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2017年01月08日

未来の日本のためにまず自分を助けよう 2017

japans_official_flag 2011年から当ブログでは何回か書いていることですが、その年の放射性物質汚染によって、わたしたちの日本はもう以前とは違った状況に置かれてしまいました。

 過去に人類が体験したことのないほどの大規模な核汚染が日本で起こったのです。これは否定できない事実です。

 そして、汚染された国土からはどんなに頑張っても汚染物質を取り除くことはできません。これも否定できない事実です(「除染」という「言葉」はありますが、国土を除染出来る技術は存在しないのです)。

 ですから、わたしたち日本人は汚染物質に囲まれて生きています。

 これは個人個人の信念や思想や宗教に関係なく、ただ単純な事実です。

 クイーン・オブ・ザ・リングのメンバーが住んでいる東京も大量の放射性物質で汚染されました。数値的には健康の危険を考えなければならないほどの汚染です。

 それで、わたしたちは事件以降、それなりの対策を取って生活しています。食事、飲み物などは産地で判断し、怪しいもの、チェック出来ないものは排除しています。また、汚染の度合いの高い地域には決して行かないようにしています。東京を離れることが出来る時にはなるべく離れています。

 この程度のことで安全は確保出来ないことは分かっています。でも、やらないよりは確実にマシです。

 「もう安全だ」「心配ない」と言う人はたくさんいますが、その多くはあの日よりも前には「原発は爆発しない」と言っていたひとたちです。

 そんなひとたちの言うことを信じるよりは、わたしたちは科学的な事実を信じます。汚染がこの国にあって、それが除去されていないという事実です。

 「大丈夫」とささやく甘い言葉は、日本のためにはなりません。「気をつけろ」という言葉こそが今の、というか、これからしばらくの間の日本を守る言葉です。

 毎回繰り返して書いていることですが、資源も国土も無いわたしたちの日本で、一番の宝は日本の人たち自身です。これからの日本の一番の原動力は日本人がみんな健康で元気に活動していくことです。

 健康と元気を手放してはいけません!みんなで辛抱強く戦っていきましょう。

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2016年10月13日

石本文子 VS ブリジット・ライリー スペシャルマッチ ダイジェスト動画 Fumiko Ishimoto vs. Bridgett Riley シュートボクシング女子

 ShootBoxing

1992年10月15日(木)東京 後楽園ホール
日米三大決戦

シュートボクシング 第1R4分/第2R3分(延長2分)
石本文子 いしもとふみこ(大阪ジム/シュートボクシング第2代クイーン)
VS
ブリジット・ライリー (アメリカ/キック3団体王者)

石本文子 VS 布里吉特 赖利 Fumiko Ishimoto vs. Bridgett Riley
 本日はいまから24年前の10月の後楽園ホールにご招待いたしましょう。ご覧いただくのはシュートボクシングの女子マッチ。日米決戦です。

 日本側はシュートボクシング第2代クイーンの石本文子選手。この試合のおこなわれたときは、すでにSBクイーンのベルトは失っていましたが、藤山照美選手、神風杏子選手と並ぶ看板ファイターでした。

 アメリカ側は、キック3団体統一王者のブリジット・ライリー選手。彼女はこのあと、キックボクシングでは5団体王者となり、ボクシングでも世界を取ったスゴイ人。はっきり言っていまのSBさんが呼ぶ外国女子選手よりも、ずうっとビッグな選手です。

 レフリーは元祖女子シュートボクサーの仁あきら(じんあきら)さん。解説はシーザー会長と格闘技雑誌編集長だった谷川さん。まだK1もプライドも無い時代に、このルールで、このレベルの女子マッチをやっていたのですから、やっぱりSBさんはすごかった。

 試合は、石本選手が延長判定で勝利。シュートポイントも奪っていますが、パンチも効いているし、ヒザも適確にぶち込んでるし。世界王者に打撃でハッキリと勝っていますね。この試合がライリー選手のプロ初黒星と言われています。

 この試合の意味が、当時の世間にはじゅうぶんに理解されなかったのが残念ですが、時代が追いついていなかったということでしょうか。石本選手、強かったです。

シュートボクシング 第1R4分/第2R3分(延長2分)
◯石本文子 いしもとふみこ(大阪ジム/シュートボクシング第2代クイーン)
延長判定
×ブリジット・ライリー (アメリカ/キック3団体王者)
石本文子選手の延長判定勝利
(延長ラウンドに石本選手がシュートポイント1獲得)

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2014年04月09日

セイフティ・イン・ナンバーズ けれど、結局は、自分を守るのは自分だけ

 英語にセイフティ・イン・ナンバーズという言葉があるそうです。ナンバーズは「大勢の」という意味ですから、大勢の中なら安全、みんなの判断に従えば間違いない、という意味ですね。

 この言葉はまったくその通りだと思います。人は物事を判断するときに過去の経験をもとにします。そして、大勢の人が出した結論が一致しているなら、それは大勢の人の経験から出ていることですから、間違っている可能性は非常に低いのです。だから、自分でどうしたらいいか分からないことは大勢の判断に従えばあんまりヒドイことにはなりません。

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 しかし、それは人々がそれを経験している場合だけの話です。

 大地震が来たあと、人々は指定されていた避難場所に向いました。学校では先生の指示どうりに生徒たちが並んでいました。また、危機感が薄くて避難する人が少ない地区ではそれに合わせて自分も避難しないという人も大勢いたようです。

 そして、津波が来た時、たくさんの犠牲者が出ました。

 いま、わたしたちは「避難所や校庭ではなくて一刻も早く高いところに逃げるべきだった」と言えますが、多くの人はそうは考えなかったのです。それは、だれもあんな大きな津波を経験していなかったからです。わたしたちだってその場にいたら正しい判断は出来なかったでしょう。

 それは、経験してないことでは、人々の判断は正しく機能しないからです。そんな時には、まわりに合わせていたら自分も危ない目に遭うのです。

 先日、放射能関係のページを見ていたら「放射能が危険と言うやつらはいったい何を食べてるんだ?」という書き込みがありました。

 もちろん、西日本か外国産の食品です。それしか選択肢はありません。考えなくても分かります。

 でも、この書き込みの人はそんな簡単なことにも気が付いていないようです。

 たぶん、この人のまわりには放射能の危険性を理解する人がひとりもいないんですね。だから、気を付けている人の存在が不思議だろうし、信じられないのでしょう。危険でもないものを「危険、危険」と騒ぐ変な人にしか見えないのかもしれません。

 知り合いの奥さんが、ご近所の人に「汚染されていない食べ物はどこで買っているの?」と聞いたら「あーら、そんなもの気にしてないわよ!安ければなんでも買うわよ!」という答ばかりだったそうです。

 ところが、その奥さんの子供が通っている学校(住所から離れている地区)の奥さん仲間はほとんど全員が食べ物に気を使っているのでした。ちょっと聞いただけで「この店がいいわ」「あそこで売ってるわ」といろいろ情報が集まるらしいです。

 少し場所が違うだけで、そこの人たちの意識は全然違うんですね。

 たとえ、あなたのまわりの人たちが「放射能平気」と言っていても、そんな人たちばかりではないのです。

 原子力発電所の爆発や巨大津波はいままで誰も経験しませんでした。だから、人々の判断が正しいという根拠はありません。

 こういう場合はまわりの人はあてにせず、自分で答えを出すしかありません

 「原発は安全」「爆発しない」と言っていた人たちが、いまでは「食べても安全」と言っていますね。

 それを信じたい人は自分の責任で信じればいいと思います。

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2014年03月30日

特殊な世界の特殊なみなさん

 日本のスポーツマスコミにはちょっと変わった傾向があって、試合そのものよりも昭和の表現で言えば『浪花節(なにわぶし)』『お涙ちょうだい』的な話が大好きなようです。とにかく、スポーツ本体とは関係のない話をしたがりますよね。

 で、格闘技ライターになると、それのもっとひどいタイプの人が多いようです。インタビューで関係無い方向に引っ張っていったり、試合写真よりコスプレ写真のほうが大きかったり、完全に試合から離れて妄想みたいなことを書いている人とか。

 どうしてこうなったかというと、昔ものすごい影響力を持ってた雑誌で『週刊プロレス』というのがあったんです。ここの編集長のターザン山本さんというのが、部下に「なんでもいいから面白い記事を書け!」と命令していました。

 ところが、週プロの記者さんというのは自由に好きな大会の記事が書けるわけではなくて、それぞれに担当の団体が決まっていました。ですから、面白い団体の担当の人はいいですけど、そうじゃない団体の人は困ります。なにしろ面白かった記者さんのページを増やして、つまらなかった記者さんのページを減らすという編集方針ですから、つまらない団体の担当記者さんは死活問題。

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 それで、試合の描写はそこそこで切り上げてあとは『面白いエピソード』をたくさん書き込むスタイルの人が出て来ました。個人的な感想やほとんど思い込みのような話を極端な煽り文章で延々書くとか、団体の楽屋話を詳しく書き込むとか、誰と誰が仲が悪いとか、この選手には人格的なこんな欠陥があるとか… もう、ウソでもなんでもいいから刺激的なことを書けばいいという路線になって、これが困ったことにファンに大受けだったからさあ大変。いいことを書かれた選手や関係者は人気が出たり大会場が満員になったりしてラッキーですが、悪く書かれた人はファンに憎まれたり、お客さんが来なくなったりヒドイめにあいました。当時はインターネットも何もない時代ですから、雑誌に書いてあればその影響力はすごいんですね。

 そしてそのペン先ひとつで団体をビッグにしたり潰したりという週プロさんが作る現象までを含めて面白がるファンが生まれて来ました。その人たちは過激な文章さえ書ければ自分もプロレスラーと同じかそれ以上の存在に成れるような気になっちゃったのです。

 週プロに入りたい、山本さんみたいな仕事がしたい、山本さんは自分の師匠だ、と思うひとはたくさんいたのです。その代表格が谷川貞治さんですね。で、谷川さんが編集長をして一時は凄い勢いで売れていた『格闘技通信』の読者のなかにもそんなプロレスと格闘技の見方の区別が付かない人が多くいたわけです。

 『格闘技通信』はインターネット時代になっても雑誌が業界を自由に出来た頃の支配者意識が消えないまま廃刊となりました。

 現在、格闘技界でライター、評論家、関係者と名乗っている人の中には、週刊プロレス〜格闘技通信のファンだった人が少なくありません。あるいはそれにライバル意識を燃やしていたり、とにかく彼らの影響を受けた、その時代の人たちです。

 彼らの特徴は、事実よりも話題性が大事、誇大な前宣伝、試合内容にあまりふれない試合記事、誉めるかけなすかの極端な評価、選手よりも自分が上であるような錯覚、やたらと感情的、試合自体よりも文章表現に価値を置くなどです。また、公式に決まった判定結果には基本的に疑問をはさまないか擁護します。

 つまり、全然客観的じゃありません。

 若い人たちにはプロレスと格闘技が混ざって存在していた時代のことなど想像も出来ないでしょう。でも、特に格闘技マスコミにはその時のままの感覚のひとがたくさんいるのです。彼らはしぶといですよ(笑)。気をつけましょう。

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2014年03月28日

袴田事件という呼び方それ自体がNG 袴田さん釈放でマスコミも謝罪しなければならない

 袴田巌(はかまだいわお)さんが釈放されました。袴田さんは何も悪いことはしていないのに、一家四人殺人事件の犯人として逮捕され、死刑が確定し、48年間も閉じ込められていました。

 無実の袴田さんを警察や裁判所が犯人だと決めつけたのは、袴田さんがボクサー(日本フェザー級6位)だったからと言われています。ひどい偏見です。

 袴田さんを犯人だと決めつけた警察は「なにもしていない」という袴田さんに連日にわたって殴る蹴るの暴行を加えて嘘の自白を強要し、犯人にでっち上げたのです。

charity200702 袴田さんを助けるためにこれまでにいろんな方が努力をしてこられました。ボクシング界でも日本プロボクシング協会のファイティング原田会長、川崎新田ジムの新田渉世会長、大橋ジムの大橋秀行会長、輪島ジムの輪島功一会長など多数の方が尽力なさって来ました。そのひとたちのおかげもあってやっと袴田さんは自由になりました。

 しかし、袴田さんは釈放されただけで、まだ無実とはなっていません。検察は袴田さんを有罪にするためにもう一度訴える構えです。いままでに袴田さんに対してして来たことを反省するのではなく、まだ有罪にしようとしているのです。

 ふつうの人には理解出来ないことですが、人間の心を持たない人間というのも世の中にはたくさんいるのです。そういう人たちは平気で無実の人を有罪にするし、無実と分かってもそれを認めません。

 マスコミはこのでっち上げ事件を何十年間も『袴田事件』と呼んで来ました。最近、一部では『いわゆる袴田事件』と呼ぶようになったようですが。

 しかし、袴田さんが関係無いのにそんな呼び方をするのはおかしいでしょう。そんな呼び方自体が警察や検察の側に立った呼び方です。袴田さんは関係無いのですから袴田事件じゃありません。

 また、ここ最近、ネットでは外国で起きた事件をいろいろ取り上げて「外国はひどいねー」と言うのが流行のようですが、そんなことで喜んでいるのは愚かです。

 世界一長く閉じ込められていた死刑囚として袴田さんはギネスに認定されるほど。こんなことが国内で起こっているのを見もしないで、外国のことを笑えないでしょう。

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2014年03月27日

「ひのもと」の国には日の丸しかないでしょう 太陽のような明るい国 それがわたしたちの願いです

hinomaru
 むかし、サッカー日本代表を応援するためにソウルに行きました。飛行機を降りる時から胸に日の丸のワッペンをつけて。残念ながら、試合には負けてしまいましたが、帰りにも胸には日の丸をつけました。勝っても負けても堂々と戦ったのだから恥ではありません。

 さて、日の丸とはなんでしょう?どうして日本の国旗なのでしょうか?

 「日本」の意味は文字通り「ひのもと」です。そして、日の丸とは太陽そのものです。

 日本は農業の国で、作物が良く穫れるかどうかはいつも人々の関心事でした。お百姓さんはもちろん、そうじゃなくても豊作は日本人みんなの願いでした。その恵みを支えてくれるのが太陽。「おひさま」、「おてんとうさま」、「おてんとさん」と呼んで人々は太陽をうやまいました。

 早い話、日本は太陽信仰の国なのです。だから国名も日本(ひのもと)だし、国旗も太陽なのです。

 日本人は太陽が大好きで、それは明るさと正義の象徴でもあります。だから、江戸っ子はお金なんか無くても「おてんとさまの下を堂々と歩けるような」生き方を誇りとしました。

 そんな国ですから国旗が太陽なのは当然すぎるくらい当然のことです。

 日の丸は別名「日章旗(にっしょうき)」ともいいます。国旗ではありませんが同じく太陽を表す「旭日旗(きょくじつき)」というのもあります。日の丸から光線が四方八方に伸びているような感じのあの旗です。

 さて、この旭日旗が最近いろんなところでモンダイになっているようです。むかしからサッカー場などでは普通に掲げられていましたし、いまさらなんでモンダイなのかと思います。

 たしかに旭日マークは日本軍のシンボルとして使われていましたから、軍国主義の象徴ということで問題視されているのかもしれません。

 しかし、日本軍が誕生するずっと以前から旭日の印はこの国にあったもので、それを日本軍も使っていただけのことです。

 日の丸と日本軍の結びつきも、長い日の丸の歴史から見れば一時期にすぎません。

 ですから、日章旗や旭日旗を軍国主義とイコールみたいに言うのはおかしな話です。

 外国から何か言われても「これはわたしたちが太陽を大好きだという意味であって軍国主義ではありません」と説明すればいいと思うのですが、不思議なことにそういうことを言う人はあまりいないようです。

 もしかしたら日本人もあまり分かってないのかも知れませんね。

 よく、サムライのイラストなどで日の丸が一緒に描かれていたりすることがありますが、武士にとって「国」とは自分が仕えている「藩」であり、大事なのはその藩主の家紋。日の丸ではありません。

 だから、日の丸→武士道→軍国主義という連想は勘違いなんですね。

 勘違いと言えば、外人さんが観光旅行に来て、お寺で卍(まんじ)のマークを見て愕然としていたという話もあります。卍の旗は裏から見ればナチのマークに見えますから、知らない人はびっくりするかもしれません。「観光地にこんな旗があるとは」と問題視して新聞に投書していた日本人もいました。

 でも、卍は裏や表の違いはあっても、大昔から世界中の神秘主義の文化の中に存在しているものであって、ヒトラー総統がデザインしたわけではないのです。ただ、カッコイイからという理由でナチも使っていただけです。むかしからあるデザインのひとつなのです。

 日本の伝統的な文化のなかにある旭日のデザインを、理解の無い外国からの圧力によって封印するようなことになったとしたら、お寿司屋さんにある大漁旗とか、某ビールのマークとか、いろんなものが同じ運命となるかもしれません。

 それがエスカレートしてお寺の卍が使えなくなったらどうするのでしょうか。大事な文化財から卍の部分を削り取れなんてことになるかもしれません。

 数年前までなんでもなかった旭日デザインが突然問題化されるのですから、卍だってどうなるかわかりません。

 「この旗を使ってなにが悪い」という言い方ではなく「太陽の国だから太陽のマークなんです」「これは伝統的な意匠なんです」と説明することが大事だと思います。日の丸も軍国主義以前からのものですし、卍もナチ以前からあります。古くからの伝統を現代の都合で否定してはいけません。

 最後に、日の丸について「手抜きのデザイン」などと馬鹿にする人もいるようですが、それは言いがかりです。シンプルと手抜きは違います。太陽を「赤」で表している日の丸は実はかなり独創的なのです。

 太陽を描けと言われて日本人ならほとんどの人が赤で描きます。しかし、外国の人は金色や、白、黄色で描きます。

 日本人は日の丸が心の中にあるから赤く書くのです。実際の太陽は赤くないでしょう?それなのに赤く書くのはみんなの心に日の丸が焼き付いているからです。それほど力のあるデザインなのです。

 日の丸は手抜きどころかものすごく個性的で印象的な、世界に誇れる傑作だと思います。日本という国の理想を表すためにこれ以上の旗はないでしょう。

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2014年03月25日

きょうの1曲 グレアム・パーカー&ルーモア『主よ訊き給うな』 Hey Lord Don't Ask Me Questions



『主よ訊き給うな』
Hey Lord Don't Ask Me Questions

人類の歩いて来た道
それはいつも血塗られている

どうしてなのかは
おれにきかないでくれ

戦争成金の笑い声は止まらない
正体を知られないように顔を隠したあいつら

絶望に追いやられた人々の悲鳴がこだまする

ああ、おれにきかないでくれ神様
そんな質問はやめてくれ

お願いだ神様
おれには答えなんか無いんだ
おれにきかないでくれ神様


 どうして人は戦争をやめないのかと全知全能の神がきいてくるというシュールな設定。おれにきくな、答えなんか無いんだと訴える怒りと悲しみに満ちた詞。

 とはいうものの、答えの半分は示されています。戦争屋(War mongers)が正体を隠して世界を煽動していることこそ争いの原因です。

 けれども、人は簡単にそんな連中の言うなりになる... それがなぜなのかはやはり分からないのです。

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2014年03月14日

『ネットで気が付く真実』 言いやすいこと 言いにくいこと

 QRは基本的に世の中には規制というものは少ないほうがいいと思っていますし、規制の少ない社会のほうが高級な社会だと思っています。メディアも規制だらけで何も言えないテレビやラジオよりはインターネットのほうが良いものだと思っていますし、ネットは社会がより良いほうに行くための希望のひとつだと思っています。

 普通の生活の中では誰も教えてくれないことをネットは教えてくれます。なかなか出会えないような情報や知識などを簡単に教えてくれたりもします。「ネットが真実を教えてくれる」という言葉はまさにそのとおりです。

 しかし、当たり前のことですが、真実じゃないこともたくさん教えてくれます。また、数の力で真実をねじ曲げることも出来ます。この二点に関してはネットユーザーのみなさんなら誰でも経験しているでしょう。

 さらにネットには書きやすいことと書きにくいことがあります。書きにくいことは真実であっても見落とされがちです。書く人が少ないからです。でも、大事なことだったりします。

 たとえば宗教です。書きにくいですね(笑)。

 宗教は何を信じようとその人の自由です。しかし、あまりにも特殊な行動で社会に妙な影響を与える宗教もあります。

 それから、書きにくいのは外国人勢力のことです。

 どこの国の人であろうと人類はみな兄弟です。しかし、あまりにも特殊な行動で社会に妙な影響を与える外国人勢力もあります。

 「そうだ、そのふたつがわたしたちの敵だ」と言うのは簡単です。でも、考えてみましょう。そのふたつがどうして存在しているのか?

 あなたが何か新しく大きな宗教を作ることを想像してください。あるいはどこか外国に移住し、そこで大きな力を持つことを想像してください。とてもむずかしいことですね。

 それをするには誰かの助けが必要です。自分一人では出来ません。勝手によその国に押しかけて何かをしようとしても、その国の有力者の援助や口利きがなければ無理なのです。

 歴史を調べてみるとそのとおりであることがわかります。何十年前かに有力者のみなさんが、なにかの目的のためにその人たちを援助したことが現在の状況を生みました

 そして、その時に便宜を与えたみなさんは、いまでもその人たちとは良い関係であるはずです。人前では違うように見せるでしょうけれど、それはプロレスみたいなものです

 真実をさがすのに焦りは禁物。目に見えやすい簡単な答えにすぐに飛びつかないでいろんなことを考えてみましょう。目の前の存在には必ずその来歴があります。突然そこに表れたものではないのです。

 いろいろ考えると頭の中で価値観が一度変わるかもしれません。二度かもしれません。三度かもしれません。考えるとはそういうことです。

 簡単に手に入る答えには大きな注意が必要です。

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2014年03月11日

震災から3年 『風化』を心配する以前に『真実』はまったく報道されていない

 東日本大震災から3年が過ぎました。

 震災や津波は天災ですから、人の力ではどうしようもない部分があります。今だって関東での大地震が予想されながらもわたしたちは何も出来ずにいます。人間の出来ることには限りがあるのです。

 天災は防ぐことは出来ません。しかし、天災以外の災害は防ごうと思えば防げるはずです。

 原子力発電所の爆発は天災ではありません。だから防げるはずでした。

 原子力発電所が大地震や大津波には耐えられないという指摘は以前からありましたが、マスコミはそれを十分に伝えませんでした。

 東京大学の偉い学者さんは「原発の格納容器が破損するなど1億年に1度も無い」と言いましたが、3年前の3月、原発は連日のように爆発して格納容器は簡単に壊れました。

 いま、マスコミは、あたかも原発事故を過去のことのように伝えます。しかし、現実には何ひとつ過去にはなっていません。今でも毎日大量の放射性物質が空気中に排出され、大地には新しい放射能がまき散らされ、汚染された地面は何回『除染』しようが風が吹いたり雨が降ったりすれば、すぐにまたもとの汚染状態に戻っています。

 全然、何ひとつ良くなってはいません。これが放射能汚染のやっかいなところです。

 そんなところで作られた食品は当然危険です。しかし、危険だと言う人はほとんどいません。言っても自分が不利になるだけだからです。

 マスコミも学者も信用できません。なぜなら他人だからです。東京大学の偉い先生が平気で嘘をつくのが実際の世の中というものです。他人とはそういうものです。

 以前から何回も書いていますが、自分を守れるのは自分だけです。

 これを読むあなたがこの記事の意味を理解出来ず、なにか不利益を受けてもそれはわたしたちのせいではないことを理解してください。

 何度でも言います。自分を守れるのは自分だけです。

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2014年01月20日

ブルース・リーは反日なのか? 何が本当で、何がウソか

 QRはかなりの年寄りですから最近のことはなかなか覚えられません。が、昔のことは覚えています(笑)。インターネットというものが無かった時代のことも覚えています。

 その頃は一般の人が多くの人の前で自分の意見や知識を伝える手段というものはほぼゼロで、一部の有名人のみなさんや、出版や放送に関係がある人だけが好きなことを言っていました。

 だから、昔はいろんな間違った情報がけっこう平気で流れていました。某ベストセラー作家さんなんか「おれはブルース・リーに試合で勝った」と公言していましたし(もちろんウソです)。そんな世の中でしたから、正しい知識を得るには「なんとなくおかしいな」と思う情報は信用しない見識が必要でした。

 しかし、今は誰でもネットで自分の意見を言えるし、情報も流せるようになり、それはいいことでもあるけれど、ウソや間違いも昔以上に大量に流れるようになってしまいました。そしてそれを信じる人も多くなっているようです。


 つい最近ですが、ブルース・リーさんを「反日だから嫌い」と本気で語る人に会ってビックリ。昔からの映画ファンならブルース・リーさんが反日だなんて夢にも思わなかったことです。調べてみると、どうやらネットではそんなウソ情報を書く人が大量に発生しているようだし、その人たちは自分たち自身もそう信じているようなのです。

 というわけで、今回はクイーン・オブ・ザ・リングが心から尊敬する師、ブルース・リーさんが反日なのかどうかについて、その勘違いが生まれて来た背景から掘り下げて書いてみようと思います。続きを読む

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2013年10月01日

葛城明彦レフリーの誤審(高野人母美第3戦)に思う 安易なレフリーストップが壊す試合の価値 ボクシング女子

 Boxing

 ボクシングは、判定あるいはKOで勝ち負けが決まるスポーツです。

 けれども、ふたりの人間が争えばどちらかが勝ってもう一方が負けるのは、ある意味当然のこと。ですから、ファンにとっては勝ち負けそのものはもちろん、場合によってはその内容のほうが大きな価値を持ったりします。「負けたけど良い試合だったね」とか「負けたけど気持ちは伝わったね」という感じに。

高野人母美選手

 ですから選手も、たとえ負けが見えていたとしても最後まで試合を頑張ります。いま、自分が持っている能力を精一杯出そうと努力します。

 試合というものには勝ち負け以外にそういう側面もありますから、レフリーはむやみにそれを止めていいものではありません。

 レフリーストップになった瞬間に、ジャッジがつけた採点もなにもかもがチャラとされてTKOになるのですから、止めるのにはそれ相応の理由があるべきです。

 両選手の実力に開きがあり過ぎて逆転の可能性が少なく、なおかつそれ以上の続行が危険である、とか、ダメージがヒド過ぎるとか、一方が無気力で試合が成立しない、とか。本来はそういう場合のみにTKOは成立します。

 9月30日に葛城明彦(かつらぎあきひこ)レフリー高野人母美選手とジプリン・デリーマ選手の試合を途中で止めました。

 その時の理由はなんだったのでしょうか?大々的にメディアで話題になっていて、それを目当てにチケットを買ったお客さんもいたであろう試合を、開始後1分にも満たない、たったの43秒で止めなければならないような切羽詰まった理由とはなんだったのでしょうか?

 高野選手はデビュー3戦め、デリーマ選手は1戦めで、どちらかが天才というわけでも他種目格闘競技の経験者というわけでもなく、危険と思われるほどの実力差はないでしょう。ダメージも無気力も感じられません。普通に見て、あそこで止める理由はありませんでした。

 唯一考えられるのは、開始30数秒でデリーマ選手が横を向いたことが「戦意喪失」と見なされた可能性です。

 昨日そのように指摘したあと、ネットを検索したら、まさに「戦意喪失」と断定する記事が速攻でアップされていました。こちらです。43秒TKO勝利のモデルボクサーの闘争心

 つまり、その記事を書いた人も戦意喪失以外の可能性は無いと見ているわけですが、では、デリーマ選手が横を向いたのは戦意喪失だったのでしょうか?

高野 VS デリーマ ロープを背負ったデリーマ選手は左側の方にエスケープしようと重心を移します。ちょうどそのとき顔の右側を打たれました。そして、左に回転しました。右側を打たれたら左に向くのは自然の流れです。

 普通に考えてデリーマ選手は単に横を向いただけであり、それには意味などなかったでしょう。お世辞にも華麗なステップではありませんでしたが、それは逃げる技術の未熟とは見えても「戦意喪失」と決めつけるのはあまりにも大げさでしょう。

 選手が踏み出す方向に向きを変えたり、パンチを受けて回転することなどボクシングでは当たり前に起こることです。

 この行為が戦意喪失による試合放棄に見えるのなら葛城レフリーの判断力には大きな問題があります。

 また、「高野人母美の猛ラッシュにフィリピンから来たジペリン・デリーマは思わず横を向いた。完全な戦意喪失。」と葛城レフリー弁護の文章を発表したライターさんの眼力、そして記事の方向性も疑問です。

 このライターさんはデリーマ選手のことを「このフィリピンボクサーは、日本では、女子プロのライセンスが降りるかどうかも怪しいくらいの低レベル」とズタボロに決めつけていますが、この文章は彼の観戦経験の乏しさ、見聞の狭さを裏付けているようです。

 なぜなら、デリーマ選手にも及ばないもっと未熟な選手は日本にもいるからです。確かに背の高い相手を打とうと伸び上がってパンチを放つ彼女の姿は不格好で、技術も高くはありませんでしたが、わざわざ特筆すべきことではありません。

 彼女をヒドイと言うなら、タイから来るカマセ選手はいったいどうなんでしょう?

 完全な戦意喪失とは、打たれてないのにダウンする、自分からしゃがみ込む、真後ろを向いて逃げる、など、カマセのタイ人ボクサーによく見られる傾向のことで、今回のように打たれて横を向くことではありません。

 このライターさんはそういう試合に立ち会った記憶がないのでしょうね。取材でタイトルマッチなどはご覧になっているようですが、それ以外のことも語りたいなら地味な大会にも足を運ぶことをお勧めします。

 「美しい顔」の「モデルボクサー」が「低レベル」の「戦意喪失」ボクサーに勝った、そんな記事が誰かの心に何かを届けますか?

 誰のためになる記事ですか?少なくても高野選手にとっては良い記事では無いと思います。

 ここは、結果に沿うように記事を書くという日本のスポーツマスコミの習性のとおりにレフリーの判断を弁護するのではなく、間違った判断は間違いと指摘し、二度とあのようなつまらない止め方で選手や関係者やファンを失望させるレフリングを繰り返さないよう大会運営にクギを刺すのが本来のスポーツマスコミの使命ではないでしょうか。

松島利也子 VS 花形冴美

 葛城レフリーは2009年に、松島利也子(まつしまりやこ)選手と、花形ジムのホープ花形冴美(はながたさえみ)選手の試合も、意味不明なレフリングで止めています。

 止められて不可解な表情をする両選手の姿は、今回とまったく同じでした。

 モデル/タレントからボクシングに転向して来た松島選手は初戦で打ち込まれてレフリーストップの黒星、この2戦めでも非力な印象は否めませんでしたが、一生懸命にコーナーの指示を動きに反映させ、練習通りのボクシングを見せようとしている姿は好感が持てました。

 前回TKO負けの松島選手にとっては、たとえこの試合は勝たなかったとしても4ラウンドまで完走して判定に漕ぎ着けることは大きな自信になったでしょう。そしてそれが出来る試合展開でした。第3ラウンドになっても松島選手のディフェンスが崩れる気配はなく、危険のキの字もありませんでした。

 しかし、葛城レフリーは、花形選手の当たりそこねのオープンブローがポコンと音を立てると突然飛んで来て試合を止めました。

 この試合を最後に松島選手は事実上の引退をしています。

 昨日のTKOのあとから、高野選手に関して良くない噂が流れました。
「プロテクトされている」
「はじめから出来レースだ」

 まともな試合だったらこんなことは言われなかったでしょう。

 レフリーの仕事は試合を壊すことではありません。成立させることです。反省してください。

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2013年09月29日

メディアは何を伝えているか? プレスリリースの受け売りにご注意

 今回のお題はネットや雑誌の記事のベースになっている『プレスリリース』。

 『プレスリリース』とは、大会の主催者さんやジムの関係者さんが発表する「今度こういう大会を開きますよ」とか、「こういう選手が試合をしますよ」というお知らせのことで、各メディアの担当者さんにメールなどで届けられます。記事を書いている立場の人にしたらとってもありがたいものです。

 というのも、パッと見は単純な大会予定の記事でもイチから書き上げるはけっこう大変なんです。わたしたちもこんなブログをやるようになってからプレスリリースを送ってもらう立場になり、ずいぶん助かってます。内容の正確性もそうですし、外国選手の名前の読み方や経歴など、いろいろ調べる手間がはぶけます。写真などを使わせていただける場合もあって、本当に大助かりです。

 しかし、このプレスリリースは、当然のことながら主催者さんの都合のいいことだけが書いてあるわけで、時にはそれをそのまま使えない場合もあります。

にわとり

 たとえば、世界王者じゃない人を世界王者と書いたり、根拠も無く「最強」と書いたり、タイトルも持って無いのに「女王」と書いたり。それをそのまま載せてしまったら、読者の人はそう受け取ってしまいます。これはまずいです。

 まあ、格闘技業界も商売ですから多少の誇張は仕方ないでしょう。ファンタジーも必要かもしれません。しかし、メディアと名乗る立場なら少なくても特定の選手を誹謗するような表現や、一方的な価値の押しつけ、事実を大きくゆがめる記事は載せるべきではないです。

 過去に、日本、韓国、中国で持ち回りでボクシング女子の大会を開く企画がありました。その時の記事がいうには「いまや女子ボクシングはアジアが最強」「そのアジアで対抗戦をやれば勝った選手が世界最強と言える」「だからこの大会は世界最強を決める大会である」ということでしたが・・・、読んで頭が痛くなりました。

 アジアが強いと言われていたのはアマボクシングだけの話で、プロで世界レベルに達していた人なんて当時はほとんどいませんでした。そしてこの大会はプロの大会なのです。アマ出身者はほとんどいません。プロボクシングでアジアが世界最強なんて、聞いたこともありません。

 当時はアメリカにはレイラ・アリ選手やアン・ウルフ選手がいましたし、ドイツには女王レギーナ・ハルミッヒ選手をはじめ多くの実力者がいました。彼女たちに肩を並べられるような存在がアジア圏にひとりでもいたでしょうか?まったくとんでもない記事です。この文章はしかし、おもな格闘技系サイトで掲載されました。主催者さんが身びいきで書いたガセネタのプレスリリースをどこもそのまま載せちゃったんですね(結局、この大会は韓国での第1回大会で不思議な判定が続出したため中止。運営すら世界レベルじゃありませんでした)。

 まあ、こんなことが別に珍しくもないのが格闘技メディア。いったん表に出た大手サイトの記事でも、どこからか抗議でもあったのか記事が書き直されたり、大部分が削除、なんて例もありました。

 メディアの人は取材拒否をされると仕事になりませんから、いろいろ気を使うのでしょう。

 ウチは試合を見るときはチケットを買って入場します。そしてふつうに観客席にいます。というわけで取材拒否もなんにもありません。

 でも、観客だからといってファン心理や感情にまかせて好きなように書くわけではなく、なるべく公平な視点を心がけています。

 「美人」「女子高生」の連呼、過度に煽る文章、人気選手に便乗するような内容にすればアクセスも伸びるでしょうが、そんな必要もありませんので(笑)。

 好きなものを仕事にしなくてよかった、試合は客席からライヴで見るのが一番面白い、と、いつも思うQRです。

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2013年05月01日

元祖グラビア系ボクサー ミア・セント・ジョン 引退を発表 ボクシング女子

 Boxing

 先日、三団体統一世界ウェルター級王者のセシリア・ブレークフス選手(ノルウェー)に挑戦し、3ラウンドTKOで敗れたミア・セント・ジョン選手(アメリカ)が引退を表明しました。


 90年代に29才でデビューし、モデルも出来るボクサーとして活躍、62戦をこなして45才での引退です。

 99年にプレイボーイ誌のグラビアを飾って話題となり、その後のレギーナ・ハルミッヒ選手(ドイツ)やマリアナ・フアレス選手(メキシコ)のグラビア登場の先例となりました。

 華々しく活躍していたころは実績よりも話題先行の印象もありましたが、キャリアをかさねるとともに腕を磨き、後年はホリー・ホルム選手(アメリカ)、ジェリーナ・マジョナヴィッチ選手(カナダ)、ローラ・エル・ハラビ選手(ドイツ)などの実力者とも拳を交える真面目な活躍を見せていました。

 私生活ではひとりの娘さんを持つシングルマザー。メキシコ系としての差別やボクシング界の浮き沈みなどで苦労をしながらも腕っぷしひとつで立派に育て上げました。上掲の動画はセント・ジョン選手の来年公開されるドキュメンタリーの予告編ですが、その中に出て来る女性が彼女の娘さんです。

 90年代から00年代を代表するパイオニアのひとりとしてその功績は永く人々に語られるでしょう。ミア・セント・ジョン選手、お疲れさまでした。

ミア・セント・ジョン(アメリカ) 62戦47勝13敗2分け18KO

IFBAライト級王座 2005年獲得(防衛1回)
WBCウェルター級インターナショナル王座 2008年獲得(防衛0回)
WBCライトウェルター級インターナショナル王座 2008年獲得(防衛0回)
WBCライトミドル級王座 2012年獲得(防衛0回)

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2013年02月10日

急遽誕生 公式の日本王座とは別個の存在 謎のボクシング女子王座『G-Legend王者』とは何なのか? ボクシング女子

 Boxing

小澤瑶生選手 山田真子選手

 昨日(2013年2月9日)大阪でひらかれたボクシング大会『TO THE FUTURE Vol.14』で『G-Legendチャンピオンシップ』というものが新設され、新王者が二人生まれたそうです。

★G-Legendチャンピオンシップ王者★
スーパーフライ級 小澤瑶生選手(フュチュール)写真左
アトム級 山田真子選手(博多協栄)写真右

 この結果を受け、さっそくWikipediaさんなどがこの王座が「日本王座」であるかのように記事を書いてアップしています。が、正確には、この王座は「日本王座」ではありません

 なぜなら、日本王座とはJBCさんが認定する「日本ランキング」に基づく選手権試合によって決定されるものですが、女子には「日本ランキング」がありません。ですから、日本王座も作れないのです

 今回の王座は「東日本ボクシング協会女子委員会」さんがJBCさんとは無関係に独自作成する「G-Legendランキング」に基づいて決定されたものなので、名称は「G-Legendチャンピオン」「G-Legend王者」となるべきであり、「日本王者」や「日本王座」とはなりません。

 原則的に(それが良いことか悪いことかの議論は別にして)、日本のボクシング界ではJBCさんが「公式である」と認めたもののみが公式的存在で、それ以外のものは非公式の扱い。ですから、JBCさんが公式に決定していない「G-Legend王者」は公式のものではありません。

 しかし、公式じゃないものが公式のリングでおこなわれたことは事実なので、JBCさん的には「プロトライアルマッチ」と同じように「準公式」という扱いにでもするつもりなのでしょう。おとなの世界特有のグレーゾーンってやつですね。

 事前の情報が無くて唐突に出来た感がある新王座にとまどう人もいるかと思います。つい先日までの噂では3月3日の世界戦のアンダーカードで第一回のG-Legendタイトル戦をやるということだったのですが、なにかで急に気が変わって2月9日からの開始になったようです。

 この王座制定の根拠となっている「G-Legendランキング」も、実はそんなにきっちり運営されているものではなく、去年の11月を最期にしてランキングページの更新が停止中で、今回、何位の選手と何位の選手が王座を争ったのかということさえわからない状態。

 基本情報も、G-Legendタイトルマッチが6回戦でおこなわれるという以外は、防衛期限や参戦条件などのレギュレーションも不明ですし、今後継続的におこなわれていくのかも不明。

 そして、一番不明なのは、全部で数十人の選手しか活動していない日本の女子選手に、すでに世界と東洋をあわせて12人のチャンピオンがいるのに、さらにチャンピオンを作ってどうするのかということです。

 まあ、ぶっちゃけ、タイトルマッチなんて規定や運営がどうであろうと、いい選手どうしがいい試合をやってくれればそれで結果はオーライなんですが、3月にはさらに2階級でG-Legend王座を新設する予定だそうで、現状の薄い選手層とこのような王座新設ラッシュはどうにもそぐわない印象。王座にふさわしいクオリティの保持は可能か?ベルトの価値観は維持出来るのか?疑問の数は尽きません。

 というわけで当ブログとしてはこの「王座」を無批判に正式の王座のように扱うことはありませんし、無思慮に持ち上げることもしません。ましてや男子の日本王座と同等に扱うことなど有り得ません。しばらくはファンの支持などの成り行きを静観いたします。

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2013年02月08日

格闘技女子の先駆者 山口香さんと柔道界のゴタゴタ

 日本の女子格闘技の先駆者と言われる人は何人か存在しますが、業界の都合で祭り上げられている人や、マスコミ的なキャッチフレーズではなくて、本当の意味でそう呼ぶべき人は元祖YAWARAちゃんこと山口香(やまぐちかおり)さんだと思います。

 今でこそ柔道女子は女子スポーツの正道中の正道として認められていますが、山口香さん以前の日本では「柔道に女子はいらない」「女子がやる意味が分からない」と公然と言う人がほとんどで、女子の柔道に理解を示す人など単なる物好き扱いだったそうです。

 しかし、彼女が日本の柔道女子の歴史上初めて世界柔道で金メダルをとってから世間の意識は変わり、女子の柔道は意味がないなどという人はいなくなり、オリンピックの人気種目にもなりました。

 最近で言えばなでしこJAPANのような役目を果たしたわけです。

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 でも、人気種目になることでかえって歪みが出て来るようにもなりました。たとえば、北京オリンピック直前の世界大会。このとき48キロ級では長年エースの座にあった谷亮子選手をやぶって福見友子選手が日本一となっていたにもかかわらず、日本代表に選ばれたのは谷選手という不可解な人選がなされました。

 日本一の選手を世界への代表にするという原則を曲げて「国民的スター」の谷選手の人気を優先した選手選考だったわけですが、これに正面から批判をしたのが山口香さん。

 「フェアな人選をするべき」「スポーツで大事なのは最低限のモラル」「こんなことをしているとファンが離れていく」「若手が育たない」と的確に問題を指摘。

 当時、柔道界の中にあって、これほどきちんと言うべきことを言ったのは彼女ただ一人であったと思います。

 今回、柔道女子選手に対する指導者の暴力や嫌がらせの問題に対して「指導者を告発した選手の名前を公表しろ」などと精神が壊れているとしか思えないことを言う人もいるようですが、山口さんはその異常な要求を却下し「不必要な公表はしない。選手を守っていく。」と明言しました。

 嫌がらせなどの被害の経験のある人なら、山口さんの言葉の意味は分るでしょう。守ってくれる人がいなければ、被害者はさらにもう一度被害者になってしまうのです。

 今回のことで、誰が正しいとか、正しくないとか、本当の狙いは何かとか、問題のスタート地点からズレた興味本位な報道が今後いろいろ出てくると思います。

 でも、格闘技のファンにとって、そんなことはどうでもいいこと。大事なのは選手と競技。とにかく「現役の選手」を大事にしてほしいと思います。

 結果的にしわ寄せが来るのが選手ということにならないことを心から関係者の方たちにお願いします。

queensofthering at 18:00|PermalinkComments(2)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote