観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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来年日本上陸?のMAX FCとは ユン・ヒョンビン VS キム・ソユル MAX FC52kg 結果&ノーカット動画 キックボクシング女子

 KickBoxing

2017年4月22日(土)韓国 ホンソン
MAX FC 08

MAX FC 52kg契約体重 2分3R
ユン・ヒョンビン (韓国)青
VS
キム・ソユル (韓国)赤

 来年には日本での開催も予定されているという韓国の立ち技系格闘技イベントMAX FC(マックス・ファイティング・チャンピオンシップ)について、少し予習をしておきましょう。日本開催が実現すれば、おそらく日韓対抗戦になるでしょうからね。

 MAX FCは韓国で定期開催されているキック系大会で、今月9日には記念すべき10回目の大会がソウルで無事おこなわれたばかり。トップ選手のみが出られる『マックスリーグ』と、その下の『コンテンダーリーグ』という2部構成で、さらに新人育成大会である『ファーストリーグ』もあるというかなり充実した態勢の興行団体です。

 ルールは、ヒジなし、組んでのヒザは連続2発までOKというもので、日本で言えば3秒までの組みが許されているNJKFさんのミネルヴァルールが一番近いでしょうか。ジャッジは5人で3人以上からの支持を受ければ判定勝利。判定はマストシステムで必ず決着がつき、ドローはありません。

 上掲の動画がその実際の試合のもようです。

 赤のキム・ソユル選手はMAX FC女子の主力選手のひとりで、この試合までの戦績は6勝1敗の21才。青のユン・ヒョンビン選手はまだ15才ながらもすでに11勝2敗の戦績があります。

 赤のキム・ソユル選手の組みからのヒザ連続2発の使い方がいいですね。パンチから入って相手をつかまえてヒザを2発。それ以上の攻撃は反則ですから、ここでいったん組みをほどいて相手を解放。そして、すぐに打撃で追い打ちをかけて攻勢を維持し、スキを見てさらに組んでヒザ・・。

 ヒザ攻撃のあと、組んだままでいるとレフリーブレイクからのリスタートになり、その間、相手を休ませてしまいます。そこで、ブレイクを待たずに自分から組みを解くことによってレフリーが入って来なくなり、さらに自分のリズムで攻撃を続けることが出来るわけです。


 試合はキム・ソユル選手が組んでのヒザをうまく生かし、多彩なパンチと的確なキックで最後まで攻勢を続けての判定勝利。理想的な展開でしたね。

MAX FC 52kg契約体重 2分3R
×ユン・ヒョンビン (韓国)青
判定 0-5
○キム・ソユル (韓国)赤
キム・ソユル選手の判定勝利

22 April 2017 Hong Seong, Korea
MAX FC -52kg 3x2m
Hyun-Bin Yun (Korea) vs So-Yul Kim (Korea)
Winner So-Yul Kim by UD

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