選手:スージー・ケンティキアン

2013年02月05日

スージー・ケンティキアン 王座復活に向けての一戦 WBAフライ級暫定王座決定戦 結果&動画 ボクシング女子

 Boxing

2013年2月1日(金)ドイツ デュッセルドルフ

WBAフライ級暫定王座決定戦 10回戦
スージー・ケンティキアン(ドイツ)黒/白のコスチューム
VS
サナエ・ジャー(ベルギー)黒/金のコスチューム

 昨年、アメリカのカリーナ・モレノ選手に1−2の判定負けで王座を失ってしまった前WBAフライ級王者スージー・ケンティキアン選手が復帰戦をおこないました。

 ケンティキアン選手が王座を失った前回の試合の判定には非常に多くの疑問の声があがりました。実際、動画で見る限りケンティキアン選手の勝ちか、悪くてもドローという内容に見えます。ケンティキアン選手自身はこの判定に異議申し立てをしましたが、ボクシングの世界の通例通り、この判定はくつがえることはありませんでした。

 しかし、2ヶ月後の今年2月1日のケンティキアン選手の復帰戦をWBAがフライ級暫定王座決定戦として認定。

 この試合に勝てば正規王者のカリーナ・モレノ選手との正規/暫定の王座統一戦にのぞむ権利を獲得出来ます。つまり、昨年12月に失った王座を取り戻す道がひらけるわけです。

 ケンティキアン選手が暫定王座を争う相手は7戦7勝のサナエ・ジャー選手(ベルギー)。

2013-02-01 Susi Kentikian vs Sanae Jah 投稿者 sweetboxing8
 キラークイーンと呼ばれるケンティキアン選手らしい豪快な攻めが炸裂した派手な試合です。しかし、いいパンチをもらってしまったり、バッティングで右目の上を切ってしまったりと、ちょっと痛々しいシーンも。

 結果は、ケンティキアン選手が判定勝利でWBAフライ級暫定王座を獲得。正規王者モレノ選手との再戦の道すじが出来ました。

 疑惑の判定負けの雪辱の機会を地力でつかんだケンティキアン選手。あとは、モレノ選手との統一戦の正式決定を待つばかりです。

WBAフライ級暫定王座決定戦 10回戦
○スージー・ケンティキアン(ドイツ)
判定 3−0
×サナエ・ジャー(ベルギー)
(99−90.5、98−93、97.5−92)
(サナエ・ジャー選手は7ラウンドにダウン1)

 この結果、両選手の戦績は以下のようになります。
スージー・ケンティキアン(ドイツ)33戦30勝2敗1無効試合16KO
サナエ・ジャー(ベルギー)8戦7勝1敗2KO

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2012年12月03日

スージー・ケンティキアン VS カリーナ・モレノ フルラウンド動画 WBAフライ級タイトルマッチ ボクシング女子

 Boxing

2012年12月1日(土)ドイツ デュッセルドルフ

WBAフライ級タイトルマッチ 10回戦
王者 スージー・ケンティキアン(ドイツ)赤のコスチューム
VS
挑戦者 カリーナ・モレノ(アメリカ)白のコスチューム


 スージー・ケンティキアン対カリーナ・モレノ戦の新しい動画がアップされましたのでご紹介します。アルゼンチンで放送されたバージョンなのでゲスト解説者としてジェシカ・ボップ選手の声も聞こえます。

 このフルラウンドの動画で、やっと試合の全体像が伝わってきたのですが、未見だった序盤戦を含めても、全体を通してケンティキアン選手が崩れた印象はありません。決定的なラウンドが少なかったのは事実なので、微妙な判定になるのは理解出来ますが、王者の敗北はちょっと厳しいと思います。

 アルゼンチンの放送席の採点は98−92でケンティキアン選手の勝ち。モレノ選手の手が挙げられた時に放送席のジェシカ・ボップ選手も「ノー、ノー」と言ってますね...。

WBAフライ級タイトルマッチ 10回戦
×王者 スージー・ケンティキアン(ドイツ)
判定 1−2
○挑戦者 カリーナ・モレノ(アメリカ)
スプリットデシジョンでカリーナ・モレノ選手の勝利。
(94−96、94−96、97−93)

 この結果、両選手の戦績は以下のようになります。
スージー・ケンティキアン(ドイツ)32戦29勝2敗1無効試合16KO
カリーナ・モレノ(アメリカ)28戦23勝5敗6KO

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2012年05月19日

WBO/WIBFフライ級タイトルマッチ スージー・ケンティキアン vs メリッサ・マクモロー 動画 ボクシング女子

boxing

2012年5月16日(水)ドイツ フランクフルト

WBO/WIBFフライ級タイトルマッチ 10回戦
王者 スージー・ケンティキアン(ドイツ)白のスカート
VS
挑戦者 メリッサ・マクモロー(アメリカ)白のトランクス

 16日におこなわれたスージー・ケンティキアン選手とメリッサ・マクモロー選手のWBO/WIBFフライ級タイトルマッチの動画です。 

Susi Kentikian vs Melissa McMorrow 2012-05-16 投稿者 tiguidou421
 スージー・ケンティキアン選手は30戦無敗の24才。メリッサ・マクモロー選手は12戦6勝の30才ですが、2月にメキシコでアレリー・ムシーノ選手と戦ったWBAフライ級暫定王者決定戦(スプリットでムシーノ選手勝利)では「マクモロー選手が勝っていた」という意見も多くありました。

 試合はご覧のとおり、お互いに決定的なシーンを作らせない接戦ながら、スタートダッシュに成功したマクモロー選手が勝利をたぐり寄せる結果となりました。

 長期政権を築いてきたケンティキアン選手の牙城が崩れたことで、一気にいろんな動きが出てきそうなフライ級戦線。やはり今年は激動の年になりそうです。

WBO/WIBFフライ級タイトルマッチ 10回戦
×王者 スージー・ケンティキアン(ドイツ)
判定 0−2
○挑戦者 メリッサ・マクモロー(アメリカ)
マジョリティーデシジョンでメリッサ・マクモロー選手の勝利。
(95−95、94−96、94−96)

 この結果、両選手の戦績は以下のようになります。
スージー・ケンティキアン(ドイツ)31戦29勝1敗1無効試合16KO
メリッサ・マクモロー(アメリカ)13戦7勝3敗3分

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2012年05月18日

スージー・ケンティキアン陥落! メリッサ・マクモローが新王者に フライ級タイトルマッチ 結果 ボクシング女子

boxing

120516_スージー・ケンティキアン2012年5月16日(水)ドイツ フランクフルト

WBO/WIBFフライ級タイトルマッチ 10回戦
×王者 スージー・ケンティキアン(ドイツ)
判定 0−2
○挑戦者 メリッサ・マクモロー(アメリカ)
マジョリティーデシジョンでメリッサ・マクモロー選手の勝利。
(95−95、94−96、94−96)
試合を伝えるドイツのサイト

 アメリカの実力派メリッサ・マクモロー選手が、3団体フライ級統一王者スージー・ケンティキアン選手に2−0の判定で初黒星を付けて、WBOおよびWIBFの新王者となりました。

 試合はマクモロー選手が初回から挑戦者らしい積極性で果敢に攻め、ケンティキアン選手はそれに打ち合わずバックステップとクリンチという対応に出たようです。

 ケンティキアン選手はそうした消極的なファイトが前半のほとんどを占め、後半になってやっとバックステップをやめて打ち合いに応じたとのことですが、時は遅く、判定の結果はポイントでわずかに及びませんでした。

 この試合にはWBAのベルトはかけられていないようですが、今回の敗北でケンティキアン選手のWBA王座は剥奪になることは確実。3本のベルトを一挙に失ったケンティキアン選手はすぐにでもリターンマッチで戦いたい意向を示していますが、そう簡単にいくかどうかは難しいところ。

 マクモロー選手の快挙をアメリカの関係者は大歓迎。早くもIBF同級王者エヴァ・ナイト選手(アメリカ)との三団体統一戦を望む声が出ているそうです。

 マクモロー選手の台頭に、アルゼンチンのジェシカ・ボップ選手、メキシコのマリアナ・フアレス選手や、アレリー・ムシーノ選手もなにか動きを見せるかもしれません。

 ケンティキアン選手の敗北で、フライ級前後の世界戦線に大きな変化が起きそうな、そんな予感がただよって来ました。

 この結果、両選手の戦績は以下のようになります。
スージー・ケンティキアン(ドイツ)31戦29勝1敗1無効試合16KO
メリッサ・マクモロー(アメリカ)13戦7勝3敗3分

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2011年03月20日

スージー・ケンティキアン vs アナ・アラソラ 決定 ボクシング女子

boxing


2011年3月26日(土)ドイツ ハンブルグ

WIBF/WBA/WBOフライ級タイトルマッチ
王者 スージー・ケンティキアン(ドイツ)
VS
挑戦者 アナ・アラソラ(メキシコ)

 フライ級3団体統一王者スージー・ケンティキアン選手(ドイツ)が今月下旬に試合をおこないます。
ホームのハンブルグでの試合が決定したケンティキアン選手

 相手は27戦19勝のアナ・アラソラ選手。勝率ではケンティキアン選手に及ばないもののKO勝利の数では両者とも16で互角。アラソラ選手は3〜4ヶ月ごとにコンスタントに試合をこなしていますが、チャンピオンのケンティキアン選手は前の試合からすでに8ヶ月というブランクが不安材料。いったいどのような試合になるのでしょうか。

スージー・ケンティキアン(ドイツ)28戦27勝1無効試合16KO
アナ・アラソラ(メキシコ)27戦19勝5敗16KO

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2010年04月25日

注目のビッグマッチ スージー・ケンティキアン vs ナディア・ラオウイ 結果 女子ボクシング

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2010年4月24日(土)ドイツ ハンブルグ

WIBF/WBA/WBOフライ級タイトルマッチ
○王者 スージー・ケンティキアン(ドイツ)
判定2−1
×挑戦者 ナディア・ラオウイ(ドイツ)
スージー・ケンティキアン選手がスプリット・デシジョンで防衛に成功。
96−94、95−96、96−94



 戦前の予想どおりのすごい試合になりました。ナディア・ラオウイ選手は足を使うボクシングで前後左右に自由に動きながら攻撃的なボクシングを展開。ケンティキアン選手は果敢に応戦しますがいつものキレが足りない感じ。

 接近してケンティキアン選手の距離になるとラオウイ選手は巧みなクリンチワークでうまく対処して優位を与えず10ラウンドを戦いぬきましたが、判定は2−1の僅差でケンティキアン選手の勝利。勝ちを確信していたラオウイ選手はデビュー以来初の黒星を喫してリングで号泣。

 しかし、この試合はラオウイ選手の名前を世界に知らしめる重要な試合になりました。近い将来、彼女には再び大きなチャンスが与えられるでしょう。

 世界をリードするドイツ女子ボクシングから今後も目を離せません。

 この試合の結果、ふたりの戦績は以下のようになります。

WIBF/WBA/WBOフライ級チャンピオン
スージー・ケンティキアン(ドイツ)27戦27勝16KO

WIBAフライ級暫定王者
ナディア・ラオウイ(ドイツ)13戦11勝1敗1分1KO

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2010年04月24日

スージー・ケンティキアン vs ナディア・ラオウイ まもなくゴング 女子ボクシング

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2010年4月24日(土)ドイツ ハンブルグ

WIBF/WBA/WBOフライ級タイトルマッチ
王者 スージー・ケンティキアン(ドイツ)
VS
挑戦者 ナディア・ラオウイ(ドイツ)

 ドイツのスターボクサー、スージー・ケンティキアン選手と無敗のWIBA暫定王者ナディア・ラオウイ選手の計量がおこなわれました。規定の50.8キロに対して、ケンティキアン選手は50.2キロ、ラオウイ選手は49.9キロでパスしています。

動画は試合のPR用に女王様のコスプレをするケンティキアン選手

WIBF/WBA/WBOフライ級チャンピオン
スージー・ケンティキアン(ドイツ)26戦26勝16KO

WIBAフライ級暫定王者
ナディア・ラオウイ(ドイツ)12戦11勝1分1KO

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2010年02月10日

女子ボクシング ドイツへの道 Road to Germany

boxing


ツバサ選手とツナミ選手

 ボクシングの魅力はいろいろあると思いますが、やっぱり多くの人が関心を持つのは世界タイトルマッチですよね。

 いったい誰が世界で一番強いのだろうという興味、その答が決定する世界タイトルマッチ、これが面白くないわけがありません。

 しかし、残念ながら、世界にはいくつものベルトがあるので、世界の強豪が争う人気ベルトもあれば、そうでないベルトもあって、価値は同じではないのです。

 やっぱり、多くの強豪選手が本気で奪い合いをしているベルトが一番価値があるわけです。

 ということで、きのうの記事でも書きましたが、女子ボクシングでいま一番のホットスポットであるドイツの人気選手が持っているベルトにはかなりの価値があります。

 中でも『ボクシング・クイーン』レギーナ・ハルミッヒ選手が持っていたWIBFフライ級のベルトは、現在はスージー・ケンティキアン選手に受け継がれて最高の輝きを放っています。このベルトの価値はハンパではありません。ドイツやアメリカやアルゼンチンの選手が虎視眈眈とアイ・オブ・ザ・タイガーで狙っているベルトなのです。

 さて、このたび、われらがツナミ選手がハッキリと表明した「スージー・ケンティキアン選手を狙う」発言、QRは全面的に応援したいと思います。

 しかし、WBAさんのサイトに載せられた英文の記事を見てビックリ。そこにはツナミ選手サイドの言葉として「ケンティキアン選手のWBAベルトとツナミ選手のWBAベルトをかけて、ケンティキアン選手の階級でタイトルマッチをしたい」と書いてありました。

 違うふたつの階級のベルトをひとつの契約体重で争うという変則タイトルマッチをしようというわけですが、これって多田選手と富樫選手が去年やったやつと同じ発想ですよね。

 でも、あれは話題作りでやったはずがたいした話題にもならずに「へんなタイトルマッチ」と言われて失敗しています。QRもアメリカ人のボクシング関係者から「very strange」と言われましたよ。

 そんな、日本人からもアメリカ人からも受け入れられないような変則タイトルマッチを、世界で一番ルールに厳格なドイツが受け入れるとは思えません。

 それから、ツナミ選手は世界のどこに出しても誇れる最高のボクサーですけれど、WBAのベルトはまだ1回しか防衛していません。ケンティキアン選手のWBAのベルトはすでに11回防衛。そしてWBAスーパーベルトに認定されているのです。価値が違います。

 また、タイトルマッチが実現し、試合にはWBAのベルトしかかけられていなかったとしても、ツナミ選手が勝った場合は、敗北の責任を問われてケンティキアン選手はWIBFとWBOのベルトを没収されてしまうでしょう。つまり、1対1でベルトをかけたとしてもケンティキアン選手にとっては3本のベルトをかけるのと実際上は同じこと。

 ですから、お互いにWBAのベルトを1本ずつかけようという提案は「ひとつの契約体重で二階級のベルトを争うのはおかしい」という理屈の上でも「試合設定の不公平」という意味でも、とても相手の賛同は得られないでしょう。

 では、どうすればよいのか?普通にケンティキアン選手のベルトに挑戦を表明すれば良いのです。

 女子ボクシングでは、選手が少ないために、男子と違って、ある階級の王者がそのままほかの階級のベルトに挑戦することが認められています。

 イスター・ショウテン選手はスーパーバンタム級の王座を保持したままフェザー級のイナ・メンツァー選手のベルトに挑みました。

 カロリーナ・ガイテ選手はスーパーフライ級の暫定王座を保持したままフライ級のケンティキアン選手のベルトに挑みました。

 ですから、ツナミ選手もスーパーフライ級の王座を保持したままフライ級のケンティキアン選手に挑めば良いのです。

 別階級のベルトをひとつの試合にかけるというような妙な話題作りは必要ありません。実力でぶつかるだけで充分話題になります。ツナミ選手はそれが出来る選手でしょう。

 どうしても話題作りが必要ならば、たとえば、ツナミ選手、ツバサ選手、チェ・ヒョンミ選手で「アジア最強トリオ」を結成してドイツの代表と対抗戦を申し入れるとか、そういう実力主義的な発想のほうを希望します。

 でも、まあ、あんまり先を急がなくても、ツナミ選手の階級にはアルゼンチンの暫定王者さんもいることだし、それをまず倒してもいいじゃないですか。

 ツナミ選手が暫定王者のガイテ選手を後回しにしてマーティン選手とタイトルマッチをしたことで、アルゼンチンのファンがブログで怒ってましたよ(笑)。ガイテ選手はケンティキアン選手と戦って判定まで行ったボクサーですから、相手として不足はないでしょう。

 過去にハルミッヒ選手と引き分けているアメリカのエレナ・リード選手をツナミ選手の挑戦者に迎えても面白そうですし。

 いま、ケンティキアン選手の前には順番待ちの挑戦者がたくさん並んで待っています。そこに割って入るのにはとにかくアピールが必要。

 『TSUNAMI』という名前をこれからたくさん世界中で記事にしてもらわなければならないし、写真もネットにまだまだ少ないし、YouTubeに動画のひとつも無ければおかしいですし、そういうことをひとつずつやっていかないとだめなんです。QRも出来る限りのことはしていますがそれでもまだ全然少ない。

 ファンや関係者の人たちは、ただ成り行きを見守っているのじゃなくて、いま自分たちが出来ることをやりましょう。写真やビデオが手元にあるなら表に出しましょう。文章を書きましょう。いまサポートしなくていつしますか。なんにもツナミ選手の情報が行き渡ってないいまだからこそ、ちょっとのアクションでも効果は大きいのです。

 でも、こうやっていろいろ心配しちゃうのも日本にツナミ選手という強くてヤル気のあるチャンピオンがいるからこそ。ボクシングファンとしてはとても幸せなことです。

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2010年02月09日

女子ボクシング スージー・ケンティキアン 次戦の相手はナディア・ラオウイ

boxing


vs_raoui2010年4月24日(土)ドイツ ハンブルグ

WIBF/WBA/WBOフライ級タイトルマッチ
王者 スージー・ケンティキアン(ドイツ)
VS
挑戦者 ナディア・ラオウイ(ドイツ)

 ドイツのスターボクサー、スージー・ケンティキアン選手の次回防衛戦のスケジュールが発表されました。

 場所はケンティキアン選手のホームタウンのハンブルグ、相手は12戦無敗のWIBAフライ級暫定王者ナディア・ラオウイ選手です。

 ラオウイ選手は「美しき野獣」のニックネームで美人ボクサー的な売られ方をしている選手ですが、戦績は12戦無敗、その中にはゴールデングローブに輝くアイリーン・ミヨコ・オルシェウスキー選手(アメリカ)との引き分けもあり、ボクサーとしての腕は確かです。

 ラオウイ選手をケンティキアン選手とぶつけないで大切にしていくやり方もあったかもしれませんが、ドイツのボクシング界はぶつけてしまうんですね。プロモーターも選手もいい根性しています。

 いままでも何度も書きましたが、話題性だけではなくてガチの勝負にこだわるドイツボクシング。それが人気の秘密です。

 数年前までは、アメリカのドン・キングやゴールデンボーイといったプロモーションが、クリスティー・マーティン選手やレイラ・アリ選手などと契約を結び、男子のビッグマッチのアンダーカードとして女子マッチを組むのが恒例になっていましたが、レイラ・アリ選手の引退後は、そのようなこともなくなり、アメリカの女子ボクシングはけっこう地味になってしまいました。

 マーティン選手が1000〜2500万円というファイトマネーをもらっていたのに比べて、現在のアメリカの女子ボクシングでは世界王者でも100万円前後という寂しい状況。



 しかし、ドイツでは女王レギーナ・ハルミッヒ選手が2007年の引退試合で数千万円のファイトマネーを手にしたのをはじめ、現在のトップのイナ・メンツァー選手やスージー・ケンティキアン選手もかなりの高額を得ています。

 たとえば、去年のイナ・メンツァー対イスター・ショウテンのリマッチでは、挑戦者のショウテン選手が500万円、王者メンツァー選手は3500万円でした。ショウテン選手は最初の試合が好評だったので挑戦者としては異例の高額でリマッチに呼ばれました。王者のメンツァー選手の金額は長谷川穂積選手とほぼ同じです。

 今回ご紹介した動画は、ケンティキアン選手が初めて*テレビCMに出演したというニュースなんですが、ファイトマネー以外にもこうやって大きな収入を得ることが出来るのも、キツイ試合を何試合も勝利し、観客を熱狂させ、リスペクトを受けている結果であって、単にベルトがあるから、女だから、かわいいから、というものではありません。

 ドイツも決して好景気というわけではなく、そんななかでもケンティキアン選手やメンツァー選手の試合のチケットはけっこう高額。それなのにお客さんは彼女たちの試合を見に来ます。それは彼女たちが一流のボクサーであるからです。なかなかいない選手だからです。

 そのへんを見誤ると、ドイツ女子ボクシングの価値や人気の本質を理解することは出来ません。

 *テレビCM ドイツのご家庭ならどこでも冷蔵庫に2、3個は常備しているというお菓子のチャンピオン『ミルヒシュニット』のCM。こちらが公式ウェブサイト。ケンティキアン選手のスライドショーがトップを飾っています。壁紙もダウンロード出来ます。

WIBF/WBA/WBOフライ級チャンピオン
スージー・ケンティキアン(ドイツ)26戦26勝16KO

WIBAフライ級暫定王者
ナディア・ラオウイ(ドイツ)12戦11勝1分1KO

前回記事 スージー・ケンティキアンがWBAスーパーベルトを獲得

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2009年11月25日

女子ボクシング スージー・ケンティキアンがWBAスーパーベルトを獲得

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 コロンビアのメデジン市で開かれたWBA総会に招かれていたWBAフライ級王者スージー・ケンティキアン選手(ドイツ)が、女子選手として初のスーパー・チャンピオンに認定されました。

 この認定は、ケンティキアン選手が2年半の間に11回の防衛を果たしたことを評価したもので、WBAは「女子のスーパーチャンピオンベルトを今後『スージー・ケンティキアン・ベルト』と命名する」と発表しました。
ニュースを伝えるドイツのサイト

 スージー・ケンティキアン 「大きな名誉をいただいて非常に幸せです。コロンビアへの長い旅はわたしにとってとても価値のあるものになりました。WBAさんに感謝します。」


 動画は10月におこなわれたWIBF/WBA/WBOフライ級タイトルマッチ10回戦 王者スージー・ケンティキアン VS 挑戦者 ユリア・サーヒン (紫のスカートがケンティキアン選手)

 ケンティキアン選手の実積がスーパーなことは事実ですが、今回の認定はライバルの団体のWIBFさんやWBOさんより目立ちたいというWBAさんの話題作り感が濃厚というしかありません。

 男子では複数の団体のベルトを持つことがスーパー王者の一応の認定基準ですが、いままでWBAさんはレイラ・アリ選手(アメリカ)やナターシャ・ラゴシーナ選手(ロシア)が何団体もの統一王者となってもスーパー認定しませんでした。

 いままで認定しなかった女子スーパー王者を今回ケンティキアン選手に認めた理由は「2年半に11回の防衛」という、なんか中途半端なもので、認定の基準がどうなっているのかさっぱりわかりません。

 もしかすると、今回の本当の狙いは、強過ぎるケンティキアン選手をスーパー王者に認定することで正規王座を空位にして、そこに新しい王者を作ることなんじゃないかという、イヤな予感も漂ってきます・・・。

 本当のところはどうなんでしょうねえ、WBAさん。

*スーパー王者 通常の世界王者よりも人気と実積のある選手に限りWBAさんが認める王者。といえば聞こえがいいですが、実際には認定の基準がよく分からない上に、スーパー王者が誕生すると通常の正規王座(レギュラー王座)が空位扱いになり、もうひとり王者を作ることが出来るため「王者乱立の商業主義」としてとても評判が悪い制度。

関連記事 女子ボクシング ドイツでの二大タイトル戦は大激戦 イナ・メンツァー vs イスター・ショウテン、スージー・ケンティキアン vs ユリア・サーヒン 結果

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2009年10月08日

女子ボクシング 10月10日にタイトル防衛戦を迎えるスージー・ケンティキアン 近況

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susi_V 弱冠22才ながら、WIBFフライ級とWBAフライ級のふたつの世界王座を持ち、ヤングアスリートとして絶大な人気のスージー・ケンティキアン選手。彼女は10月10日に今年3回めのタイトル防衛戦を迎えます。

 今回の相手は同じドイツをホームとし、20戦無敗を誇るWIBFライトフライ級前チャンピオンのユリア・サーヒン選手。

 定評のある手堅いボクシング技術、デビュー以来負け無しの戦績、そして身長で6センチのアドバンテージを持つサーヒン選手は、ケンティキアン選手にとってもイージーな相手では無いでしょう。

 しかし、ケンティキアン選手は内外のメディアに笑顔で試合前のコメントを発表し、戦う王者の余裕を見せています。あとは計量をクリアすれば戦闘開始。

 「わたしはユリア・サーヒン選手の戦い方をよく知っています。彼女はとっても機敏でスピードのある無敗の王者だけど、それはわたしも同じです。むずかしい戦いになるでしょう。でも、パワーではわたしのほうが上です。わたしは『キラー・クイーン』と呼ばれています。それをお見せしましょう。」- ケンティキアン選手

 「スージーはよく練習してきました。ここ数週間、その成果が出ています。タイトルは取ることよりも防衛するほうが難しい、と言われますが彼女は準備ができています。スージーは土曜の試合で王座を守りますよ」- マゴメド・チャブロフ氏(トレーナー)

 ケンティキアン選手はWBAの世界王者になってから1年に4回のペースで試合をし、すべてがタイトルマッチ。今度の試合が11度目のWBA防衛戦となります。

 トップの選手がこれだけの試合をこなしていることが、ドイツボクシング界の熱気を生んでいることは間違いありません。イナ・メンツァー選手も、イスター・ショウテン選手も、アリシア・グラフ選手も、ドイツの王者はみんな3〜4ヶ月で試合をしています。

 いろいろ理由はあるのでしょうが、日本人世界王者が半年に1回程度しか試合をしない現状はあまりにも寂しいですね。試合が無ければ話題にならず、話題にならないのなら盛り上がるわけもありません。

 ドイツの女子は、強い選手とガンガン試合をするのはもちろん、ちゃんと何週間も前から試合情報を流しますし、プロモビデオを作り、ホームページも充実させてます。いろんな努力をしています。

 それに比べて日本の女子ボクシングは?

 情報の無いところに人は来ないですよー

関連記事 女子ボクシング ダブル・タイトルマッチ イナ・メンツァー vs イスター・ショウテン、スージー・ケンティキアン vs ユリア・サーヒン 予定

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2009年03月21日

スージー・ケンティキアン vs エレナ・リード WIBF/WBA世界タイトルマッチ 結果

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スージー2009年3月20日(金) ドイツ ハンブルグ

WIBF/WBAフライ級タイトルマッチ
○王者 スージー・ケンティキアン(ドイツ)
判定3−0 
×挑戦者 エレナ・リード(アメリカ)
スージー・ケンティキアン選手判定勝利
100−90,100−90,100−91

 画像クリックで試合動画のページに飛びます。レギーナ・ハルミッヒさんも登場。

 「練習してきたことがよく出せました」と満足そうなケンティキアン選手。いつもは厳しい意見の大先輩レギーナ・ハルミッヒさんも「スージーこそが新しいスターだわ」と絶賛。

 独米スター選手同士の注目の戦いは、3人のジャッジが全員スージー・ケンティキアン選手に100ポイントをつけるワンサイドなゲームで、ケンティキアン選手がWIBFおよびWBAフライ級のベルトを防衛しました。

 2004年と2005年に、当時のボクシング女王であったハルミッヒ選手を大いに苦しめた実力派スターのリード選手も、今回はKOを免れるのが精一杯と言えるほど追い込まれました。

 今年のスージー・ケンティキアン選手は、まさに軽量級最強の称号にふさわしい充実ぶりのようです。

おまけ動画 計量

 この試合の結果、両者の戦績は以下のようになります。

WBAフライ級チャンピオン
WIBFフライ級チャンピオン
スージー・ケンティキアン(ドイツ)
24戦24勝16KO

IFBAフライ級チャンピオン
エレナ・リード(アメリカ) サウスポー
ボクシング 30戦19勝5敗6分5KO
総合格闘技 2戦2勝2KO


猪崎さんの世界戦のことバナー

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2009年03月17日

スージー・ケンティキアン 新テーマ曲

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スージー スージー・ケンティキアン選手(ドイツ)の新しいイメージビデオと、テーマ曲が発表されました。

 ビデオも、音のほうも、かなりマッチョな感じで、そのまま男子選手に差し替えても使えそうですね。

 この新曲は20日のビッグマッチ、対エレナ・リード戦から入場曲として使われるということです。

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2009年01月29日

フライ級ビッグカード スージー・ケンティキアン vs エレナ・リード 決定

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2009年3月20日(金) ドイツ ハンブルグ
WIBF/WBAフライ級タイトルマッチ
王者 スージー・ケンティキアン(ドイツ) vs 挑戦者 エレナ・リード(アメリカ)

スージー・ケンティキアン エレナ・リード チャンピオン同士のスーパーファイトが決定しました。ドイツが誇るWIBFおよびWBAフライ級王者のスージー・ケンティキアン選手と、アメリカの人気ボクサーでIFBA同級チャンピオンのエレナ・リード選手が、ドイツで激突します。

 この試合にはケンティキアン選手の二本のベルトがかけられます。

 なお、一時は発表されていたエレナ・リード選手とホリー・ダナウェイ選手(アメリカ)とのタイトルマッチは、こちらのタイトルマッチと日程が重なってしまいキャンセルになりました。


WBAフライ級チャンピオン
WIBFフライ級チャンピオン
スージー・ケンティキアン(ドイツ)
23戦23勝16KO

IFBAフライ級チャンピオン
エレナ・リード(アメリカ) サウスポー
ボクシング 29戦19勝4敗6分5KO
総合格闘技 2戦2勝2KO

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2008年12月07日

スージー・ケンティキアンが意外な苦戦 WIBF/WBAフライ級防衛戦

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2008年12月5日 ドイツ・ハレ市

WIBFおよびWBAフライ級タイトルマッチ 10回戦
王者スージー・ケンティキアン(ドイツ)○ 判定3−0 ×挑戦者アナスタシア・トクタロヴァ(ロシア)
98−92,99−92,99−91

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 スージー・ケンティキアン選手がWIBF/WBAフライ級王座の防衛に成功しました。これでスージーは、デビュー以来23戦全勝。しかし、内容的には、今までで最も苦しんだ試合だったかもしれません。

 リングインしたケンティキアン選手は、いつになく緊張した表情。精神面が試合の8割を決めるという格闘競技では、これは赤信号。スージーは、対戦相手のトクタロヴァ選手(GBUフライ級王者)の技術面を非常に高く評価し、警戒していたようで、これが過度の緊張を招いたのでしょうか?

 実際、トクタロヴァ選手は、試合が始まると軽いフットワークと身のこなしで、フトコロが深く、良いディフェンス。まったくスキを見せません。先制したいスージーは打って出ますが、逆にいいパンチを当てられ苦しい立ち上がり。

 中盤ではお互いに飛び込もうとしてバッティングが目立ちます。相手のバッティングがあってもいつもは気にしないそぶりのケンティキアン選手が、しきりにレフリーにアピール。らしくない感じ。

 後半はケンティキアン選手が押し気味に試合をすすめ、相手の攻撃を封じて結果を引き寄せました。

 とにかく、苦しそうだったこの試合。若さゆえの不安定さ?技術面の課題?あるいはコンディションに問題?なんにせよ、この経験が今後に生きればさらに成長出来るでしょう。

この試合を含む両者の戦績は次の通りです。
スージー・ケンティキアン 23戦23勝16KO
アナスタシア・トクタロヴァ 23戦13勝10敗2KO

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