2017年07月28日

謎のカード差し替え&謎判定 クンルンファイト女子8人トーナメントのカオスな結末 ワン・カハン、アニッサ・ハダウィ、レティシア・マジェヌ キックボクシング女子

 KickBoxing

 世界中から選手を集め何ヶ月もかけてトーナメントをやる企画は、途中でケガ人が出たり、それぞれの選手のスケジュールの問題がおきたり、開催地に災害が起こったりして、日程変更や、参加者変更、最悪の場合はトーナメントそのものが途中で消滅したりという事例が過去にいくつもある大変難しいことですが・・・

 去年から今年にまたがっておこなわれていたクンルンファイトの女子8人トーナメント『ムーラン・レジェンド』もいろんなことが起こって大混乱、最後は全然わけのわからないカオス状態となり、史上最低かもしれないエンディングとなりました。

 理解できないこのトーナメントを準決勝から順に見ていきましょう(お時間の無い方は決勝だけ見てくださってもかまいません)。

2017年4月23日(日)中国
クンルンファイト女子8人トーナメント準決勝 64kg 3分3R
ワン・カハン(中国)赤
VS
ジュリアナ・ヴェルネー(ブラジル)青


 クンルンファイト女子8人トーナメントは昨年中に準々決勝までを消化していたのですが、12月にワン・カハン選手が練習中に足に大きな負傷をしたために一時中断、今年4月にこの試合で再開されました。 力の差は歴然で、ワン・カハン選手が第2ラウンドで試合を決めて決勝進出。

クンルンファイト女子8人トーナメント 準決勝 64kg 3分3R
○ワン・カハン(中国)赤
TKO 第2ラウンド
×ジュリアナ・ヴェルネー(ブラジル)青
ワン・カハン選手のTKO勝利

 もう一つの準決勝は6月におこなわれました。

2017年6月4日(日)中国
クンルンファイト女子8人トーナメント準決勝 64kg 3分3R
アニッサ・ハダウィ(オランダ)赤
VS
レティシア・マジェヌ(フランス)青


 こちらは大接戦となりました。3ラウンドを戦っての判定は僅差でレティシア・マジェヌの勝利。これで決勝の組み合わせはワン・カハン選手対レティシア・マジェヌ選手と決定。

クンルンファイト女子8人トーナメント準決勝 64kg 3分3R
×アニッサ・ハダウィ(オランダ)赤
判定 0−2
○レティシア・マジェヌ(フランス)青
レティシア・マジェヌ選手の判定勝利

 しかーし!7月におこなわれたトーナメント決勝の組み合わせは、ワン・カハン選手とレティシア・マジェヌ選手ではありませんでした

 レティシア・マジェヌ選手側の言い分によれば、実は準決勝の直前にマジェヌ選手は背中をケガしていたそうです。でも、彼女はケガのハンディをかかえながら試合に出場して勝利。となれば、決勝こそは万全の状態で出場したい。そこで、ケガの回復まで決勝を待ってくれるようにクンルンファイト側に要求

 けれど、クンルンファイト側は彼女の回復を待たず、準決勝で敗れたアニッサ・ハダウィ選手を決勝に昇格させて試合をすることを発表。

 マジェヌ選手は「ワン・カハン選手のケガの時は彼女の回復まで4ヶ月も全選手が待ったのにどうしてわたしを待つことは出来ないの?」「ワン・カハン選手は負けた選手と決勝を争うの?」と抗議しましたが、時すでに遅く、試合はそのままおこなわれてしまったのです。

 これはマジェヌ選手側の「コミュニケーションミス」、ようするに「ケガをしているので試合を待ってほしい」と言ったつもりが「ケガのため試合が出来ない」とだけ伝わり「決勝棄権」と理解されたのだと言われていますが、真相は分かりません。

 すでに何ヶ月も遅延しているトーナメントの進行を中国側がこれ以上待ちたくなかったのかもしれませんし、マジェヌ選手よりもハダウィ選手の方が何かの理由でワン・カハン選手の相手としては好都合だったのかもしれません。

2017年7月15日(日)中国
クンルンファイト女子8人トーナメント 決勝 64kg 3分3R
ワン・カハン(中国)赤
VS
アニッサ・ハダウィ(オランダ)青

 ゴタゴタまみれとなってしまった決勝の動画がこちら。


 準決勝で敗れた選手が決勝に出るというだけでも「?」なのですが、この判定がまた謎です。ワン・カハン選手は得意のパンチをガンガンヒットさせながら絶え間なく圧力を加え続ける試合運び。最後の最後に少々圧力が薄れますが、勝利は当然と見えました。

 ハダウィ選手も頑張ってはいるのですが、一撃一撃の重さが全然違います。間違いなくワン・カハン選手の勝ちでしょう。

 しかし、3ラウンド戦っての結果はドローで延長ラウンドに突入。

 簡単に勝たせたのでは盛り上がらないからの延長なのでしょうか?どちらかがやや勝っている時でも延長になることはあります。トーナメントの決勝ではジャッジが慎重になってドローが多くなるのも分かります。しかし、この試合でそれはないでしょう。普通に見てワン・カハン選手が勝ってますよね。

 カハン選手はドローと聞いてうんざりした表情を見せますが、延長も破綻なく戦い、いくつかお客が沸くポイントも作り、勝利間違いなしと思えましたが、判定は3−0でハダウィ選手の勝利。

 なにがなんだか分かりません。

 ともかく、オランダのマイクスジムに所属するアニッサ・ハダウィ選手がトーナメントを制し、クラッシュ女子王者メロニー・ヘウヘス選手に続いてのベルトを同ジムにもたらしました。

クンルンファイト女子8人トーナメント 決勝 64kg 3分3R
×ワン・カハン(中国)赤
延長判定
◯アニッサ・ハダウィ(オランダ)青
アニッサ・ハダウィ選手の延長判定勝利
(本戦3ラウンドまでで決着つかず、延長判定へ)

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