA雷襲での熊谷直子VS早千予の伝説のガチスパーはここで見られます

 やるのなら本気を期待します。手を抜いた公開スパーやエキシビションマッチは恥ずかしいことだと思ってください。

関連記事 エキシビションマッチとは何か?! RENA[レーナ] vs ハム・ソヒ

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2011年02月07日

プロスポーツを支えるのはファンの存在だということが分からない人もいる

boxing

 サッカー、バスケ、野球、ゴルフなど、世の中にはたくさんのプロスポーツがあります。そして各分野のトップ選手になると年間数千万円、数億円という一般のひとの感覚をはるかに超えたビッグマネーを手にしてスポーツ・セレブと呼ばれるようになったりもします。ボクシングではひと試合で数十億円というファイトマネーの話も現実にあります。

 今では当然のようになっているこのスポーツセレブ、スポーツスーパースターという存在ですが、かつてのスポーツ界にはなかったもので、その最初の一人となったのはモハメド・アリ選手でした。

 アリ選手は単に試合をこなすだけではなく試合のないときにも常にメディアに話題を提供し、非常に旺盛なショーマンシップで会場をもり上げ、もちろん試合の内容も超A級。ファンは喜び、客席は満員。スポンサーになりたい企業が押しかけ、大金が集まります。そのお金でさらに大きな試合を開き、ボクシングは巨大イベントへの道を歩み、キング・オブ・スポーツとして現代プロスポーツの基礎を作っていったのです。

 このようにファンを喜ばせることがプロスポーツの使命であり生命線であることは疑いようのないことです。が、しかし、そういう常識を共有出来ないひとも実はけっこういるのです。

 たとえば柔道やレスリングなどのアマチュア競技から格闘技に来た選手の一部がそうです。日本の女子総合格闘技は層が薄くてマッチメイクに苦労している競技ですが、そこの某選手はリマッチが嫌いなことで有名でした。リマッチの話が来ると「その人にはもう勝った」と断るそうなのです。

 ボクシングをはじめあらゆるプロスポーツではリマッチは大事な興行の目玉です。ある試合が評判が良かったら、それの再戦はファンの関心を呼びます。その再戦がまた評判が良ければ今度は3回めの対戦を組みます。特にこの3回めはボクシングではラバーマッチといって非常に価値があるものと言われます。この「名勝負数え唄」でプロスポーツは大きく盛り上がるものなのです。

 モハメド・アリ対ジョー・フレイジャーは3回やりました。パッキャオモラレスも3回です。これがプロスポーツなのです。それを再戦すらあっさり断られたらプロモーターはどうすれば良いのでしょう。プロスポーツを見ないでアマから来た選手にはときどきこういうプロの仕組みが分からないひとがいるのです。

 また、やはりアマから来たひとにはベルトの防衛の概念のない場合もあります。ベルトはアマチュアのメダルと違って永久にその人のものになるわけではなく、王座に就いているときしか巻く権利のないもので、そのベルトを何回防衛出来るかということが王者の価値を高め、ファンの人気を集めるものですが、それを分からない人はベルトを獲得しただけで満足したり、防衛戦にちからをいれなかったりということになります。

 数年前に北朝鮮にリュ・ミョンオクという非常に強いアマ出身の女子ボクサーがいましたが、通算3回スーパーフライ級の世界王者になったものの、最初のベルトは防衛せずに剥奪され、次のベルトは1回防衛したものの2回めの防衛をしないで剥奪。3回めのベルトも1回防衛しただけで剥奪という非常に不安定な活動でした。

 王者がこんな状況ではこの階級が盛り上がるはずもなく、スーパーフライ級は女子の不人気階級となっていましたが、メキシコのアナ・マリア・トレス選手が王者になり積極的な防衛活動を繰り返した結果、現在は非常に注目を集める人気階級となっているのはご存知の通りです。

 世界にはいろいろな社会の形態があります。中国や北朝鮮のようにプロ興行やチャンピオンベルトというものが定着していない国。韓国のようにかつてはプロ興行があったのに現在では壊滅状態の国。タイのように地元の名士のお恵みで無料イベントとしておこなわれている国。

 しかし、その国の事情がどのようなものであっても、ボクシングはイギリスやアメリカで発祥して発展した西洋スポーツの文化であり、システムもそれに基づいて作られています。プロボクシングに参加したいのであればそのシステムと精神を尊重する必要があります

 チャンピオンになった者は規定の期限内に防衛戦をするべきであるし、タイトルマッチは団体の本部が決めたランキング上位同士が戦うべきであるし、無気力試合でファンを失望させるようなことはするべきではないし、判定は世界基準の公正なものにするべきであるし、いつでもプロの誇りを持って正々堂々と戦うべきなのです。

 2008年以降の日本の女子ボクシングはプロ意識の欠如したタイのボクシング界のいい加減さの巻き添えになって大事な時間をムダにしてきました。

 タイから招聘した二十数人の女子ボクサーのうちまともな試合をしたのはほんの少しで、あとは完全な素人だったり、最初から試合を投げたり。世界ランキングの低位にも届かない二流の選手のくせに裏工作かなにかで突然暫定王者になって日本人正規王者と同じベルトを巻いて王座の価値を下げたり、ひどいことばかりをやられてきました。

 前にも何度も書いていますがQRはタイの国も人もごはんも音楽も文化もムエタイも大好きです。タイの人たちには常に大きな尊敬とあこがれをいだいています。

 しかし、タイのボクシングの業界とその関係者は大嫌いです。彼らがどんなに日本のボクシングを傷つけているかはこのリスト http://www.jbc.or.jp/web/invitation/invitation.pdf を見ただけでも明白です。これはお金を出して見に来たお客にとんでもないひどい試合を見せてボクシングの権威を傷つけた外人選手のリストですが、そのほとんどがタイ人選手です。現実にはこのリストの数倍のタイ人選手が最低の試合で客席の怒りと失望を買っています。これは氷山のひとかけらなのです。

 ノー・モア・タイボクサー。これ以上ボクシングの人気が下がらないように、JBCさんには世界ランク15位以下のタイ人選手は招聘禁止、無気力ボクサーを送り込んだタイ人関係者の日本ボクシング界接触禁止などの断固とした処置をお願いします。

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2010年06月23日

応援をしてもらうということ

boxing



 ワールドカップの熱狂が連日世界のどこかの国を揺さぶっています。優勝候補のアルゼンチンではアレハンドラ・オリベラス選手やマルセラ・アクーニャ選手もW杯の予想インタビューを受けたりして大変な騒ぎ。昨夜はお隣の韓国が予選突破を達成し、喜びに沸きました。

 韓国代表ホ・ジョンム監督は試合後のインタビューで「深夜にもかかわらず応援してくださる大勢のみなさん、本当にありがとうございます」と韓国のサポーターに感謝の気持ちをのべました。

 応援していただいたらお礼を言う、ごく当たり前の話ですが、Jリーグには時々それがわからない選手がいて、問題になることがあります。思うとおりの試合が出来ずに腹が立ったのでサポーターを無視して帰るという子供みたいなひとがいるのです。

 それと同じようなひとがボクシングにもいます。インタビュアーに「ファンの人たちにひとこと」と言われるまでお礼の言葉が出ない人(マイクを向けられたら試合の感想よりも何よりも早くお客さんにお礼を言うようでなければなりません)。

 自分の思うような試合じゃなかったからと暗い顔のままインタビューを受け、客席に手も振らず、笑顔も見せずに帰っていく人。

 自分がいい試合を出来なくて気分が悪いのは自分のせいであってお客さんのせいではありません。

 お客はへたな試合を見せられた上に不愉快な顔までされたらどうすればいいんですか?


 プロはお客を楽しませるものでしょう。お客さんはあなたの試合のためにお金と時間を使っているんですよ。

 プロ化されて二年以上も過ぎているのにダメな態度が変わらないところを見ると、まわりの人たちがそういう指導をしないのでしょう。わたしたちはいままであまり言いませんでしたが、今日はまわりの人たちのかわりに言います。

 プロならプロらしく最低限度のマナーを守りなさい。

 試合後は言葉や態度でファンに感謝をあらわしなさい。

 どんなに試合内容に不満足でも勝った選手は会場に笑顔を見せなさい。

 レフリーに手を挙げられる時は顔を上げて客席を見なさい。

 大会場の時は必ず2階席、3階席にも顔を見せなさい。


 以上、負けたときはいいですから勝った時は必ず実行してください。

 これはQRが客のわがままで言っているのではありません。以上のようなことはプロの最低限のマナーであって、ほとんどの選手はきちんと守っています。

 しかし、光の当たる立場にいるのにマナーが出来ていない2〜3人の選手のために、女子ボクシング全体のイメージが悪くなっています。

 このままでは女子ボクシングは消えます。そのことを心配して言っているのです。

 人にはそれぞれ個性があります。誰でもが面白いことを言えるわけでもないし、華やかな空気を持っているわけでもありません。

 でも、勝った時ぐらいは笑顔を見せてください。それぐらいは出来るでしょう。それさえも出来ないというのなら、プロをやめるしかないのです。

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2010年03月20日

エキシビションマッチとは何か?! RENA[レーナ] vs ハム・ソヒ 2

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 きのう(3月19日)のJEWELSさんの興行には都合がつかずに行けなかったのですが、ひとから話を聞いていやな気持ちになりました。

 RENAレーナ]選手とハム・ソヒ選手のエキシビションマッチが馬鹿みたいな結末だったらしいですね。

 格闘技の世界ではエキシビションはあくまでも模範試合です。

 格闘技のエキシビションマッチは判定こそはありませんがKOはあります。女子キックのエキシビションマッチのKO決着も実際に過去にあります。

 RENA選手とハム・ソヒ選手のエキシビションマッチを見たくて足を運んだ人もいるでしょう。そういう人に笑われるようなら出ないほうがましです。

 もちろん、主催者さんサイドからの演出的な要請があったのでしょうけれど、それでも全部をそのとおりにやってはいけません。すべてを主催者さんの好みに合わせていたら選手はつぶされます。そういう例は過去にいくらでもあります。

 QRのキックボクシングやシュートボクシングの記事にたいして「ああいうものは八百長だから載せるな」と書いてくる人がいます。世間には格闘技にたいしてそういう疑惑を持っている人は少なくないのです。そういう人たちに「やっぱりね」と思わせるようなことはしてはいけないのです。

 もう一度言います。格闘技は八百長疑惑との戦いです。一度疑われたらもう終わりです。

 舐めたことしてるとすべてを失いますよ。忘れないでください。

 ボクシングWBOおよびWBA世界チャンピオンのジェシカ・ボップ選手のエキシビション動画をここに貼ります。

 世界チャンピオンが真面目に打ち合っています。これがエキシビションマッチです。

 自分たち自身の価値を自分で落とすようなことをしたRENA選手とハム・ソヒ選手と主催のJEWELSさんにイエローカードを1枚ずつ進呈いたします。



エキシビションマッチ
ジェシカ・ボップ(アルゼンチン)ピンクのヘッドギア
勝敗無し
クラリベル・クルーズ(アルゼンチン)青のヘッドギア

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2010年03月01日

オリビア・ゲルーラのエキシビションマッチが大反響 WBC/WBA統一戦へアピール 女子ボクシング

boxing


2010年2月27日(土)ペルー リマ
Box Night "La noche de Invictos"

エキシビションマッチ 3回
WBCスーパーフェザー級王者
オリビア・ゲルーラ(カナダ)
勝敗無し
メリッサ・セント・ヴィル(アメリカ)



ペルーの新聞の記事 WBAスーパーフェザー級王者キナ・マルパルティーダ選手(ペルー)とのタイトル統一戦をアピールするために、ペルーを訪れたWBC同級王者オリビア・ゲルーラ選手(カナダ)が、首都リマで開かれたボクシング大会に参加し3ラウンドのエキシビションマッチをおこないました。この様子はテレビ中継され、大反響を呼んだようです。

 エキシのあと、オリビア・ゲルーラ選手とメリッサ・セント・ヴィル選手はファンに囲まれて2時間以上にわたってサインに応じ、スターのような扱いを受けたとのこと。ゲルーラ選手は「わたしのキャリアの中で最高の体験」と語りました。

 ペルーで大人気の王者マルパルティーダ選手はこの日の試合会場には来なかったそうですが、彼女との対戦に向けてのゲルーラ選手のアピールは大成功だったのではないでしょうか。



 世界チャンピオンのベルトを引っさげてどんどんアウェイに出て行く攻めの姿勢は、なかなか出来るものではありません。日本、フランス、ペルーと、世界中どこにでも飛んで行って試合をするゲルーラ選手は本当のプロですね。

「わたしはキナを恐れません」オリビア・ゲルーラ

WBCスーパーフェザー級王者
オリビア・ゲルーラ(カナダ)24戦12勝10敗2分3KO

メリッサ・セント・ヴィル(アメリカ)3戦1勝1敗1分

WBAスーパーフェザー級王者
キナ・マルパルティーダ(ペルー)14戦11勝3敗3KO

前回記事 WBAに不信? 統一戦を望むWBCスーパーフェザー級王者オリビア・ゲルーラ

関連記事 オリビア・ゲルーラ パリでWBC防衛戦勝利

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2009年10月30日

ファンはホットに!選手はクールに! お客と選手は立場が違うという話

 お客さんというのは、いつでも理想を求めるものです。映画を見に行くときも、ライブを見に行くときも「きっといい映画だよ」「絶対いいライブのはず」と思うから見に行きます。「駄目そうだな」と思いながら行く人はいないですよね。

 スポーツもおなじです。自分のお気に入りの選手がいいモノ見せてくれると信じるからおカネを出してチケットを買います。勝つと思うから見に行きます。

panda もちろん、冷静に考えれば勝ちそうもない選手、結果が見えているようなカードもあるでしょう。けれど、「実力が出せれば良いセン行きそう」「調整が完璧ならば勝てるかも」「もしかすると、もしかして」と理想の結果を信じておカネを出してしまうのがファンなのです。そして、そうやって信じてくれるファンがいるからこそプロのスポーツというのは成り立つのです。

 あなたの町にプロサッカーチームがあるとします。そのチームの可能性を信じて試合を見に行く人が多ければ経営は成り立つでしょう。チームが存在できればファンは結果を期待するでしょう。

 でも、そこでチーム側が「うちは経営規模が小さいからあまりいい選手もいい監督も雇えないし、いい結果は期待しないでください」と言ったとします。そしたら、そのチームはそこで終わりです。

 現状はどうであろうと、そこをなんとかアゲていくのがプロでしょう。それを、現状に負けて向上心を捨てているようなチームなんか、試合で勝てるわけがないです。人気も出ないです。おカネも集まらないです。そこで終わりです。

 どんな状況でも選手やスタッフは一歩でも上を目指して頑張るのがプロ。それを叱咤激励するのがファン。

 うちはファンサイトだから、ファンの目線でファンの気持ちを書きます。駄目な試合は駄目と言うし、駄目なレフリーは駄目、駄目な判定は駄目、駄目な運営は駄目です。

 いろんな事情があるんだから長い目で見るべき、文句を言い過ぎるのは良くない、というご指摘をいただくこともありますが、「いろんな事情」は客席からは見えないんですよ。お客には関係無い世界のことです。

 わたしたちは客席の人であって、業界の人ではないです。評論家でもありません。ただのファンです。ファンが駄目な現状を受け入れてブーイング言わなくなったら、サッカーチームは終わりです。愛あるブーイングは拍手よりも価値があるものです。拍手はだれでも出来ますけど、ブーイングは勇気がないと出来ないんです。

 「いろんな事情」を勝手にくみ取って黙っているような人はサッカーの会場では地蔵と呼ばれます。もしもQRが「いろんな事情」に巻き込まれて何も言わないようになったのなら地蔵と呼んでください。

 ここまで書いたことはファンの立場、ファンの心意気について。選手の立場、選手の心構えは全然これとは正反対です。

 自分のやりたいタイミングでやりたい試合を出来る選手なんかいませんよね。やりたくない時期のやりたくない試合でも、決まってしまったら「がんばります」「期待してください」と言うのが選手。「気持ち的にイマイチなんだけど」「自信ないです」と言いたいけれど言えない。最初から理想と違うところでスタート。ある意味、ファンや自分にさえ嘘をついてのスタートです。

 練習スケジュールが進んでもどうもエンジンかからない、減量が不安、風邪ひいちゃった、足痛めちゃった、イライラして人とうまくいかない、いろいろあるでしょう。でも、取材されれば「コンディションいいですよ」「勝ちます」と言わなきゃならない。言った以上は負けられない。心理的にもつらいでしょう。それがプロのきついところ。いやな顔は見せられない。お客商売の大変なところです。

panda4 さらに試合当日に、駄目なレフリーにあたるかも、駄目な判定されるかも、駄目な運営で理不尽なことが起こるかも。でも、選手は文句を言えない。(ファンは言えますよ)

 さらにさらに、アウェイだったらファンさえいなくて、それこそ何をされるか分からない。それがガチの世界の恐ろしさ。なんでもありなんですから。

 サッカーだったら練習場にクギをまかれる、深夜にホテルの周囲で大騒ぎをして寝せてくれない、ゴールのサイズを小さくされる、試合では相手の反則をレフリーが取らない、観客がモノ投げてくる...ひどいですね。

 ボクシングや格闘技も滅茶苦茶ですよ。控室がない、アップの場所がない、試合順がよく分からなくて準備できないという小さなことから、試合中に相手が反則ばっかりなのにレフリーが全然無視してるとか。

 計量だけに限っても、こっちが自分用に用意してきた体重計と主催者が用意した体重計の数字が違う、相手の計量に立ち会わせてくれない、体重計の数字と読み上げる数字が違う、など被害報告はいくらでもあります。

 かつて、キックの女王熊谷直子選手がアメリカでボクシングの試合に出たときは、直前に対戦相手がコロコロ変更になる、契約体重もどんどん上になる、結局すごく重い相手との試合になり、ふつうに計量すると体重差がありすぎて許可されないので、熊谷選手だけ着衣で計量。それでも足りなくてポケットにオモリをいれられてやっとパスしたということです。もちろん、負けました。アウェイの人たちは勝つためには何でもしてきます。理想もないし、正義もありません。これがプロの風景です。

 このところ、キックや総合格闘技やボクシングの試合で契約体重が守られないことが何件も続いてます。そのことをQRは「駄目だ」と何度も書いてきました。ファンだからそう言います。

 でもね、選手やその関係者のみなさんは自分たちがアウェイの試合(競技の種類、国内国外を問わず)に出るときは、そういうひどい目にあうことをあらかじめ想定して行ってください。ファンは理想を捨ててはいけないけど、関係者は事実を受け入れてください。事実を受け入れて冷静に対策をして下さい。それがファンと選手の違いです。

 アウェイに行って試合をしたらひどい目にあった、びっくりした、驚いた、って騒いでいる選手や関係者が目に付きますけど、何をいまさらって感じですね。当たり前じゃないですか?!

 アウェイですよ、アウェイ!

 ファンは理不尽な試合を知ったらホットに怒ってもいいけれど、選手・関係者はあくまでもクールに切り抜けないと。それがアウェイ勝負の基礎中の基礎でしょう。

 相手が何キロオーバーしたと分かっているなら恵まれているほうでしょう。計量自体がいい加減なところもたくさんあるんです。

 相手の計量オーバーを最初から想定して、ではコチラはどうしようって案をふだんからいくつも持っているべきです。

試合やめて帰る。
ファイトマネーを増額させる。
エキシ扱いにして公式戦績に載せない。
こんなところが普通の落としどころでしょうか。

 中には「おまえが試合をしないで帰るのは自由だけど、もうお前の国(ジム)からは選手呼ばないからな」などと言ってくる悪質な主催者もいるようです。

 でもね、その言葉に負けて言うことを聞いたら、次に来る人もおなじ目にあっておなじ言葉を言われるかもしれないです。

panda0 結局は、ファイターという人たちは戦うと決めたら帰ることが出来なくて、試合をしてしまうことが多いみたいですが、自分でやると決めたのなら、不利でもやると決めたのなら、負けてからそのことをあれこれ言うのはやめてほしいです。自分の選択したことでしょう。不利を飲んだ自分が悪いんですよ。特に、追加のおカネをもらったのに試合をして負けて不満を言っている人たち、あなたたちはおかしいです。

 まあ、おカネをもらったと言っても規定の金額はけっこう安かったり、そもそも予算がなくてあまり増額できなかったりというのが現実かもしれません。

 だったら、おカネのかからない解決法も考えておきましょう。

 リング上で「体重オーバーしました。すみません」と相手に言わせるとか。相手のキャッチフレーズ『サイボーグ』とか『ベビー・ドール』とかを捨てさせるとか。心理的にこたえるペナルティを与えましょう。

 相手は地味な入場で、こっちだけが派手な入場とか。負けたとしても目立つのは自分みたいな演出をしてもらえればある意味では勝ちですから。

 そんな提案いやだ?目立ったってしかたない?じゃあ、試合しないで帰ればいいでしょう。

 選手のみなさん、アウェイは本当にヒドイですよ。

 競技にはホームとアウェイという壁があるのはガチのスポーツの基本認識です。「あってはいけないこと」が平然と「ある」のです。日本も外人選手にひどいことをしています。これが現実です。

 だけど、わたしたちファンは、ホームの選手が反則で世界チャンプになったってちっともうれしくありません。レフリー、ジャッジ、主催者、関係者のおかしいところはどんどん突いていきましょう。それがファンの役目ってもんなんです。

本文の内容と写真とは関係ありません。

queensofthering at 23:55|PermalinkComments(1)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote