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ニーナ・マインケ VS ヴィッシア・トロヴァート WIBFフェザー級暫定王座決定戦 結果&ノーカット動画 ボクシング女子

 Boxing

2018年2月17日(土)ドイツ ルートヴィヒスブルク

WIBFフェザー級王座決定戦
WIBFフェザー級暫定王座決定戦
GBU女子フェザー級暫定王座決定戦 10回戦
ニーナ・マインケ(WIBFフェザー級インターコンチネンタル王者/ドイツ)白のグローブ
VS
ヴィッシア・トロヴァート(IBOスーパーバンタム級王者/イタリア)黒のグローブ

 久々にドイツでのタイトルマッチのご紹介になります。昨年4月にあのケイティー・テイラー選手と戦って負傷して敗れたニーナ・マインケ選手が復帰2戦目にして世界タイトルマッチに登場です。画像がところどころ乱れますが、これが唯一の動画だと思われますので、ご了承ください。


 マインケ選手はテイラー選手にやぶれたあと、負け越し選手とのカードを組んでもらって楽に復帰できましたが、今回は世界タイトルマッチなのでもちろんそういうわけにはいきません。この日の相手は10戦全勝の世界タイトル保持者ヴィッシア・トロヴァート選手。

 今回のタイトルを管理するWIBFとGBUという団体に日本は未加盟なのでなじみが薄いと思いますが、どちらもヨーロッパでは権威を持っていて、特にWIBFはWBC、WBA、WBO、IBFなどよりずっと古い歴史を持つ女子王座認定団体としてドイツでは特別の意味を持つベルトです。

 動画を一見して、まず思うのは、リングが広いということ。日本やメキシコなど軽量級中心の国では小さいリングが多く使われますが、ドイツやアメリカでは人気の男子ヘビー級の試合に合わせてリングも大型なんですね(リングは5.47~7.31平方メートルの範囲であれば大きさは自由)。

 というわけで、両選手ともに序盤から速いフットワークを使っての動き回るボクシングです。日本人選手もドイツやアメリカで戦うのなら足を強化しておかないとついていけないかもしれません。

 速い動きでたくさんのパンチを打ちあう両選手。しかし、ワイルドに拳を振り回すトロヴァート選手のペースに引っ張られて、マインケ選手のボクシングが本来よりも雑な感じ。顔面の被弾も多く、早い回から腫れが目立ちます。

 マインケ選手には苦しい流れでしたが、中盤第6ラウンド、トロヴァート選手からダウンを奪ってマインケ選手が挽回。なんとか判定での勝利をものにしました。

 しかし、試合を終わってボコボコでヘロヘロになっているのはマインケ選手。薄氷の勝利でした。

WIBFフェザー級王座決定戦
WIBFフェザー級暫定王座決定戦
GBU女子フェザー級暫定王座決定戦 10回戦
○ニーナ・マインケ(ドイツ)
判定 3-0
×ヴィッシア・トロヴァート(イタリア)
ニーナ・マインケ選手が判定勝利でWIBF女子フェザー級正規暫定王座およびGBU女子フェザー級暫定王座を獲得しました。
(96-93、97-92、96-93)
(トロヴァート選手は第6ラウンドにダウン1)

 この試合はWIBFフェザー級の正規王座の決定戦ではなく、暫定王座の決定戦だったことが判明しましたのでタイトル及び記事中の一部表記を訂正します。 3月7日

[情報提供:g1j2p5i5さま]

ニーナ・マインケ(ドイツ)8戦7勝1敗3KO
ヴィッシア・トロヴァート(IBOスーパーバンタム級王者/イタリア)11戦10勝1敗4KO

関連記事 ケイティー・テイラー VS ニーナ・マインケ WBA女子ライト級インターコンチネンタル王座決定戦 結果&ハイライト動画 ボクシング女子

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コメント

  1. g1j2p5i5 より:

    >今回のタイトルを管理するWIBFとGBUという団体に日本は未加盟なのでなじみが薄いと思いますが、どちらもヨーロッパでは権威を持っていて、特にWIBFはWBC、WBA、WBO、IBFなどよりずっと古い歴史を持つ女子王座認定団体としてドイツでは特別の意味を持つベルトです。

    ウィキにはない情報サンクスです   確かにヨーロッパ系が多いですよね   プロモーター兼任のスージー選手の復帰は難しいでしょうが・・・   日本は デタラメWBACは脱退してWIBA・WIBFに加盟してほしいです

    WBO SFe級 結局プロドニカ選手正規王者に

    25日10時からリング誌TV公式サイトのライブストリーミングですが ホートン選手対Aトーレス選手の試合が配信予定 

  2. queens of the ring より:

    >g1j2p5i5さん
    >日本は デタラメWBACは脱退してWIBA・WIBFに加盟してほしいです

    その言葉を聞いたら両団体のトップは泣いて喜ぶでしょう。本当に。あのひとたちは日本の参加を心待ちにしていますからね。

    最近はこのあたりのことを書いていなかったので、ちょっと補足しますと、各団体の発足はWIBF(1989年)IFBA(1997年)、WIBA(2000年)、GBU(2005年)で、最初の3団体は女子専門団体です。
    あとにメジャー系4団体が進出してくるまでは、女子ボクシングはこの3団体が育ててきました。
    WIBFの本拠地はアメリカですが、ドイツのボクシング女王レギーナ・ハルミッヒさん(この動画で解説席に座っている女性)がこのベルトをずっと保持していて、続いてスージー・ケンティキアン選手、イナ・メンツァー選手という同国のトップスターもこの団体の王座に就いたので、ヨーロッパでは絶大な権威を持つベルトとなりました。
    かつてWIBFの王者だったテリー・モス(Terri Moss)さん(アメリカ人)が現在は実質的にこの団体を仕切っているようです。
    モスさんはまた、GBU(本拠地はドイツ)でも重要なポジションにいることから、両団体は姉妹団体のようになっています。

  3. g1j2p5i5 より:

    WIBFがランク更新   マインケ選手暫定王者扱いですね   ちなみに正規Tissen選手試合枯れながら 防衛戦はこなしてます

    トロヴァート選手のIBO王座はすでに空位
    現在の王座は WBA I/C Fe級王者です
    最もこの敗戦で 保持できるかどうかわかりませんが

  4. queens of the ring より:

    >g1j2p5i5さん ありがとうございます。
    マインケ選手の試合は暫定王座決定戦でしたか・・。boxrecの表記を信じたQRがバカでした。記事、訂正しますね。

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