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スージー・ケンティキアンの復帰戦と彼女の驚くべき野望 ボクシング女子

 Boxing

2011年10月21日(金)ドイツ フランクフルト

WIBF/WBO/WBAフライ級タイトルマッチ
王者 スージー・ケンティキアン(ドイツ)
VS
挑戦者 ティーラポン・パンニミット(タイ)


 スージー・ケンティキアン選手(ドイツ)のひさびさの試合はスパーにもならないほどの実力差での一方的な勝利。お相手のタイ人選手は実力不足に加えてお約束の無気力ファイト。この試合でドイツのボクシング界はタイ人選手をプロのリングに呼んではいけないという事実を学んでくれたと思います。

 ところで、最近ネットにケンティキアン選手のインタビューが掲載されました。それによると、彼女が長い間リングから遠ざかった原因は、試合のカード作成やテレビとの契約がうまく行かないなどのプロモーションサイドの原因であって、ケンティキアン選手本人はいつでも試合を出来る状態にあったということです。

 多くのボクシングファンが望んでいるナディア・ラオウイ選手とのリマッチについては、ケンティキアン選手側からは何度もオファーをかけているそうですが、ラオウイ選手側が拒絶しているとのこと。しかし、ファンに再戦を約束したので必ず戦いたいということです。

 また、ケンティキアン選手は最近はアメリカに渡って向こうで練習していて、将来はアメリカでの試合も視野に入れているようです。しかし、それを実現するためには「ジェシカ・ボップ選手のような強い対戦者が必要だと思います」と具体的にボップ選手の名前を挙げました。

 また、ケンティキアン選手には現在持っているWIBF/WBO/WBAのベルトに加えて、WBCとIBFのフライ級のベルトも手に入れて5冠女王になるという野望があることを明言。現在のWBCフライ級王者マリアナ・フアレス選手(メキシコ)、IBFフライ級王者アーリー・ムシーノ選手(メキシコ)と、ケンティキアン選手が戦うことになったら大きな話題となるでしょう。

 さらに、ケンティキアン選手は「2016年のオリンピックに出場してボクシングで金メダルを取ることがわたしのゴール」と爆弾発言!アマチュアボクシングの規定が変更になってプロ経験者も出場出来るようになったら、是非リオデジャネイロオリンピックに出場して優勝したいとのことです。

 夢のある話ですね。これが実現したら女子ボクシングの世界は根底から変わることでしょう。

WIBF/WBO/WBAフライ級タイトルマッチ
○王者 スージー・ケンティキアン(ドイツ)
判定3-0
×挑戦者 ティーラポン・パンニミット(タイ)
スージー・ケンティキアン選手がユナニマスデシジョンで勝利しました。
(100-90、100-90、100-90)

 この試合の結果、両者の戦績は以下のようになります。
スージー・ケンティキアン(ドイツ)30戦29勝1無効試合16KO
ティーラポン・パンニミット(タイ)18戦14勝4敗5KO

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コメント

  1. より:

    今まで一度の調整試合以外フライ級で試合したことがないティラポンにフライ級タイトルマッチをさせる時点で無理。

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