観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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きょうの1曲 夏のせいかしら/夏木マリ


 バカとなんとかは速い曲が好きと言われますが、たしかにそのとおり、QRは速い曲が大好物。
しかし、単にリズムのきざみ方が速いということではなく、
疾走感があるかどうかということが速い曲のいちばんの要素なのであります。

 で、QRが速い曲を聴きたいときに必ず引っ張り出すのがこの曲。
イントロから風を切ってぶっ飛ばす高揚感はなにものにも代えられません。
70年代独特のホーンとストリングスに、太いベース、性急なパーカッションが、
心の奥底から焦燥感を掻き立て、いてもたってもいられなくなってしまうこの感覚。

 現在の打ち込み、サンプリングの安っぽい卓上制作の音ではなく、
すべて生のミュージシャンが叩き出しているサウンドだということも高ポイント。

 「夏!決まり!」というダジャレから付けられたというその名のとおり、
夏の陽を連想させる夏木マリさんの輝くヴォーカル、夢を誘う歌詞の世界も魅力。

 あっという間に過ぎてしまう3分20秒。またイントロから聞こ(12回め)。

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