2018年09月16日

鮮血のタイトルマッチに疑惑の判定 ブレンダ・フローレス VS ルイサ・ホートン WBCアトム級暫定世界王座決定戦 ボクシング女子

 Boxing

2018年9月8日(土)アメリカ カルフォルニア州

WBCアトム級 暫定世界王座決定戦 10回戦
ブレンダ・フローレス(メキシコ)赤のトランクス
VS
ルイサ・ホートン(オーストラリア)黒のトランクス


 2016年に竹中佳選手とWBOライトフライ級王座を争って勝利したルイサ・ホートン選手が今月8日にWBCアトム級のタイトルマッチに出場しました。

 ホートン選手は2年前の勝利でWBOライトフライ級チャンピオンになったのですが、防衛戦をおこなわずに王座剥奪となって現在は無冠。

 WBCアトム級は小関桃前王者の引退で正規王座が空位になっているのですが、どういうわけか、今回のタイトルマッチは暫定王座決定戦です。

 正規王者がいないのに暫定王者を作るというわけがわからないことになっています。さすがテキトー運営のWBCさん。

 それはともかく、海外ではまったく不人気で、いままで誰も見向きもしなかったアトム級の試合がこうして中継されるようになったことがビックリですね。世界的な女子ボクシング人気の盛り上がりがここまで来たということなのでしょう。

 試合はフローレス選手のパンチで第1ラウンドからホートン選手が鼻から出血。それが止まらずにひどいことになって最後まで顔面は真っ赤。鮮血をしたたらせ、微笑みながらフローレス選手に襲いかかるホートン選手の鬼気せまるボクシング・・。

 出血を招いたフローレス選手のパンチは、試合を通してみればホートン選手のパンチにはその効果でも命中数でもおよばず、内容的には完全にルイサ・ホートン選手の試合となりました。特にホートン選手のボディ攻撃は効果的で、フローレス選手をかなり苦しめたと思います。いいボクシングでした。

 しかし、判定は2−1でフローレス選手の勝利。

 判定を聞いた瞬間、「ワーオ・・」と驚愕する放送席。「勝っていたのはホートン選手」「ジャッジは正しい判定をしなければいけない。血なんか見ないで有効打を見るべきだ」と解説の人たちが放送で断言。

 まったくそのとおりで、鼻血が出たとか、顔が腫れたとかは、ポイントとは関係無いんですよね。試合を決めるのはあくまで有効打の数です。

 出た判定を完全に否定する、こういう正直な解説は日本ではここ数十年聞いた事ありません。むこうはスポーツに関しては発言の自由があるのがうらやましいです。ちゃんと心のある人が解説席にいるのはいいですね。

 いまやアメリカではヒスパニック系の市民は多数派であり、メキシコ人選手にとってアメリカは第2のホームみたいなもの。そしてかかっていたベルトがメキシコに本部があるWBCですから・・こういう滅茶苦茶な判定も不思議ではないのかもしれません。

 なんか、こんな話が多過ぎないですか? やだなー。

 でも、良かった点は、不人気階級のアトム級に光が当たり始めたかもしれないことと、ルイサ・ホートン選手のボクシングが素晴らしかったこと。このふたつは覚えておきたいです。

WBCアトム級 暫定世界王座決定戦 10回戦
○ブレンダ・フローレス(メキシコ)
判定 2−1
×ルイサ・ホートン(オーストラリア)
ブレンダ・フローレス選手の判定勝利
(97−93、93−97、96−94)
[情報提供:ゆめさま/g1j2p5i5さま]

ブレンダ・フローレス(メキシコ)18戦13勝4敗1分2KO
ルイサ・ホートン(オーストラリア)10戦8勝2敗4KO

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queensofthering at 10:40│Comments(2)ボクシングの試合:2018.7〜9 │ このBlogのトップへ前の記事次の記事

この記事へのコメント

1. Posted by いちボクシングファン   2018年09月17日 21:02
アトム級なのに、これだけパンチが強くキレがあるんですね。海外の女子選手は力強い!
2. Posted by queens of the ring   2018年09月17日 23:55
>いちボクシングファンさん
この試合はスゴイですね。

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