観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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現役の選手は「引退」という言葉を口にしてはいけない

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 昨日、RENAレーナ]選手(及川道場)の記者会見がありました。なんの会見だろう?カード発表かな?と思いましたが(QRは現場に行けなかったので内容は報道で知ったのですが)結局あたらしいことは何も発表されず、引退を考えていたけど現役続行しますというRENA選手のお話だけで終わったようです。

 しかし、本当はそんな話はするべきではありませんでしたね。

 最近は女子の格闘技選手で「あと1年で引退しようと思ってます」とか「引退まであと数試合しかありませんが頑張ります」などと発言する人が目につきますが、これは非常に悪い風潮だと思います。本来、プロの選手は本当にやめるそのときまで引退などという言葉は口に出さないもの。

 なぜかと言えばその言葉を発することによって心の中に「引退」という言葉が刻み込まれてしまい、それはその後の選手生活にいい影響は与えないからです。

 引退という言葉は非常に強いものなので「引退しない」と言っても「引退」のほうが心に残ります。これは、暗いところを怖がる子供に「怖くないよ」と言っても「怖い」という言葉が残ってかえって怖がるのと同じこと。転んだ子供に「痛くないよ」と言ったとたんに「痛いよー」と泣き出すのも同じ原理です。ひとはネガティブな言葉には非常に流されやすいのです。

 大したことではないようですが、自分の言葉を一番近くで聞いているのは自分なので、想像以上にこういうことは大事です。

 実際に人前で「引退」を口にした選手は、それを撤回してもピークには戻れない場合が多いのはファンの多くが気がついています。

 現役の選手は本当にやめてしまうそのときまで「続ける」「勝つ」「やる」「まだまだ強くなる」と言い続けるもの。「引退を考えてました」などとは口が裂けても言ってはいけません(たとえ考えていたとしても実際に引退しないのであれば言う必要は無いのです)。

 Kー1の魔裟斗選手は「やめる」「やめる」と何度も繰り返し言ってやめましたが、彼はそうでもしないとやめさせてもらえない立場にいたからそうしたまで。魔裟斗選手じゃない選手はまねする必要はありません。

 また、RENA選手は周りの人々の応援を現役続行の理由として挙げているようですが、これは闘い続ける理由としてはナンセンス。

 QRは、本当に自分自身がやりたくて、勝ちたくて続ける選手が一番強いと思いますし、格闘技とはそういう選手だけがやるものだと思っています。

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コメント

  1. miklikov より:

    高橋に負けたのがそんなにショックだったのか?

  2. H・F より:

    これは格闘技や他のスポーツだけじゃなく、一般社会でも当てはまりますよ。仕事が辛くてこの仕事辞めたい。と、感じだしたら、モチベーションの低下で業績も悪化して、遂には自ら辞めるどころかリストラ掛けられるケースもあります。歴代の総理大臣の中にも議員に総理大臣を辞めたいって漏らして、その議員が記者団にその事を言った為に公に公表されて、退陣に追い込まれたケースもあります。ですから、その言葉は口にするべきでは無いです。

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