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ハニー・カツマタ VS 天海ツナミ 東洋太平洋OPBFバンタム級王座決定戦 試合経過 ボクシング女子

 Boxing

2014年3月7日(金)東京 後楽園ホール
Fighting Bee Vol.7 ファイティング・ビー VOL.7

OPBFバンタム級王座決定戦 8回戦
ハニー・カツマタ(勝又)
VS
天海ツナミ(アルファ)

天海ツナミ選手
 赤コーナーは日本の誇るトップボクサー天海ツナミ選手。本日は同じジムの東郷理代選手の保持していたOPBFバンタム級のベルト(東郷選手引退のために返上)を再びアルファジムに持ち帰るためにこのリングに登場。セコンドには東郷前チャンピオンの姿も見えます。

ハニー・カツマタ選手
 青コーナーはフィリピン出身、勝又ジム所属のハニー・カツマタ選手。フィリピンと言えば、アナ・フラトン選手、そしてグレッチェン・アバニール選手ですね。数は少ないながら正統派のいいボクサーを輩出している国です。

 ハニー・カツマタ選手はこれまで8戦して6勝。勝った試合は全部KOという決定力を誇ります。前戦では博多の女番長こと山田沙暉選手をレフリーストップに追い込んで強烈な印象を残しました。


ハニー・カツマタ VS 天海ツナミ
ハニー・カツマタ VS 天海ツナミ
ハニー・カツマタ VS 天海ツナミ
 第1ラウンド 双方が軽くヒットを奪い合う前半。なかなか危険なパンチを放つハニー・カツマタ選手ですが…

ハニー・カツマタ VS 天海ツナミ
 ラウンドも半ばを過ぎるころには、ツナミ選手がタイミングと距離を読んでほとんど被弾しなくなります。

ハニー・カツマタ VS 天海ツナミ
 第2ラウンド ジャブからボディーへとつないで前進するハニー選手です。さっと距離をはずしてディフェンスするツナミ選手。

ハニー・カツマタ VS 天海ツナミ
ハニー・カツマタ VS 天海ツナミ
 そしてツナミ選手がスピードを生かして上下に散らす攻撃。ツナミ選手優勢のまま2分間が過ぎます。

ハニー・カツマタ選手
 あー、打たれちゃったという感じでコーナーに帰るハニー選手。しかし、その表情にはまだ余裕を感じます。

ハニー・カツマタ VS 天海ツナミ
 第3ラウンド 序盤、両者のスピーディーなパンチの交換のあと、鋭いジャブでペースを掴んだのはツナミ選手。

ハニー・カツマタ VS 天海ツナミ
ハニー・カツマタ VS 天海ツナミ
ハニー・カツマタ VS 天海ツナミ
 ジャブの連打にボディーを織り交ぜる執拗な攻撃。ハニー選手は単発で返すのが精一杯。

ハニー・カツマタ VS 天海ツナミ
 第4ラウンド ゴング直後は猛烈な勢いを見せたハニー選手でしたがツナミ選手は左右に回り込む動きからジャブの連打、ワンツー。

ハニー・カツマタ VS 天海ツナミ
ハニー・カツマタ VS 天海ツナミ
 トリプル以上の連続ジャブにストレートを織り込む攻撃に翻弄されるハニー選手。

ハニー・カツマタ VS 天海ツナミ
 第5ラウンド 押されながらも良く見ているハニー選手は、ボディーを打ちに来たツナミ選手の戻りぎわに右ストレート。

ハニー・カツマタ VS 天海ツナミ
 これがジャストミートで思わず笑みがこぼれます。

ハニー・カツマタ VS 天海ツナミ
 が、いい時は続きません。ツナミ選手のパンチを連続的に被弾したハニー選手は…

ハニー・カツマタ VS 天海ツナミ
 強気に打ち返すものの、ツナミ選手はこのショートレンジでも軽々とかわし…

ハニー・カツマタ VS 天海ツナミ
ハニー・カツマタ VS 天海ツナミ
ハニー・カツマタ VS 天海ツナミ
 ロープへ、コーナーへとハニー選手を追いつめます。

ハニー・カツマタ VS 天海ツナミ
ハニー・カツマタ VS 天海ツナミ
 ニュートラルコーナー付近での最後の10秒は百裂拳状態。

ハニー・カツマタ VS 天海ツナミ
 第6ラウンド 劣勢とはいえ、まだまだ元気そうなハニー・カツマタ選手。

ハニー・カツマタ VS 天海ツナミ
 しかし、鋭いワンツーを浴びてしだいに反応が一瞬遅れに。

ハニー・カツマタ VS 天海ツナミ
ハニー・カツマタ VS 天海ツナミ
ハニー・カツマタ VS 天海ツナミ
 攻撃にも防御にもダメージの影が感じられるハニー選手。ツナミ選手の前進は止まりません。

ハニー・カツマタ VS 天海ツナミ
 第7ラウンド 敗色濃厚ながら精悍な表情は変わらないハニー選手。手数もけっこう出していますが、ツナミ選手のテクニカルなディフェンスの前に、そのほとんどが無駄打ちとなります。

ハニー・カツマタ VS 天海ツナミ
ハニー・カツマタ VS 天海ツナミ
 プレッシャーを強めるツナミ選手。

ハニー・カツマタ VS 天海ツナミ
ハニー・カツマタ VS 天海ツナミ
ハニー・カツマタ VS 天海ツナミ
 ハニー選手を追いつめてツナミ選手が高速ラッシュ。

ハニー・カツマタ VS 天海ツナミ
 圧力に耐え切れずハニー選手の顔が反対側を向いてしまったところで、レフリーが止めに入って試合終了。7回1分41秒、見事なレフリーストップTKOでした。

TSUNAMI_OPBF
OPBFバンタム級王座決定戦 8回戦
×ハニー・カツマタ(勝又)
レフリーストップ TKO 第7ラウンド
○天海ツナミ(アルファ)
天海ツナミ選手がTKOで勝利し、OPBFバンタム級チャンピオンとなりました。

天海ツナミ選手
 一口に言ってしまえばツナミ選手の順当な勝利ではありますが、初めてのタイトルマッチで世界のトップ選手を相手にしたハニー・カツマタ選手にはいい勉強になったのではないでしょうか。これを糧に今後の飛躍を期待します。

 最近は海外での試合が多くてなかなかツナミ選手の試合が見られませんでしたが、実際に見るツナミ選手はやっぱりスペシャルなボクサーです。以前よりもさらにディフェンスワークをコンパクトにして、さらに速く反撃出来るようなスタイルに改良されているような印象を持ちました。次の試合が本当に楽しみです。

この結果、両選手の戦績は以下のようになります。
ハニー・カツマタ(勝又)9戦6勝3敗6KO
天海ツナミ(アルファ)29戦20勝9敗8KO

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コメント

  1. queens of the ring より:

    >g1j2p5i5さん コメントありがとうございます。すみませんけど今回のは掲載見合わせにさせてください。
    一口にジムと言っても個性はさまざまですよね。
    Aこちらから何も言わなくても資料や情報などをどんどんくださるところ。
    B問合せに丁寧に応対してくださるところ。
    C問い合わせても反応の無いところ。
    経験上、Cのところでは何かそうなってしまう理由があり、それはほとんどの場合どうにもなりません。ですからただ立ち去ることにしています。

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