Boxing
2013年4月10日(水) 東京 後楽園ホール
カンムリワシファイト
OPBFスーパーフライ級タイトルマッチ 8回戦
王者 つのだのりこ(白井具志堅)
VS
挑戦者 川西友子(大阪帝拳)
赤コーナーはチャンピオンつのだのりこ選手。昨年11月に王座決定戦に勝利して戴冠、今回が同王座の初防衛戦です。
青コーナーは大阪帝拳の川西友子選手。大阪以外の会場では今回が初お目見え。東洋太平洋の王座への挑戦はこれが二度目ですが、前回戦ったバンタム級から今回はひとつ階級を落としてスーパーフライ級王座への挑戦となります。
第1ラウンド 王者つのだ選手はいつものようにググッと距離をつめ手数多めに圧力をかけながら得意の接近戦の糸口を探します。
川西選手は強いパンチを放ちながらバックステップで接近戦を避け、ときおり左腕をまっすぐに伸ばしてつのだ選手を押し戻すような動きを見せます。
このような動作には1相手との距離をはかる、2相手の前進を妨害することによってリズムを乱す、3グローブで視界をさえぎって裏で何かを仕掛ける、という目的が考えられます。
このラウンドは両者とも軽快に動いてお互いに決定打を与えずに互角。
第2ラウンド 王者は、強引な前進で挑戦者をコーナーに追いつめ、いつものつのだ選手らしさを見せますが、
カウントエイトで試合再開。つのだ選手は猛然と反撃に出ますが川西選手はステップとクリンチでこれをいなします。
第3ラウンド 開始12秒、引き続き積極的に出て行くつのだ選手のアゴに川西選手がきれいなアッパーカット。続く左も命中し、
しっかりガードを固め、上体を動かしながら踏み込んで接近戦を挑みます。
けれども、ダメージの色濃い王者はラウンド終盤にも左フックを被弾してダウン。
三度倒され三度立ち上がったつのだ選手はまだ試合をあきらめない。
第4ラウンド 開始20秒過ぎ、絶対優位の川西選手が連打の中から右のショートアッパー、続いて左を当ててダウンを奪うと、つのだ選手のダメージの大きさを見たレフリーが試合終了を宣言。
川西友子選手がレフリーストップTKOで勝利。OPBF東洋太平洋スーパーフライ級新王者となりました。
OPBFスーパーフライ級タイトルマッチ 8回戦
× 王者 つのだのりこ(白井具志堅)
TKO 第4ラウンド40秒 レフリーストップ
○ 挑戦者 川西友子(大阪帝拳)
川西友子選手がTKO勝利でOPBFスーパーフライ級新王者に。
(つのだ選手は第2ラウンドでひとつ、第3ラウンドでふたつ、第4ラウンドでひとつのダウン)
この試合の結果をふくむ、両選手の戦績は以下のとおりです。
つのだのりこ(白井具志堅)9戦6勝3敗3KO[トライアルマッチ1勝]
川西友子(大阪帝拳) 8戦7勝1敗2KO
(戦績はJBC公認以前からの通算)
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