こういう場合はすぐに救急車　ジョディー・マッカーシー VS ペットワーリン　結果＆動画　ムエタイ女子

　Muay Thai

２０１８年９月４日（火）　タイ　プーケット

ムエタイ
ジョディー・マッカーシー（アイルランド）赤
ＶＳ
ペットワーリン（タイ）青
・閲覧注意・

・閲覧注意・

　動画の最後にアクシデントがあり、観戦によって気分が悪くなる可能性がありますので、それでも見たい方以外は動画を再生しないでください。　そんな動画を貼る理由はリングでの事故について少しでも理解を広めたいからです。　なお、文章だけでも読んでいただけると幸いです。

　アイルランドのジョディー・マッカーシー選手の試合です。つい最近１２才になったようですね。

　この試合に関しては契約体重も何もわからないのですが、相手のペットワーリン選手がめずらしくマッカーシー選手よりも小さいので、おそらく相当強い選手であり、契約体重もマッカーシー選手の３７kg付近と思われます。

　ペットワーリン選手については申し訳ありませんが全然知りません。しかし、この動画で見る限り、マッカーシー選手の出来ることはすべて同じように出来ますし、かなり試合慣れもしているし、勇気もあって素晴らしい選手です。

　で、第３ラウンドの後半に、マッカーシー選手が飛び込みざまにボディーを打ちに行った時、ペットワーリン選手はバランスを崩して後方に勢いよく倒れます。

　倒れると同時に失神してレフリーがＫＯを宣言します。

　しかし、これはマッカーシー選手の攻撃が当たっての失神ではなく、単にバランスを崩して倒れたときに、最下段のロープ、そしてリングに後頭部を打ち付けたための失神です。

　ＱＲはこのような倒れ方をした選手を過去に何回か見ていますが、深刻な事故になったことが多かったです。

　リングで使われるロープの多くは芯材が金属のワイヤーであることが多く、また、リング自体も中央部に比べて周辺部は弾力がなくて硬いのです（金属の枠に木製の板を乗せた作りなので、周辺部は中央よりもたわまないしショックも吸収しない）。しかも、打ったのは後頭部です。

　これを読まれている方で、将来試合スタッフになる方がいたら、このようなケースは軽く見ないで、失神した選手をすぐに頭部打撲に詳しい専門の医者に診てもらってください。

　自分が関係者ならすぐに救急車を呼びます。そして、診断結果がどうでもその選手にはしばらく練習も試合もさせません。これはそのくらい深刻な案件です。

　ペットワーリン選手に何事もなく無事であることを祈ります。

ムエタイ
○ジョディー・マッカーシー（アイルランド）赤
ＫＯ　第３ラウンド
×ペットワーリン（タイ）青
ジョディー・マッカーシー選手のＫＯ勝利

4th September 2018, Thai
Muay Thai
Jodie Mccarthy vs. Petwarin
Winner Jodie Mccarthy by KO
QR think this is not a real KO. Just an accident.

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