Boxing
2018年7月23日(月)東京 後楽園ホール
ホープフルファイト28
OPBF東洋太平洋女子フェザー級タイトルマッチ 8回戦
王者 三好喜美佳 みよしきみか(OPBF3階級制覇/川崎新田)
VS
挑戦者 藤原芽子 ふじわらわかこ(現日本女子フェザー級王者/真正)
三好喜美佳王者の入場コスチュームは、川崎新田ジムが提携関係のおなじみフロンターレ川崎のユニフォーム。ナンバーは344(みよし)。
挑戦者はことし3月に日本女子フェザー級王者となった藤原芽子選手。その日本王座の防衛戦より先に決まったのが、今回のOPBF東洋太平洋女子フェザー級タイトルマッチです。
OPBF3階級制覇、世界王座3回挑戦という豊富な実績を持つ三好選手に、新米国内王者の藤原選手が挑む一戦。
OPBF初挑戦、後楽園ホール初登場の藤原選手は、序盤から積極的に攻撃。
王者が前進を開始すると、藤原選手は無理に対抗しないでバックステップ。しかし、下がりながらも的確なパンチを絶え間なく放つ挑戦者。
ショートレンジではアッパーも見せます。・・藤原芽子選手、なかなかやります。
一撃の重さでは藤原選手に分があることが徐々に明らかになってきます。
藤原選手はメキシコ女子のような軌道が横に広いタメの効いたロングショットを随所に披露。
そしてさらに、右とほぼ同じ威力で打ち込める左も魅力。そのパワーだけでも大きな武器なんですが、タイミングがまた良いのです。両者接近で打ち合い、距離が詰まった際に、藤原選手が一歩下がりながら距離を作りつつ出すのがこの左。彼女はこれが得意技なのか、再三いい感じで決めています。
4回終了時にアナウンスされた途中採点は39-37、39-37、40-36で3者ともに挑戦者の藤原選手を支持。ピンチの三好選手は5回から猛攻。
ショートの多い三好選手に対し、藤原選手はロング、ミドルが豊富で振りも大きいため見た目もかなり印象的。
ダウンシーンの無いままに試合は予定の8回を終了。読み上げられた判定の勝者は挑戦者の藤原芽子選手。
OPBF東洋太平洋女子フェザー級タイトルマッチ 8回戦
×王者 三好喜美佳 みよしきみか(OPBF3階級制覇/川崎新田)
判定 0-3
○挑戦者 藤原芽子 ふじわらわかこ(現日本女子フェザー級王者/真正)
(75-77、74-78、74-78)
藤原選手は日本女子フェザー級王座と合わせて二冠王者となりました。「ここまで来たら、次は世界を狙います」と言い切るニューチャンピオン。いいですねー。
三好喜美佳 みよしきみか(川崎新田)25戦13勝(うちタイ人3)11敗1分5KO(うちタイ人3)
藤原芽子 ふじわらわかこ(現日本女子フェザー級王者/真正)10戦6勝(うちタイ人0)2敗2分1KO(うちタイ人0)
コメント