ボクシングの試合:2010.4〜6

2010年07月02日

アナ・フラトンが薄氷の王座返り咲き WBOスーパー・バンタム級 アナ・フラトン vs マリア・ビシャロボス 女子ボクシング

 Boxing

2010年6月30日(水)カナダ オンタリオ州 カジノ・ラーマ
"RUMBLE AT RAMA XII"

WBOスーパー・バンタム級王座決定戦
アナ・フラトン(フィリピン/アメリカ)
判定2−1
×マリア・エレナ・ビシャロボス(メキシコ)
スプリット・デシジョンでアナ・フラトン選手の勝利。
96−94、96−94、94−97

アナ・フラトン(青のトランクス) vs マリア・エレナ・ビシャロボス(ゴールドのトランクス)

 WBOとIBAのスーパー・バンタム級世界王座を持ちながら、ことし3月にはWBAの同級王座の獲得にも挑戦したアナ・フラトン選手でしたが、3−0の大差でリサ・ブラウン選手に敗北。

 WBAのベルト獲りに失敗しただけでなく、敗戦の責任からWBOとIBAのベルトを剥奪され、丸腰状態になっていました。

 その彼女が再起をかけて挑んだWBO王座への返り咲き。相手は4月のWBCタイトル戦で王者マルセラ・アクーニャ選手(アルゼンチン)を相手に善戦して名を上げたマリア・ビシャロボス選手(メキシコ)。

 フラトン選手は得意のジャブを主体に試合を組み立てる作戦でしたが、ビシャロボス選手の攻撃的なボクシングに押される場面もあったようで、判定は割れて2対1、かろうじてフラトン選手が勝ちました。

 フラトン選手のトレーナーのフレディー・ローチ氏は「アナは良く戦ったけど目標の半分ぐらいの出来。これからはもっと良くなります。ビシャロボス選手とはフィリピンでリマッチをしてもらいたいと思う。」と発言。これに対してビシャロボス選手も「いいですね」と再戦を快諾しました。

 この試合を含む両者の戦績は以下のようになります。
アナ・フラトン(フィリピン/アメリカ) 10戦7勝2敗1分1KO
マリア・エレナ・ビシャロボス[ビラロボス](メキシコ) 10戦6勝4敗3KO

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2010年06月22日

エスター・フィリ VS デュダ・ヤンコヴィッチ WIBAライトウェルター級王座決定戦 動画 女子ボクシング

boxing

 本日ご紹介する動画は5月にザンビアでおこなわれたデュダ・ヤンコヴィッチ選手(ブラジル)とエスター・フィリ選手(ザンビア)のWIBAライトウェルター級王座決定戦ハイライトです。

 昨年6月、当時11戦全勝のヤンコヴィッチ選手は1階級上の世界王者ホリー・ホルム選手にまさかのTKOで敗れて初黒星。この試合は1年ぶりの復帰戦ですが、いきなりの世界タイトルマッチなのは自信の表れ?

 対するフィリ選手はホームのザンビアと近隣のケニア以外では試合をしていませんが、トップクラスのアメリカやドイツの選手に連勝中で決してあなどれない相手。どんな試合になったのでしょうか?黒のトランクスがヤンコヴィッチ選手、白のトランクスがフィリ選手です。



 いかがでしたか?フィリ選手の強さは驚きですね。ボクシング自体はちょっと荒削りですが、この破壊力あふれるパンチは文句無しに魅力的。

 まだ23才というフィリ選手はもう少し腕を磨いたら間違いなくWBA/WBC/WBOウェルター級王者セシリア・ブレークフス選手やWIBAウェルター級王者ホリー・ホルム選手の好敵手になるでしょう。面白くなってきました。

 2010年5月29日(土)ザンビア ルサカ

WIBAライトウェルター級王座決定戦
×デュダ・ヤンコヴィッチ(ブラジル)
判定0−3
○エスター・フィリ(ザンビア)
エスター・フィリ選手は判定勝ちで同級王者となりました。

 この試合を含む両者の戦績は以下のようになります。
エスター・フィリ(ザンビア)15戦11勝2敗2分4KO
デュダ・ヤンコヴィッチ(ブラジル)13戦11勝2敗5KO

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アメリカ女子ボクシング 4回戦 アシュリー・アルバラード VS マリア・ルイズ

boxing

TNF2010年6月17日(木) アメリカ テキサス州ハンブル
-THURSDAY NIGHT FIGHT-

スーパーフライ級4回戦
アシュリー・アルバラード(アメリカ)
VS
マリア・ルイズ(アメリカ)

 いつもは世界タイトルマッチクラスの動画をご紹介することが多い当ブログですが、本日はアメリカの地方大会でおこなわれたスーパーフライ級の4回戦をご紹介しましょう。

 青のトランクスがアシュリー・アルバラード選手、赤のトランクスがマリア・ルイズ選手。ふたりともこの試合がプロデビュー戦です。



 いかがでしたか?ガンガン前に出る4回戦らしいボクシングでしたね。

 やはり、アマチュアを経験してからプロのリングに上がってくるアメリカの選手は違います。

 というか、男女ともアマ経験ゼロでプロになってしまう日本のリングって?

スーパーフライ級4回戦
○アシュリー・アルバラード(アメリカ)
KO 2回52秒
×マリア・ルイズ(アメリカ)
アシュリー・アルバラード選手のKO勝利

 これにより両者の戦績は以下のようになりました。

アシュリー・アルバラード(アメリカ)1戦1勝1KO
マリア・ルイズ(アメリカ)1戦1敗

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2010年06月17日

ラモーナ・キューネ VS マリベール・サンタナ WIBFスーパーフェザー級タイトルマッチ 結果 女子ボクシング

boxing

2010年6月4日(金) ドイツ ザクセン・アンハルト州

WIBFスーパーフェザー級タイトルマッチ
王者 ラモーナ・キューネ(ドイツ)
VS
挑戦者 マリベール・サンタナ(ドミニカ共和国)

 今年1月にWBO/WIBF/WBCフェザー級王者イナ・メンツァー選手の王座に挑み、火の出るような激闘を展開したものの、顔面負傷のため6回TKOで涙をのんだラモーナ・キューネ選手の復帰戦が6月4日におこなわれました。

 キューネ選手はメンツァー選手との試合で顔面の裂傷と鼻骨の骨折を負いましたが完治し、今回は自身の保持するWIBFスーパーフェザー級の防衛戦で戦線に復帰したものです。

ラモーナ・キューネ VS マリベール・サンタナ 2回〜

 結果はご覧のとおり4回KO。キューネ選手健在。サンタナ選手にとってはかなり荷の重い試合だったようです。

WBO/WIBF/WBCフェザー級タイトルマッチ
○王者 ラモーナ・キューネ(ドイツ)
4回KO
×挑戦者 マリベール・サンタナ(ドミニカ共和国)
ラモーナ・キューネ選手のKO勝利。

 これにより両者の戦績は以下のようになりました。

WIBFスーパーフェザー級王者
ラモーナ・キューネ(ドイツ)17戦16勝1敗5KO

マリベール・サンタナ(ドミニカ)21戦11勝9敗1分4KO

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2010年06月15日

四ヶ所麻美 vs マルネージェ・ベラーノ OPBF東洋太平洋タイトル防衛戦 結果 女子ボクシング

boxing

2010年6月14日(月) 後楽園ホール
ダイヤモンドグローブ Wタイトルマッチ

OPBF東洋太平洋フライ級タイトルマッチ 10回戦
王者 四ヶ所麻美(フラッシュ赤羽)
VS
挑戦者 マルネーレ・ベラーノ(フィリピン)

四ヶ所麻美選手
 精悍な表情で入場する四ヶ所選手の腰にはOPBFの真っ白なベルトが巻かれています。このベルトをかけてのはじめての防衛戦。王者はどんな戦いを見せるでしょうか?挑戦者はかつて山口直子選手にKOで敗れているベラーノ選手。

四ヶ所 vs ベラーノ

四ヶ所 vs ベラーノ
 第1ラウンド開始から基本に忠実にジャブを放ち、ときおりステップインからの右ストレートを出してくるベラーノ選手。

四ヶ所 vs ベラーノ
 これに対し王者四ヶ所選手は、離れた距離に立ってゆっくりと左腕を曲げ伸ばししたり、回転させたりの動作を繰り返すだけで、ほとんどパンチを打ちません。

四ヶ所 vs ベラーノ
 フットワークもボディワークもなく、かなりの時間をガードを開けて突っ立ったままの王者に挑戦者は遠慮なく左右を打ちます。

 挑戦者は数ヶ月前にこのリングでKO負けを喫した悪夢を完全に忘れたかのように伸び伸びとしたボクシングを展開。

四ヶ所 vs ベラーノ
 打たれてから思い出したようにガードを上げてステップバックする王者。

 4ラウンド終了時、7ラウンド終了時のオープンスコアはいずれも三者三様(引き分け1、王者1、挑戦者1)のドロー。

四ヶ所 vs ベラーノ
 回を重ねるたびに客席からの拍手は少なくなり、「とにかく打て」「打たないと勝てないよ」「ガードの上からでもいいから打って」という声が飛びますが四ヶ所選手のボクシングは変わりません。

四ヶ所 vs ベラーノ

四ヶ所 vs ベラーノ
 四ヶ所選手はさすがに最終回は前に出る姿勢を見せますが、反撃されて詰め切れません。

四ヶ所麻美選手
 10ラウンドを通して手数と有効打、リング支配は挑戦者でしたが、全員が日本人ジャッジによる最終的な判定は3−0で王者の勝利。

 前にも書きましたが、お客さんはボクシングが見たくて来ているのであって「日本人が勝ちましたショー」を見たいわけではありません。このような判定を見るたびに「今は本当に21世紀なのだろうか?」と時代が逆流している気分になります。どんなスポーツにも地元判定はあると言われますが、ここまで徹底して地元びいきが定着している格闘技は、いまどきそうそうないでしょう。

 誰ががどんなに擁護しても、試合内容の悪さは本人が一番よく分かるもの。勝利者インタビューに「まだまだ未熟ですみません」と答える王者の暗い声がそれを裏付けています。

 不景気の最中にチケットを買って来てくれるお客さんたちに代金分の内容を見せるのは当然のことです。もちろん、いい試合を見せることが一番ですが、それが出来ない場合は負けを負けとして見せるのも代金のうちなのです。

 それを出来ないリングは消えますし、消えるべきでしょう。

 「打たないと勝てないよ!」と必死で叫んでいたお客さんは、打たなくても3−0で勝ちになる現実を見てどう思ったでしょうか?


OPBF東洋太平洋フライ級タイトルマッチ 10回戦
○王者 四ヶ所麻美(フラッシュ赤羽)
判定3−0
×挑戦者 マルネーレ・ベラーノ(フィリピン)
ユナニマスデシジョンで四ヶ所麻美選手が勝利。
96−95、96−94、96−94

 この試合を含む両者の戦績は以下のとおりです。

OPBF東洋太平洋フライ級チャンピオン
四ヶ所麻美(フラッシュ赤羽) 5戦4勝1敗2KO

マルネーレ・ベラーノ(フィリピン) 7戦4勝2敗1分1KO

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川西友子 vs チュタポーン・ブラディッサン 6月13日4回戦 結果 女子ボクシング

boxing

2010年6月13日(日) 大阪IMPホール
ドラマチックボクシング

バンタム級 4回戦
川西友子(大阪帝拳)
判定3−0
×チュタポーン・ブラディッサン(タイ)
川西友子選手が判定勝利

川西友子 かわにしともこ(大阪帝拳) 2戦2勝1KO

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2010年06月10日

パウンド・フォー・パウンド女王メリッサ・ヘルナンデス ノンタイトル戦で敗れ王座剥奪 女子ボクシング

boxing

2010年6月5日(土)アメリカ インディアナ州

スーパーフェザー級 8回戦
×メリッサ・ヘルナンデス(アメリカ/プエルトリコ)
判定0−2
リンゼイ・ガーバット(カナダ)[写真
マジョリティーデシジョンでリンゼイ・ガーバット選手の勝利。

 昨年、一度予定されながらキャンセルになっていた注目のカード『ヘルナンデスVSガーバット』が先週アメリカで実現しましたが、結果はガーバット選手が2−0で勝利する大金星。「メリッサ・ヘルナンデス敗れる」のニュースが反響を呼んでいます。

 リンジー・ガーバット選手は昨年夏にWBAスーパーフェザー級2位のモーリーン・シェイ選手(アメリカ)からTKOを奪って一気に注目を集めたものの、今年はジーニー・ガーサイド選手(カナダ)にKOで敗れ、ちょっと実力が分からない選手という印象でした。しかし、今回、パウンド・フォー・パウンド最強の一角であるヘルナンデス選手を崩したことで、完全にトップファイターとしてその力が認知されたと言えるでしょう。

 この結果により、ヘルナンデス選手が持っていたWIBAスーパーフェザー級のベルトは剥奪され、ランキングも同級3位に転落。ガーバット選手のほうが上位に進出(同級2位)、1位はジェシカ・ラコッチー選手、王座は空位になっています。

WIBAスーパーフェザー級 ランキング
チャンピオン 空位 vacant
1位 ジェシカ・ラコッチー(カナダ)Jessica Rakoczy
2位 リンジー・ガーバット(カナダ)Lindsey Garbatt
3位 メリッサ・ヘルナンデス(プエルトリコ/アメリカ)Melissa Hernandez

 この階級はこれからどうなるのか、まったく目を離せない状況です。

 現在の戦績
メリッサ・ヘルナンデス(プエルトリコ/アメリカ)16戦12勝2敗2分4KO
リンジー・ガーバット(カナダ)8戦5勝3敗3KO

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2010年06月09日

モニカ・アコスタ VS ディアナ・アヤラ WBCスーパーライト級タイトルマッチ 結果 女子ボクシング

boxing

2010年6月5日(土)アルゼンチン

WBCスーパーライト級タイトルマッチ
○王者 モニカ・アコスタ(アルゼンチン)
判定3−0
×挑戦者 ディアナ・アヤラ(コロンビア)
ユナニマスデシジョンでモニカ・アコスタ選手の勝利。

モニカ・アコスタ VS ディアナ・アヤラ 第6ラウンド 音量注意!

 アルゼンチンのWBCスーパーライト級王者モニカ・アコスタ選手が大差の判定で勝利し、同王座の2回めの防衛に成功しました。

 挑戦者は弱冠20歳のディアナ・アヤラ選手(コロンビア)。彼女は本来は4回級下のスーパーバンタム級の選手ですが、最近は対戦相手を求めてスーパーライト級まで上げて試合をしているようです。

 この試合を含む両者の戦績は以下のようになります。

モニカ・アコスタ(アルゼンチン)14戦12勝2分2KO

ディアナ・アヤラ(コロンビア)14戦8勝4敗2分4KO

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2010年06月08日

ナディア・オクミー vs エレナ・リード WBFタイトルマッチ結果 女子ボクシング

boxing

ナディア・オクミー vs エレナ・リード2010年6月5日(土)フランス リンゴルスハイム

WBFスーパーフライ級王座決定戦
ナディア・オクミー(フランス)
3−0
×エレナ・リード(アメリカ)
ユナニマスデシジョンでナディア・オクミー選手の勝利。

 フランスのベテラン、ナディア・オクミー選手が元WIBA、IFBAフライ級王者エレナ・リード選手(アメリカ)を判定でやぶってWBFスーパーフライ級王座を獲得しました。

 オクミー選手はフランスバンタム級の王者ではありますが、いままでにWIBF、WBA、WBCの世界王座挑戦のチャンスがありながら、いずれも判定負けでいま一歩のところで及ばず、今回が初の世界のベルトとなります。

 新王者のオクミー選手はこれから戦いたい相手としてWBCスーパーフライ級王者アナ・マリア・トレス選手の名前を挙げました。

ナディア・オクミー VS エレナ・リード

 この試合を含む両者の戦績は以下のようになります。

WBFスーパーフライ級王者
ナディア・オクミー(フランス)23戦16勝6敗1分8KO

エレナ・リード(アメリカ)31戦19勝6敗6分5KO

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2010年06月06日

アンナ・ガブリエルがWBOライトミドル級タイトルを開始20秒でゲット 女子ボクシング

boxing

2010年5月29日(土)プエルトリコ

WBOライトミドル級王座決定戦
アンナ・ガブリエル(コスタリカ)
1回20秒TKO
×ガーディー・アルバレス(ドミニカ共和国)
アンナ・ガブリエル選手のTKO勝利

 アンナ・ガブリエル選手が初回20秒という記録的な早さのTKOで世界王座を手にしました、と言えば大変に聞こえがいいのですが、試合の動画をご覧になればお分かりのとおり内容的にはお粗末のひとこと。これは詐欺まがいの世界タイトル戦でした。



 このところ中南米の業界関係者が必死に売り込みをかけているアンナ・ガブリエル選手の対戦相手に選ばれたのは、2007年11月以降1試合しかしていないセミリタイア状態のガーディー・アルバレス選手。

 ご覧のとおり、ほとんどトレーニングすらしていないのではないかと思われる体つきで、やる気のない表情、投げやりな猫パンチ。

 内容的に世界タイトル戦の水準に達していない、というよりも、プロボクシングと呼ぶに値しないようなトンデモマッチで、この試合を世界戦として認定したWBOさんは女子プロボクシングというスポーツの尊厳に泥を塗ったと言えるでしょう。

 問題なのはガーディー・アルバレス選手の資質だけではありません。一方のアンナ・ガブリエル選手の経歴もムチャクチャです。

 彼女は2007年にデビューし、2008年にはWBAさんのラテン王者となり、2009年12月にWBOさんのウェルター級世界王者となっていますが、その間、一度も名前のある選手と試合をしたことがありません。

 ガブリエル選手はまったく無名で弱い選手とだけ試合をしてWBAラテン王者、WBO世界王者になった選手なのです。

 しかも、2009年に獲得したWBOウェルター級王座を1度も防衛戦をおこなわないで返上しています。WBC/WBA同級統一王者セシリア・ブレクフス選手との対戦を避けたのでしょうか?(WBO同級ベルトは現在はブレクフス選手が保持しています)。

 そして、王座返上後すぐに、今回、階級をひとつ上げてWBOライトミドル級王座決定戦に出てきました。

 タイトル防衛戦は王者の義務ですが、それを放棄して簡単に返上したり、別の階級ですぐにタイトル戦に挑戦したり、なんと安っぽい王座でしょう。

 WBOが認定している女子王者は、最初こそスージー・ケンティキアン選手、イナ・メンツァー選手、ジェシカ・ボップ選手と粒ぞろいでしたが、女子王座の認定を開始してたった数ヶ月でこのような運営に成り下がるようでは認定団体としては失格。

 王者としての適任者がいない階級は空位にしておくのが当然だと思うのですが、目先のおカネに釣られて安易な運営をする団体ばかりが目につくこの頃です。

アンナ・ガブリエル(コスタリカ)11戦10勝1分6KO

ガーディー・ペナ・アルバレス(ドミニカ共和国)13戦9勝2敗2分6KO

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2010年05月31日

女子ボクシング 2010年5月のおもな動き

boxing

 今月も最後になりましたが、5月の世界の女子ボクシングのおもな動きのうちQRがふれていなかったことについてまとめてみました。

エリカ・フェリアス vs ダリス・パルド

 5月8日、アルゼンチンのエリカ・フェリアス選手がWBCライト級暫定王者のダリス・パルド選手を8回TKOで倒し、新暫定王者となりました。フェリアス選手は昨年7月にプロデビューしてから半年の間に7試合(9月に2回、10月に2回)というという信じられない超ハイペースで試合をこなして注目されていた選手ですが、デビューしてわずか10ヶ月で暫定世界王座を手に入れてしまいました。なお、この階級の正規王者はアン・マリー・サクラート選手(アメリカ)です。

 5月15日、デンマークのWBC/WBAウェルター級統一王者セシリア・ブレクフス選手がビクトリア・シスネロス選手を大差の判定でくだして王座を防衛しました。シスネロス選手はアメリカが誇るこの階級の最大のスターホリー・ホルム選手の代理としてデンマークにやって来たと見られていましたが、シスネロス選手の敗北により次はいよいよホルム選手本人とブレクフス選手のタイトルマッチが実現か?と話題になっています。

 5月17日、さいたまスーパーアリーナでおこなわれたWBAスーパーフライ級タイトルマッチは王者天海ツナミ選手が大差で判定勝利。しかし、挑戦者の江畑佳代子選手も予想をはるかに上回るアグレッシブな好ファイトで高い評価を得ました。王者ツナミ選手は挑戦者の勢いを正面から受け止めつつ跳ね返す力強いボクシングでしたが、世界のトップに飛び出すためにはもうひとつ「何か」が足りない印象。それは、たとえば、突き抜けるような右ストレート?

 5月18日、タイでサムソン・トー・ブアマー選手がWIBAミニフライ級王座を獲得。しかし、タイトル決定戦で戦った相手は4月に真道ゴー選手に敗北したばかりのジュジース・ナガワ選手(フィリピン)。なんとも説得力の無い新王者です。

 5月18日、WBCフライ級暫定王者のマリアナ・フアレス選手(メキシコ)がスサーナ・バスケス選手(メキシコ)と10回戦を戦って判定2−1で勝利しましたが、実際はバスケス選手のほうが勝っていたのでは?と論議を呼んでいます。

 5月29日、デュダ・ヤンコヴィッチ選手(ブラジル)はエスター・フィリ選手(ザンビア)と空位のWIBAライトウェルター級王座をめぐって戦いましたが0−3で敗北。ベルトはフィリ選手の手に。ヤンコヴィッチ選手は以前はこの階級の王者でしたが、頂点に返り咲くことは出来ませんでした。

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2010年05月30日

WBFアジアタイトル戦 サラ・ハウエット選手の相手がアンジー・パー選手に変更 女子ボクシング

boxing

muay-thai-warriors2010年6月12日(土)オーストラリア メルボルン
“Muay Thai Warriors”

WBFアジアパシフィック王座決定戦
サラ・ハウエット(オーストラリア)
★中止★
アンジー・パー(オーストラリア)

 WBFアジアパシフィック王座決定戦へのクリスティーナ・タイ選手の出場がキャンセルになり、アンジー・パー選手(オーストラリア)が代打参戦することになりました。

6月10日追記
 この試合はサラ・ハウエット選手の故障のため中止になりました。


関連記事 クリスティーナ・タイ vs サラ・ハウエット WBFアジアタイトル戦
 
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川西友子 vs サンダオ・ソー・ポーンシリ 6月13日4回戦 予定 女子ボクシング

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2010年6月13日(日) 大阪IMPホール
ドラマチックボクシング

4回戦
川西友子(大阪帝拳)
VS
サンダオ・ソー・ポーンシリ(タイ)

 デビュー戦で三好喜美佳選手からTKO勝利を奪った川西友子選手の2戦めが決定しました。

川西友子 かわにしともこ(大阪帝拳) 1戦1勝1KO

*日時 2010年3月7日(日)13:00〜
*場所 大阪IMPホール
*料金 リングサイド10,000円、指定席6,000円
*問い合せ 大阪帝拳 06-6925-4401

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2010年アジア女子ボクシング選手権 結果

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2010年5月23日(日)〜30日(日)カザフスタン共和国 アスタナ
-2010 Asian Women's Boxing Championships-

 昨日の準決勝の結果、51kg級の新本亜也選手は残念ながら決勝進出ならず、銅メダルに終わったそうです。

 最強軍団と言われる中国、インドがほぼ全階級に選手を送ったのに対して、日本はたった3人の小さな選手団でしたが選手のみなさんの勇気ある挑戦に拍手をおくりたいと思います。

 くわしくは原千恵コーチのブログをご参照ください。
なにわのオバハンボクサーPiano♪処
http://obahanboxer.blog114.fc2.com/

 アマチュア女子ボクシング関連の今後の国際的なイベントとしては、8月から9月にかけて北京で開かれる『2010コンバット・ゲームス』と9月半ばの『2010世界女子ボクシング選手権』があります。

 両大会の日程が近接しているため両方に出場することはむずかしいでしょうが、どちらに参加するにしても悔いのない戦いを期待します。

 がんばれ日本選手団!

 追記
以上のようなことを書いた直後にこのような記事が出ました。11月のアジア大会(2010エイジアン・ゲームス)への参加はふたりだけだそうです。ということは8月や9月も小規模派遣か、あるいは不参加?日本オリンピック委員会の財政が厳しいという報道があって心配していましたが。 

関連記事 2010年アジア女子ボクシング選手権 日本代表3名出場

関連記事 第8回全日本女子アマチュアボクシング大会結果

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2010年05月28日

2010年アジア女子ボクシング選手権 途中経過

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2010年5月23日(日)〜30日(日)カザフスタン共和国 アスタナ
-2010 Asian Women's Boxing Championships-

 16の国と地域から約90名の選手を集めて開かれている『2010年アジア女子ボクシング選手権』ですが、日本選手団をひきいて現地入りしておられる原千恵コーチのブログによれば、3名の日本選手団のうち、54kg級の箕輪綾子選手と57kg級の釘宮智子選手は残念ながらすでに敗退。51kg級の新本亜也選手は勝ち残っており、あすの準決勝に出場します。

 くわしくは原千恵コーチのブログをご参照ください。
なにわのオバハンボクサーPiano♪処
http://obahanboxer.blog114.fc2.com/
(大会関連記事は21日ぐらいから)

関連記事 2010年アジア女子ボクシング選手権 日本代表3名出場

関連記事 第8回全日本女子アマチュアボクシング大会結果

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