新しい時代

2016年12月17日

朗報! ゴールデンボーイ・プロモーションがマーレン・エスパーザと複数年契約 アメリカの女子ボクシングの復興なるか? ボクシング女子

 Boxing


 アメリカのプロボクシングがMMAに押されて人気が低落、その結果、女子ボクシングもかつての人気をすっかり失い「アメリカは女子ボクシングにとって地上最低の国」となげく選手もいました。

 つい先日もWBCさんが「アメリカで女子ボクシングの大会が予定されているのにどこのテレビ局も放送しようとしない」と悲鳴のようなコメントを出したばかり。

 そんな悲惨な状況の中、あのゴールデンボーイ・プロモーションさんが史上初めて女子ボクサーと複数年契約を結んだことを発表しました。

 その選手とは、アマボクシングのマーレン・エスパーザ選手(アメリカ)。ロンドンオリンピックのフライ級でメアリー・コム選手(インド)とともに銅メダルを獲得したあの人です。

 エスパーザ選手はアマチュアながらアメリカ国内では大人気で、コカコーラ、P&Gの化粧品、マクドナルドそしてナイキなど数多くのCMに登場、プロへの転向が噂されていました。

 彼女の支持母体はアメリカのヒスパニック系市民。メキシコなどの中米や南米からのスペイン語系移民の人たちです。かれらはいまではアメリカの人口の中では黒人よりも多く、将来は白人より多くなるかもしれないと言われているのですね。

 で、彼らの好むスポーツはサッカーとボクシング。というわけで、アメリカのボクシング界ではヒスパニック系の人気選手の獲得が今後の生命線なのです。ゴールデンボーイ・プロモーションさんの場合は会社オーナーのオスカー・デ・ラ・ホーヤさん自身がヒスパニックの英雄ですから、女子のヒスパニック・スターを獲得するのも当然だったかもしれません。

 エスパーザ選手との契約内容は明らかにされていませんが、常識的に考えて「年に3試合を2年以上継続する」という内容だと思われます。

 ということは、今後2年の間に、エスパーザ選手が主戦場とするフライ級前後の階級の選手が、のべ6名以上彼女の対戦相手としてゴールデンボーイ・プロモーションのビッグマッチに招聘(しょうへい)されるということです。

 これは同じ階級の選手にとってはビッグチャンス。エスパーザ選手と戦えば高い確率でボクシングの全米中継に登場できるでしょう。いい試合をしたらリマッチにも呼ばれるかもしれません。勝ったらタイトルマッチに出られるかもしれないですね。

 絶望のアメリカ女子ボクシングに、久しぶりに希望の光が差してきました。

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2016年11月20日

アマチュア世界チャンピオンの8才の女子キックボクサーがインドで話題 キックボクシング女子

 KickBoxing

WKF イタリアの古都アンドリアで11月7日から12日まで開かれた、WKF世界アマチュアキックボクシング選手権のサブジュニアの部で、インドの8才の女の子が優勝し、母国で「インドの誇り」として話題になっています。

 タジャムル・イスラム選手はインドのカシミール地方に住む8才の女の子(7才という記述もあります)。男一人、女三人の四人兄弟の一人で、兄弟全員がキックボクサーだそうです。

 彼女は今月イタリアで開かれた52カ国が参加したアマチュアキックの大会で、5日間で6試合に勝利してサブジュニア部門のゴールドメダルを獲得しました。

 帰国後はインドのテレビ局が次々に取材に訪れ、インタビュー番組が何本も放送される人気者となっているようです(残念ながら肝心の試合の動画はありません)。

 インドといえば「アマチュアボクシングが強くて、プロのMMAもある」みたいなイメージですけど、これをきっかけにキックやムエタイもメジャーになって欲しいですね。


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2016年01月05日

タイにおけるムエタイのイメージとその変化 「ダサい」から「かっこいい」へ

 Muay Thai

optimum ムエタイと言えばタイの国技。しかし、相撲が日本で人気ナンバーワンのスポーツでないのと同じようにムエタイも現在のタイでは人気ナンバーワンではありません

 70年代、ムエタイは非常に人気で、80年代、カオサイ・ギャラクシー選手やサーマート・パヤクァルン選手など、ムエタイの王者がボクシングでも世界チャンピオンになるとさらに人気は加熱し、彼らの試合がある日にはみんなが中継を見るためにテレビの前に座り、いつもは大渋滞のバンコクの道路もガラガラになったそうです。

 しかし、どんなことでもそうですが、人気のピークが高ければ高いほどその反動も大きく、人気選手が引退すると急激に人気は下降。そのうちに「いまごろまだムエタイを見ているのは時代遅れの人」という空気が生まれてムエタイマニアだけが残り、ボクシングに至ってはほとんど誰も話題にもしないという状況になってしまったようです。

 今のタイの人たちが好きなスポーツは断然サッカーで、英プレミアリーグやスペインリーグなどの話題が連日スポーツ紙のトップ。ムエタイは最後の方にちょっと載っているぐらいです。

 ムエタイのテレビ中継は今でもたくさんありますが、そのほとんどが全盛期のころとあまり変わらない古い感覚で作られており、インターバルに入るCMも農機具や肥料、トラクター、漢方薬などの渋いものばかりで「ムエタイはダサい」のイメージを醸し出す原因となっているようです。
ムエタイのイメージを変えるブアカーオ選手

 そんなわけで、ブアカーオ選手がK1で大人気となっても「ブアカーオ?知らないよ」「なんで日本でムエタイ選手が人気なの?」という感じ。タイの人気お笑い芸人も「なんだか知らないけど日本の女の子はブアカーオが好きなんだよね(笑)。彼はムエタイがなければただのバイクタクシーの運転手なのにね(笑)」というひどい職業差別ネタでウケていたのでした。

 カオサイ選手やサーマート選手がどちらかというと色白なのに対して、ブアカーオ選手が褐色であることも差別につながりました。肌の色が黒いことは田舎くさいイメージらしいのです。実際、タイのテレビには白い人しか出ていません。

 褐色の肌が「精悍」「ワイルド」「かっこいい」という感覚はまだあまり一般のタイの人の意識にはないのです。

 しかし・・・ブアカーオ選手をリスペクトしているのが日本人だけではなく、世界中の格闘技ファンや選手も同じだということがタイにも伝わると、タイ国内に変化が現れました。

 その中でも、タイ最大の航空会社『タイ国際航空(タイエアウェイズ)』がイメージキャラクターにブアカーオ選手を採用したのは大きかったと思います。彼は世界で一番有名なタイ人ですから航空会社としてはある意味当然なのですが、このこともタイの人の意識に作用したようです。

 日本人も自国の良さを外国の人から言われて初めて分かることが多いように、タイの人も外からの視線を感じて価値観を見直したのです。

 以前のジムをやめて独立したブアカーオ選手が自分から積極的にメディアに出たことも、彼が理知的でひょうきんな人であることを知ってもらうのに役立ちました。

 そんなわけで、ブアカーオ選手は今やいろんなCMに出続けています。上掲のスポーツドリンクのCMもその一つ。この秋には、なんとフランス系のファッション雑誌のタイヴァージョンにモデルとして数ページにわたって登場。下はその撮影風景です。これで「黒い肌はかっこいい」とすぐにはならないかもしれませんが、そんな流れにつながればいいと思います。


 また、女子ムエタイも最近は「かっこいい」ものとして認識され始めています。それには、やはりワールド・ムエタイ・エンジェルスに世界中の女子選手が参加したのが大きいです。

 今までも女子ムエタイの大会はありましたが、全員タイ選手だったり、一部しか外国人選手はいませんでした。エンジェルスはほとんど外国人選手だったのがポイント高かったのでしょう。

 一般のおしゃれ系のCMやポスターにムエタイコスチュームのモデルさんが出ることが増えてきていますし、テレビドラマの登場人物が女子ムエタイ選手の設定だったり(試合のシーンはありませんが... )、お金持ちのお嬢様がお屋敷の中でミット打ちをする場面があったり、「ムエタイはダサい」と言われていたことが過去のものになりつつあるのが、2015年から2016年にかけての現在のタイのメディア。このまま本当にかっこよくなればいいんですけれどね。

 もちろんQR的には、ムエタイはいつでもかっこいいです。今年もできるだけ書きますのでどうぞよろしくお願いします。

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2013年07月15日

チェ・ナリ VS ソ・ソンイ 韓国キックボクシングムエタイ新人王トーナメント決勝 動画 キックボクシング女子

 KickBoxing

2013年6月8日 韓国 クリ市体育館
第29回全国キックボクシングムエタイ新人王トーナメント

ライト級決勝 2分3R
チェ・ナリ(韓国)青のグローブ
VS
ソ・ソンイ(韓国)赤のグローブ


 ちょっと前の試合ですが、動画がアップされていましたのでご紹介します。これは6月に韓国のソウル近郊のクリ市でおこなわれた新人トーナメントのライト級女子決勝戦です。ハッキリ言って、見てもあまり面白くありませんので時間のある方だけどうぞ。

 「キックボクシングムエタイ」と言われても、ルールがどういうものなのか、判定基準はどうなのか、など、全然わからなくて申し訳ないです。キックとムエタイではいろいろと大違いな競技なんですが、このへんの大ざっぱさが以前の日本みたいでなつかしい感じです。

 また、試合のレベルもなつかしいですね。決してここに写っている選手たちを笑いものにするつもりはありませんが、この試合のレベルは低いです。でも、それは彼女たちだけの責任ではありません。

 いまの10代の人なんかはこれを見て「ダメじゃん」と思うだけかも知れませんが、むかしを知っている人なら「ああ、ちょっと前まで日本もこういうのよくあったなあ」と思うでしょう。

 もちろん、10年前、20年前でもトップ選手は今のトップ選手と変わらない、あるいはそれ以上の試合をしていました。

 でも、その後の低迷期の多くの選手たちのレベルはこんなものでした。いや、もっとひどい試合も多かったです。ただ必死に手足を出し続けるだけ。根性と体力だけの勝負。そんな試合がザラにありました。レフリングやジャッジもひどかったし、見るのがつらくて帰ろうかと思ったことも。

 キックのJ-GIRLSさんとか、ボクシングのG-LEGENDさんとか、かつては目を覆いたいような試合もありました。

 紅絹選手が5月の試合のあとにマイクを持って「むかしから見ている人は分ると思いますが、今はどんどん試合のレベルが高くなっています。いい選手がたくさん出て来ています。J-GIRLSをこれからもっともっと良くしていきたいのでよろしくお願いします!」と言っていましたが、本当に彼女の言うとおりです。今は全然むかしと違います。

 なぜ変わったかというと、それはレフリー、ジャッジ、トレーナーなど、選手のまわりにいる男の人たちが本気になったからだと思います。

 数年前の低迷期には女子キックや女子ボクシングを本気で考える関係者さんなんてごく一部だったんです。そのごく一部の人たちがごく一部の名選手を育てていたのですが、ここ数年で新しい意識を持つ人たちが増え、男女差別無く選手を育成し、試合の機会を与えるようになりました。

 ママゴトみたいなショーではなく「格闘技をやりたい」ということが分ってもらえるようになったのです。

 よく「女子の格闘技は始まったばかりだからレベルが低い」という人がいます。ネットにもそんな文章をまねて同じようなことを書く人を多く見ますが、格闘技の技術で男と女の違いなんか無いのですから、この説は意味不明です。

 3年間練習している男と、3年間練習している女がいるなら、このふたりの歴史は同じ3年間。なんの違いもないのです。もしも、同じように教えてもらっているのなら。

 いまは本気で教えてくれる指導者の方が増えました。だから、これからの日本の女子はもっと強くなります。

 同じことはタイの女子にも言えます。ヨーロッパやオーストラリアでも同じような感じがします。世界的に女子の格闘技のレベルは飛躍的に上がって来ているようです。

 女子選手が強くなるにつれてみんなの意識が新しくなっていくのです。

ライト級決勝 2分3R
○チェ・ナリ(韓国)
判定
×ソ・ソンイ(韓国)
チェ・ナリ選手が判定勝利でライト級優勝となりました。

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2013年07月01日

画期的な日タイ女子ムエタイ対抗戦 新時代がここにある M-Fight「Suk WEERASAKRECK 供Part.1 ムエタイ女子

 Muay Thai

 このブログ『クイーン・オブ・ザ・リング』が誕生したのが2008年、いまから5年まえになります。幸いにして読者のみなさん、関係者のみなさんのご支持があって継続的に女子立ち技格闘技の情報発信を続けてこれました。

 しかし、最初のころは女子立ち技の国内イベント自体が少なく、海外の情報を羨望の思いでご紹介していたような記憶があります。

 それが現在では女子マッチもある程度は充実し、場合によっては同じ日にイベントが重なってファンがどこを見に行くか困ってしまうようなことまで起こっています。

Japan_vs_Thai

 そんな女子立ち技興隆気配の最近にあっても、6月16日のM-Fightさんの日タイ女子世界タイトルマッチは特筆すべきイベントでした。

 日本とタイのトップ選手5人ずつが同じ日に同じ場所で世界タイトルを争うというのですから、数年前のジョシカク(業界主導で本質の希薄な女子総合格闘技)の陰に隠れて非常に寂しかった女子立ち技の状況を知るファンには感慨深いものがあったと思います。

_MG_6659

 そして、タイ人選手軍団の自信にあふれた表情と、高いプロ意識に裏打ちされたリング上のオーラには、タイという国と、タイの女子、そして伝統のムエタイのそれぞれが持つ可能性、開放性を感じさせる力がありました。

_MG_9087

 この入場の何気ないシーンにもタイの女子の状況の変化があります。ムエタイにくわしいひとならご存知のとおり、タイでは女子選手は最下段のロープのさらに下のすき間をくぐってリングインしなければならないしきたりがあります。タイでは普通はそうやって入場するのです。

 日本ではその必要が無いにもかかわらず、来日タイ選手の多くがやはり日本でも最下段ロープの下をくぐって入場していました。サーサー・ソー・アリー選手のようなスターでもそうしていました。

 しかし、この日は上の写真のようなシーンがあったのです。ロープを押し下げているセコンドの選手の明るい表情を見てください。

 この日、彼女たちの中ではたぶん何かが変わったでしょう。本国に戻ってからも最上段のロープをまたげるかどうかはわかりませんが、以前の彼女たちとは確実に何かが変わったことは確かだと思います。

 さて、日本の女子ムエタイの歴史も短いようで長いですが、その中でウィラサクレック女子の果たして来た役割は決して小さくありません。女子キックイベント『天空』で西田久美子選手(のちにボクシングに転向、当時はウィラサクレック所属)を見た時は衝撃でした。あれから8年がたつんですね。

 これから5年後、8年後にはいったいどのような未来が待っているのでしょうか?タイのそして日本の女子はどこまで強くなっているでしょうか? わたしたちはいま、新しい時代を生きています。

カメラ 野口昌克 Photos by Masakatsu Noguchi

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2013年04月07日

『女子ボクシングチャレンジマッチ』雑感 大会を開く人や記事を書く人は一度自分でお金を出してヨソの大会を観客席から見るべき

 Boxing

 このブログは「観客席目線」で書いています。そのような前提を折に触れて書いているのは、スポーツブログの中には立場をハッキリさせないで書く人も多いからです。

 ある時はお客さん目線ふうに「あの大会は面白かった」と書いていたのに、その大会で何か問題が起こると「いろいろ事情があるんだから仕方ない」というような身内目線にシフトチェンジしちゃうブログって時々ありますが、書く記事によって視点を変えるのは読む人を裏切ることですし、選手のひとたちを裏切ることでもあります。

 ネットに文章を書く人はファンだけではありません。選手や主催者の身内だったり、自分自身が主催者のひとりだったり、「記者」の肩書きがあっても実は利害関係者である場合もあります。そういうひとは、自分たちの都合の悪いことは書きません。都合の悪いことは良いように修正して書くこともあります。満員でない会場を満員と書き、負けたような試合を圧勝と書きます。不評の大会を大好評と書きます。北朝鮮と何も変わりません。

All_Women_Amateur_Boxing

 身内意識というのはそうやってウソに結びつきやすいのですが、さらに根っからの身内の人は、世間の常識と遠くなることもあって悪意が無くても自分たちの間違いに気が付かない場合も多いようです。

 今回の『女子ボクシングチャレンジマッチ』で一番驚いたのはファンの人たちをリングサイドから完全に排除していたことです。多分、座席割りを作ったご本人たちはファンを排除したつもりはないのでしょう。しかし、あの日の後楽園ホールの東側と西側は全席が関係者席に指定され、北側と南側もリングに近い席全部が関係者席。お金を払って見に来たファンは北と南の後ろの方の席しか与えられませんでした。

 いつものどこかの体育館でやっているアマ大会と同じつもりで「関係者席」「選手親族席」「ご招待席」などと適当に紙を貼っていった結果がリングサイドからファンを排除する異常な座席割りになったのでしょうけれど、これを異常と思わない感覚はイベントの主催者としては決定的に失格です。

 「女子ボクシングを応援してください」「女子にもチャンスを与えてください」と言ってチケットを売り、イベントのお客さんとしてファンの人たちを呼んだのですから、あの大会で一番大切なのは来てくれたファンのひとたちに決まっています。その人たちを後ろにして、自分たちとその身内は一番前。興行として有り得ない暴挙でした。

 でも、ボクシング連盟さんはその間違いに今も気が付いていないでしょう?

 それは連盟さんとそのまわりの関係者の人たちにファンとしてお金を払って大会を見に行った経験が欠如しているからです。その人たちは何かの専門家ではあるのでしょうが、ファンの気持ちが分らないのではスポーツイベントのプロではありません。

 一度、どんな大会でもいいからプロのスポーツイベントを入場券を買って見に行って下さい。色々気が付くことがあるでしょう。

 良いことも学ぶでしょうし、いやな思いをすることもあるでしょう。でも、それがスポーツ観戦者のわたしたちとの共通体験になるのです。

 ハッキリ言ってボクシングはアマはもちろん、プロの大会もそのほとんどがイマドキのイベントとしては時代遅れで不親切。そんな中にあって今回の『女子ボクシングチャレンジマッチ』は全体的に良かったと思います。動画をすぐに公開したのも良かったですね。

 プロのG-LegendシリーズやTo The Futureシリーズは、自分が客として観戦する経験があれば絶対に望まないような冗長な素人演出で、お客さんが減ったり、途中で大量に帰ってしまうという悲惨な歴史がありますが、今回の大会にはそういうことはありませんでした。興行としてはその2大会よりもスマートで好印象でした。特設サイトを作ったのも良かったですね(台湾選手の姓と名が逆、どの選手の戦績も載ってない、などの問題はありますが)。

P1250587

 しかし、なによりも当日の会場はリングサイドはガラガラで「関係者席」の白い貼り紙が目立ち、しかも、関係者席にいるほとんどの人が傍観者で応援の声も上げません。その結果、メイン近くの試合以外は会場は非常に静かでずうっと冷えきったまま

 あるスポーツを盛り上げたかったら、人気のコアになるファン層を作らなければなりません。

 大会を盛り上げたければコアなファンに一番近くに来てもらわなければなりません。そうでなければ会場は沸かないのです。

 そういうことはほかの人気スポーツでは常識。ボクシングファンの中でも常識です。ファンはみんな熱い試合を熱い会場で見た経験があり、だからこそファンを続けているのです。

 しかし、ジムの関係者や評論家やライターは自分でお金を出して大会を見た経験がないか、あっても忘れています。だから、料金を払って「熱狂を共有する」感覚に欠け、そういう基本的なことがわからないのです。

 「チケットを買ってたくさん見に行く人が関係者より偉い」と言っているのではありません。「人気や支持を得たいのなら、ファンを大事にするのが第一」という当たり前のことを書いているだけです。

 最後になりましたが、ファンは八百判定を見せられるのが大嫌いです。

 今回、メチャクチャな判定をしたジャッジのみなさんは清水聡選手がロンドンオリンピックで八百長判定された時に何も思わなかったのですか?あなたたちはあの時に資格停止になった八百長ジャッジと何も変わらないように見えますよ。

 ボクシング連盟の皆さん、ボクシング本当に好きなんですか?

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2013年02月19日

4月から日本も加盟 WBO & IBF ボクシング女子

 Boxing

belts 昨年決定されていた日本ボクシングコミッション(JBC)さんのWBOとIBFへの加盟がついに正式に発表されました。

 4月から日本のボクサーは、WBA、WBCだけではなく、WBO、IBFの世界王者への挑戦も出来ることになりました。

 WBA、WBCのベルトを持っている日本人王者はWBO、IBFの王者との統一戦も出来ます。

 これまで日本のボクシング界は、世界中に数多く存在するボクシング団体とその王者を無視して、WBA、WBCだけが世界のボクシングであるという態度を続けて来たわけですが、その長い鎖国時代がこれでやっと終わるわけです。

 しかし、男子はWBA、WBC、WBO、IBFの4団体への加盟で世界の実力者を一通りはフォロー出来るとしても、この4団体が女子の認可を始めたのはここ最近で、女子の世界では後発組であることから必ずしも女子の強豪選手がそこにいるとは限りません。WIBA、WIBF、IFBAなどの先発団体を視野に入れることなくして、その潮流を正しくつかむことは出来ないのです。

 例えば本物のミリオンダラーベイビーとも言うべきボクシング女子の最大のスター、レギーナ・ハルミッヒ選手(ドイツ)が現役中に大切に守り続けたのはWIBFフライ級王座。そして、いまもWIBFの赤いベルトは多くの女子選手のあこがれです。

 真の意味で「世界一」を名乗るのであれば、どこの団体の王者も除外せず、団体の垣根に制限されることなく、どんな強豪にも自由に挑戦出来るオープンな状況が前提であるべきでしょう。

 今回の4団体加盟はたしかに快挙です。けれども、これで良しとするのではなく、本当の意味での開国、本当の意味での自由化に向かって、日本のボクシング界がこれからも歩みを続けることを願います。

 関係者の皆様、どうぞよろしくお願いします。

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2012年11月29日

ついに決定! 日本もWBO、IBFへ来年から正式加盟 多団体時代は統一戦とセット チキン王者は不要

 Boxing

belts 日本ボクシングコミッション(JBC)さんが昨日開いた会議の結果、来年からWBOとIBFに加盟する方針を決めたそうです。

 これはもう正式決定と同じ意味なので、来年からは日本のボクシング選手はWBA、WBCだけではなくてWBO、IBFの王座に挑戦出来ます。

 WBA、WBCのベルトを持っている日本人王者はWBO、IBFの王者との統一戦も出来ます。

 女子の場合、女子専門のメジャー団体というものがむかしからいくつかあって、そこのベルトにも大きな存在価値がありますので、今回の決定ではまだ世界の半分にしか参加することにはなりませんが、それでもWBCとWBAにしか参加していなかったころよりは可能性は広がりますし、本当の実力勝負に一歩近付くことになり、とてもいいことだと思います。

 いままではWBCやWBAの王者になってしまえば、他団体の強い王者と戦うことは出来ませんでしたし、逆に言えば戦わなくてもよかったのですが、来年からはWBOやIBFの王者からオファーが来れば断る理由はありません。(写真上からWBO/IBF/WBC/WBAの女子世界王者ベルト)

 選手にとっては大変かもしれませんが、ファンにとってはいままでは二団体の王者しか見ることが出来なかったのが、四団体の王者を見ることが出来るようになるわけで、いい試合に出会う確率もグンと大きくなり、大歓迎といったところでしょう。

 「二団体から四団体になったら王者が水増しされてチャンピオンの権威が下がる」と多団体承認に反対する声も一部にはあるようです。

 それは王座の統一戦というものをしないのならそのとおりですが、統一戦をどんどん進めるのなら、逆に王座の権威は上がるでしょう。

 いままでは
「他団体の強い王者との統一戦をしなくてもよい」
「WBCやWBAの認める弱そうな挑戦者だけを選んで防衛をすればよい」
という二つの理由で、日本国内には弱い王者が存在出来ましたが、これからは他団体の王者からのオファーを無視して統一戦に応じない王者にはそれなりの評価がくだるでしょう。

 統一戦に勝って2本、3本、4本のベルトを巻くような王者が大きな権威と人気を手に入れる、それが多団体時代の理想であると思います。

富樫直美&ジェシカ・ボップ

 WBOとIBFの現在の女子世界王者は以下の通りの顔ぶれです。

 お気付きのように両団体ともいまのところミニマム(102ポンド)級がありませんが、日本の参加と同時に新設されると言う噂もあります。その場合、新王者にはWBC同級の小関桃選手、WBA同級の宮尾綾香選手との統一戦を必ずやってほしいですね

★WBO女子王者一覧

ミニフライ級 ホン・ソヨン(韓国)
ライトフライ級 ジェシカ・ボップ(アルゼンチン)
フライ級 メリッサ・マクモロー(アメリカ)
スーパーフライ級 カロリーナ・デュアー(アルゼンチン)
バンタム級 空位
スーパーパンタム級 ジェシカ・マルコス(アルゼンチン)
フェザー級 アレハンドラ・オリベラス(アルゼンチン)
スーパーフェザー級 ラモーナ・クーネ(ドイツ)
ライト級 エニス・パチェコ(コロンビア)
スーパーライト級 フェルナンダ・アレグレ(アルゼンチン)
ウェルター級 セシリア・ブレクフス(ノルウェー)
スーパーウェルター級 ハンナ・ガブリエル(コスタリカ)
ミドル級 クリスティーナ・ハマー(ドイツ)

★IBF女子王者一覧

ミニフライ級 カティア・グティエレス(メキシコ)
ライトフライ級 空位
フライ級 エヴァ・ナイト(アメリカ)
スーパーフライ級 デボラ・ディオニシウス(アルゼンチン)
バンタム級 ヤスミン・リヴァス(メキシコ)
スーパーパンタム級 カティー・カスティージョ(ドミニカ)
フェザー級 ダイアナ・サンタナ(ドミニカ)
スーパーフェザー級 クラウディア・ロペス(アルゼンチン)
ライト級 デルフィン・ペルソーン(ベルギー)

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2012年07月30日

神様ではないジャッジ 傍観者ではない観客

02d6b9f8 むかしから「一度くだされた判定はくつがえらない」といわれてきた柔道でついに流れが変わりました。

 オリンピックの準々決勝、判定に対するブーイングが沸き起こると審判委員が協議を開始、その結果、判定がまったく反対に変わってしまうという前代未聞の珍事。


 ジャッジの人たちはブーイングの圧力で判定を変えたというよりも、実際は審判委員からの助言で変えたのでしょう。しかし、観客席が黙っていれば審判委員も動かなかった可能性もあり、やはりお客さんの存在というのは大きいと思います。

 ブーイングで変わるような判定では競技の権威は揺らぐのではないか、という意見もあるかもしれませんが、それは順序が逆で、ブーイングが起こるような判定をした時点ですでに権威は揺らいでいると思います。

 お客の立場になってみれば、ブーイングをするのはかなり勇気がいります。「自分ひとりじゃない、みんなが賛同してくれるはず」と思うからブーイングは出来るのであって、お客さんにそこまで確信させるということは、かなりひどい判定だということなんです。

 「一度くだされた判定はくつがえらない」というのはボクシングでも大昔からの決まり相場ですが「ジャッジは神様ではないからミスもある。ミスしたら訂正する。」という姿勢がオリンピック柔道で示されたのですから、ここはもう一度プロボクシングも考え直すべきだと思います。

 「ジャッジは神聖、批判はタブー」なんて言ってる時代は終わったのです。

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2012年07月27日

放置サイトと割れた窓

 もう1年以上前ですけど、やっとボクシング界にもネットの波がやって来たみたいなことを書きました。

 でも、あれから変わらなかったですね。過去の試合がいつまでも「予定」のところに載っていたり、「結果」がものすごく古いものだったり。まだまだそんなサイトが多すぎます。ネットの波は来ていないみたいです。

 わたしたちは過去にもサイトを作った経験があるからわかりますが、最初はアクセスなんてなくて当たり前。それでも気を落とさないでコツコツ書いていけばだんだん読者が集まってくれるものです。何日かじゃなくて、何ヶ月も続ければ。

yun_11748
Photo by (c)Tomo.Yun http://www.yunphoto.net

 アクセスアップのコツは「リンクをたくさん獲得すること」とよく言われますが、それは人気の芸能人や世の中の流行に沿った内容なら出来るでしょうけど、「これを知ってもらいたい」と思って作ったサイトの場合、テーマがそもそも人々に知られていないものですからリンクをしてもらうのは至難のワザ。このブログだってリンクしていただいているサイトはほんとに少ないです。

 そんなわたしたちは、ひたすら記事を書き続けるしかありません。そして「関連記事」みたいなカタチで自分の記事に自分でリンクをはれば、ひとつ読んでくれたらさらにもうひとつという感じで、ページビューが増えていきます

 このブログの場合、記事はもう数千の単位で蓄積されていますから、毎日のページビューはけっこうあります。新規の記事だけではなくて古い記事を読んでもらえることが非常に多いのです。

 書くから読んでいただける。読んでいただけるから書く。これがネットの基本です。書かれないサイトに来る人はいません。

 「割れた窓効果」って言葉がありますね。ひとつの窓を割れたままで放置していると、そこは管理されていない建物だと思われて、酔っぱらいに二枚三枚と割られ、最後は本当に廃墟になってしまうという。

 停めた自転車の前かごに空き缶を入れられてそのままにしたら、かごがゴミの山になった経験ありませんか?

 人は放置されているものを見ると「これはどうでもいいものなんだ」と思うのです。

 だから、ボクシング系のサイトやブログを持っている皆さんは、ちゃんと更新しましょう。出来ないのなら一旦閉鎖にしましょう。放置してるとどうでもいいものだと思われちゃいますよ。

関連記事 ようやくネット時代にむけて歩きはじめたボクシング界

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2012年02月08日

シュートボクシング、キック、ムエタイの角田紀子[NORIKO.T]41才が国内でのボクシングライセンスを取得

boxing

 シュートボクシング出身で、その後、キック、MMA、ムエタイで活躍してきたNORIKO.Tこと角田紀子選手(白井具志堅)が、日本ボクシングコミッション(JBC)さんから正式にボクサーライセンスの発給を受けました。

角田紀子選手と野木トレーナー
 角田紀子選手と野木トレーナー

 JBCさんのプロテストの受験資格は32才までで、現在41才の角田紀子選手には受験資格はありませんが、昨年、JBCさんの準公式戦であるプロトライアルマッチでプロの6回戦の選手と対戦して勝利している実績が評価されて今回のライセンス発給となったものです。

 プロテスト以外の道からも「実力次第でプロへの門が開かれる」という特例の第一号となった角田選手の存在は、これから多くの選手の希望となっていくことでしょう。

 今回のJBCさんの決定は新しい時代への一歩だと思います。今回の決定にかかわった皆さんへボクシングファンとして深く感謝いたします。

 角田紀子選手の国内再デビュー戦はいつごろでしょう。今後の活躍に期待します。

角田紀子 つのだのりこ(白井具志堅)5戦3勝2敗2KO
(これ以外にトライアルマッチ=準公式戦で1勝)
(戦績はJBC公認以前からの通算です)

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2011年12月24日

日本プロボクシング協会 WBO、IBFに加盟の方針

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wbo-1 日本プロボクシング協会さんが、世界のボクシングのメジャー団体WBOIBFに日本も参加する方針を固め、JBCさんにWBOとIBFに加盟するよう要請していくことが発表されました。

IBF WBO、IBFにはどちらも女子王座があり、今回の決定により日本の女子選手が海外の王座に挑戦出来る可能性が広がることになります。「これ以上王座が増えるとベルトの権威が落ちる」という言い方をするひともいるようですが、日本が加盟しているWBC/WBAの王座の管理は、男女を問わずかなりいい加減なもので、団体が増える増えないの議論の以前に、すでにベルトの権威は地におちています。

 逆に、日本ではWBCとWBAの2団体しか公認されていないのをいいことに他団体の強い王者と戦わないでベルトが守られているという情けない側面もあるのです。今後はこのような特殊な無風状態を打破し、団体の垣根を越えて強い選手同士が戦う本来のボクシングの姿を目指してほしいと思います。日本プロボクシング協会さんの英断に拍手をおくりましょう。

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2011年08月10日

山崎静代、伊藤沙月の『サンライズジャパン』参加 開放化進む日本アマチュアボクシング

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 ほとんどのスポーツ競技の女子選手たちが同じ競技の男子選手たちに比べて経済的に恵まれない状況にあることは世界中どこでも共通の問題。そのため、海外ではアマチュア競技の女子選手たちが写真やカレンダーのモデルとなってその売り上げを強化資金に充てるなどの動きがありましたが、日本でもそれを一歩進めて写真集やDVDの販売にとどまらず、スポーツ協賛企業のイベント出演までを視野に入れた女子選手の活動体『サンライズジャパン』が発足し、昨日結団式がおこなわれました。
サンケイスポーツさんの記事

 アマチュアボクシングからは南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代選手と伊藤沙月(いとうさつき)選手が参加し、記者会見でふたり並んでポーズ。ふたりの写真

 このような企画にアマボクサーが参加することなど、かつてのガチガチに保守的なアマチュアボクシングのイメージからはまったく考えられないことですが、ここ最近急速に日本アマチュアボクシング連盟さんは体質の近代化を実行中、もう以前と同じ目で見ることは完全に間違いになりつつあります。

 つい先日もボクシング連盟さんは元プロボクサーで俳優の赤井英和さんにアマチュアボクシング界への復帰を認めて、指導者資格を与えました。一度プロボクシングに転向した人のアマ復帰が解禁されたのです。これは本当に大きな変革です。

 アマチュアボクシングの充実はその国のボクシング界全体の基礎となるもの。このような開放政策が効果を上げ、日本アマチュアボクシング連盟さんがどんどん力を蓄えていけば、世界の舞台で日本のボクサーが活躍する場面も飛躍的に増えて行くことと思います。これはとてもいい流れです。日本アマチュアボクシング連盟さんに大きな拍手をおくりたいと思います。

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2011年06月28日

JBC安河内事務局長問題 組織改革に至らず ボクシング

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 日本のプロボクシングを統括する組織であるJBCさんが機能停止状態となったことで、それに代わる新コミッションが発足か、あるいは一部JBC幹部職員を入れ替えてのリスタートとなるのかと注目されていた問題は、本日(28日)東京で開かれたJBC臨時理事会の結果、JBCさんの実質的なナンバーワンであった安河内剛事務局長が降格となり、後任を森田健事務局長代行がつとめることを決定して一応の結論を見ました。

 結局、新コミッションは誕生せず、JBC幹部職員も内部の異動があっただけで入れ替えとはならず、ひとくちで言えば騒動前と本質的にはなにも変化はありません。ボクシング:安河内氏、事務局員に降格 毎日新聞

 今回のことは外部から見れば何が争点になっているのかさっぱり分からないものでしたので、人々の大きな注目を集めるには至らず、結果、改革らしい動きへはつながらなかったのはある意味では当然。

 しかし、歴史というものは何度も揺れたり戻したりがあった後で方向が決まって来るものですから、今回の動きは歴史的に見たらまだほんの序章。今後の激動の可能性は内部/外部ともに大いに残っていると考えられます。

 なにはともあれ時代がボクシングにとっていい方向に行くのなら、激動は大いに歓迎すべきものなのですが。

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2011年06月25日

ようやくネット時代にむけて歩きはじめたボクシング界

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 かつては平日の深夜などに放送されていたボクシングの中継もいつのまにか無くなり、テレビで見ることが出来る試合はわずかに世界タイトル戦のみという状況のボクシング。

 人気の下降線の理由は色々言われていますが、そのような傾向に歯止めをかけようという努力がどれだけおこなわれているかというとかなり疑問です。

 特に、各種のスポーツのうちでもっともネットへの対応が遅れているのがボクシングと言われているように、自分たちから進んで情報を発信しようという姿勢に欠けているのが致命的。

 しかし、このところ少しずつですが新しい動きが出てきました。ひとつは以前にもご紹介した日本アマチュアボクシング連盟のブログ。このブログの無かった頃は本当に情報がゼロに近く、アマチュアボクシングを話題にしたくても出来ないような状況でしたから、今は本当に助かっています。

 日本アマチュアボクシング連盟の本サイトのほうは依然としてシンプル過ぎる内容ですがこれでも数ヶ月前よりは良くなっているので、あまりきびしいことをいわずに長い目で見るようにしましょう。

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 しかし、一番の問題はプロボクシングのほうで、これは本当に情報が無くて困ります。こんなに情報の無いプロスポーツがほかにあるでしょうか?野球やサッカーなどのメジャースポーツでは「ここにいけば試合予定と結果がいつでも見れる」という総合情報サイトが必ず用意されており、ファンはそこに行けば観戦予定を立てることが出来るわけですが、ボクシング業界ではそういう情報提供の必要が理解されていないのか、ほとんど手つかずのまま。

 なれているファンは試合スケジュールをチェックするために西日本ボクシング協会東日本ボクシング協会のページに行ったり、各ジムや選手の個別のウェブページやブログをチェックしているのでいいとしても、こんな敷居が高い状況では新規のファンなんて増えるわけがありません。

 そんな状況をなんとかしようというので企画されたのでしょう、4月下旬にボクシング・ジンという新サイトがスタートしました。ここでは試合予定やテレビの放送予定、試合結果やボクシング界でのニュースが網羅されており、ほかのスポーツの総合情報サイトと同じような構成になっています。

 一見してお分かりのように現状ではまだまだ充実と言うにはほど遠いシンプルなサイトですが、方向性としては間違っておらず、このまま粘り強く維持してアクセスを増やしていけば、将来はファンの増大に決定的な役割を果たすようなサイトになるはずだと信じています。

 最後に、ブログやサイトを持っている選手やジム関係者の皆さん、情報は少なくともひと月に1回ぐらいは更新するようにしましょう。更新する予定が無いなら閉鎖しましょう。長い間放置されているページってかなり印象が悪いものですから。

 また、試合前は熱心に宣伝を書いていながら試合が終わると放置というのも印象が良くないです。勝っても負けても結果報告ぐらいは書きましょう。忙しいとは思いますが、予定を書くなら結果はセットですので忘れないようにお願いしますね。

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