観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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トモコSP VS 松田玲奈 J-GIRLSフライ級タイトルマッチ ほか 予定 キックボクシング女子

 Kick Boxing

2014年1月26日(日)東京 新宿FACE
『J-GIRLS 2014 ~the shining wild angels~ 1st』

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J-GIRLSフライ級タイトルマッチ 2分5R
王者 トモコSP ともこすぺしゃる(WSRフェアテックス)
VS
挑戦者 松田玲奈 まつだれな(y-park)

J-GIRLSピン級王座決定トーナメント一回戦 2分3R延長1R
キラッ☆Chihiro きらちひろ(魁塾)
VS
COMACHI こまち(MSJ)

J-GIRLSピン級王座決定トーナメント一回戦 2分3R延長1R
MARI まり(ナックルズ)
VS
新井美穂 あらいみほ(拳蹴塾)

48kg契約体重 2分3R
大塚尚子 おおつかなこ(シーザージム新小岩)
VS
中山ひとみ なかやまひとみ(Kick Box)

55kg契約体重 2分3R
Crusher 松川敬子 くらっしゃーまつかわけいこ(村澤道場)
VS
浅井春香 あさいはるか(Kick Box)

 ことし最初のJ-GIRLSさんの大会ではJ-GIRLSフライ級チャンピオンのトモコSP選手のタイトル防衛戦がおこなわれます。挑戦者は松田玲奈選手。

 一方、J-GIRLSアトム級王者の大島つばき選手は二回めの防衛戦をおこなわずに同タイトルを返上。それにともないJ-GIRLSさんではこのアトム級(46.26kg)の廃止を発表し、そのかわりに規定体重を900グラム下げたピン級(45.36kg)の新設をおこないました。

 アトム級に満たない体躯の選手の救済のためということらしいですが、では、本来のアトム級の適格体重だった選手はどうしろと言うのでしょうか?

 1.4キロ増量してミニフライ級へ行くか、900グラム減量してピン級に行くかしかありません。

 ピン級トーナメントにエントリーしている顔ぶれを見ると、アトム級や、ミニフライ級、さらにそれより上のクラスで試合をしていた選手の参加が目立ちます。つまり、増量して上の階級に行くのではなく、多くの選手が今までよりも減量をすることになるわけです。

 日本の格闘技界の一部にはいまだに減量信仰が残っていたり、女子メインのジムなどでは減量効果を客寄せの目玉にしているところなどもあるようですが、本来、格闘技はトレーニングで代謝を高めた状態でのナチュラルウェイト前後でやるものであって、それ以上の減量を前提にしておこなうものではありません。

 過度の減量は選手の体にダメージを与えますし、その状態での打撃戦はリング禍やパンチドランカー状態の原因となると言われています。

 ましてや、10代の成長期の選手であるならば、充分な栄養補給を行いながらの選手生活こそが大事であって、食事を制限して成長にブレーキをかけながら何ヶ月も続く軽量級トーナメントに出場する弊害は無視出来ません。

 基本論として、格闘技にはそれに必要な筋量というものがあるわけで、アマならともかく、プロならそれにふさわしい体格を作ってからリングに上がるのが筋というものです。46キロにも満たない細い選手の便宜をはかるために、ちゃんと鍛えた体格の選手に無理を強いることにはQRは反対です。

 そもそも、小さい選手に前日計量の体重を合わせたところで、減量組は試合時には体重が戻っているわけですから、体重やパワーの面で小さい選手が有利になることはありません。大きな選手に減量のダメージを与えることにしかならないでしょう。

 現状の選手層に合わせて選手の小型化を目指してもその先には何の展開があるのでしょう?格闘技イベントはショーであるのは確かですが、それ以前にスポーツであることを忘れないでほしいと思います。スポーツは選手の健康な体こそが前提となるものです。

*日時 2014年1月26日(日)開場:17:00 開始17:30
*場所 東京 新宿FACE
*料金 VIP席15,000円 SRS席9,000円 RS席7,000円 S席5,000円(当日券は各1,000円増し)当日立見3,000円 各席とも入場時にドリンク代として別途500円が必要です。
*問合せ J-NETWORK 03-3498-2350

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コメント

  1. 若鷹 より:

     ハッキリ言って同感だな。
     細身の体系の女子プロボクサーを求めたいなら、ライト級前後の階級のクラスで軽量級並の細身の体系で、かつ大内さくらや松島利也子のような体系の中量級ボクサーが出た方が格闘技の興業のネタにもなるのでは?おそらく、海外の選手でいえば先日引退したミア・セント・ジョンみたいなタイプの選手をライト級前後のクラスで見たい。それも日本人選手でという希望付きでしょうかね。そういうシナリオが仮に日本であったとしたら十中八九バレーボールからの転向選手の公算が強そうな気がするね。できれば、春高の常連校の下北沢成徳や共栄学園出身のバレー部OGのプロボクサーの誕生がおもしろそう。

  2. 次元 より:

    某選手を売り出すために新しい階級を作りたいというのは分かる。
    でも、そのために歴史のある階級を廃止するってのはダメな気がする。てかダメだろ。ふつうに考えて。

  3. mamicha より:

    体重変更の話は早い段階で選手に伝わってたのかと思いましたがどうもそうでもないみたいです。

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