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矢吹純と戦ったサオワラック・ナリーペンシーはデビュー戦だった?(というのはデータベースの間違い) ボクシング女子

  Boxing

31176390_248152309086634_1755050287141224448_n きのう後楽園ホールで矢吹純選手(日本女子ミニフライ級王者/協栄)と戦って第3ラウンドTKOで敗れたサオワラック・ナリーペンシー選手(タイ)が、デビュー戦だった可能性が出てきました。

 と言うか、公式データベース上は試合記録が無いのです。

追記(5月14日)

 この記事を書いた5月6日の段階ではたしかにそうだったのですが、その後、データベース『ボックスレック(BoxRec)』が修正され、サオワラック・ナリーペンシー選手の戦績はメディア発表の通りの13戦7勝6敗1KOであることが確認されました。矢吹純と戦ったサオワラック・ナリーペンシーの戦績


 公式データベース『ボックスレック(BoxRec)』はアメリカやカナダのコミッションが正式な記録として使用しているもので、日本もこの4月からタイ人選手の戦績は『ボックスレック(BoxRec)』のものを使うように決めたばかりです。

 その『ボックスレック(BoxRec)』にはサオワラック選手の戦績は矢吹選手と戦うまでの記録が無く、きのうの試合が「デビュー戦」と書いてあります。

 JBCさんは告示 -タイ国所属ボクサーの招聘について-という文章のなかで、「BOXRECの戦績提出を以ってそれを公式戦績とする。」「対戦予定選手との試合の承認は、提出された公式戦績を基に、審査を行う」と発表したばかりですが、メディアに流れているサオワラック選手の戦績は12戦7勝5敗1KO(今回の試合の前まで)でまったく違います。

 おそらくタイ側プロモーターが示した数字が協栄ジムさんからそのまま流れているのでしょうけれど、これはJBCさん的には非公認の数字ということです。

 あくまでも彼女の戦績は矢吹選手と戦うまでは0戦0勝0敗で、現在は1戦1敗です。『ボックスレック(BoxRec)』によれば。

 ここで二つの問題があります。

1.JBCさんは公認戦績とは違う数字が流れていることをこのまま見逃すのでしょうか?決めたばかりのルールが直後に破られても問題なしとするのでしょうか?

2.JBCさんは戦績0の選手をタイから招聘(しょうへい)して日本王者と試合させることをすることをどうして許可したのでしょうか?本当に審査しているのでしょうか?

 答え

1.JBCさんは自分たちが決めたことをすでに忘れている。

2.JBCさんはそもそもタイ人ボクサーを審査していない。

 これだと思います。

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