2010年12月28日

キム・ジュヒは元気 女子ボクシング

boxing

 キム・ジュヒ選手(韓国)が9月におこなった試合については凄惨すぎるタイトルマッチとしてすでにご紹介しましたが、その後、ひどく顔面が腫れたキム選手の写真が話題となり、当ブログにも「あの選手は大丈夫だったのか」「どういう選手なのか」という質問がたくさん来ました。そこで、今回はキム・ジュヒ選手の近況とプロフィールのご紹介です。

 まずこちらのページをご覧ください。これは11月にキム選手が公務員の教育機関で講演をおこなったときの写真です。元気な笑顔ですね。キム選手はすでに次のタイトルマッチに向けてボクシングの練習も始めているのでご安心ください。

 キム・ジュヒ選手は1986年生まれ、17戦15勝1敗1分、現在4つの団体のチャンピオンベルトを持っています。

 子供の頃は走るのが大好きでマラソン選手になる夢を持っていましたが、小学4年のときに母親が家出、父親が病気で働けなくなり、毎日の食事にも困る極貧生活におちいってしまいます。

 キム少女は近所の店からパンを盗むなどして命をつないだこともあるそうです(あとで二倍にして返したとのこと)。4才年上のお姉さんがガソリンスタンドで働いて一家の生活をささえる毎日。

キム・ジュヒ キム少女は中学のときにボクシングジムに入門、アマチュアを経てプロデビュー。18才で世界チャンピオンになったあとは、彼女をモデルにしたドラマや映画がつくられ、一般に知られるようになっていきます。

 しかし、成長期の栄養失調の後遺症なのか、つねに貧血ぎみで体調が悪く、ケガをしても回復が遅いというハンデに苦しむキム選手。

 また、ボクシング不人気の韓国ではキム選手の名前だけで大会を続けることは難しく、ここ2、3年は資金不足のために防衛戦も思うように開けない状態が続きました。

 現在は4団体の統一王者であるキム選手がいままでに手にしたベルトは全部で7団体。今後の目標はまだ手にしていないWBC王座を取ることだそうです。

 しかし、二十代前半の一番の実力の伸び盛りに試合数が少なかったキム選手は、はっきり言って今の女子ボクシングの最前線でトップと渡り合うには力不足。「ボクシングが大好き」と語るキム選手ですが、WBC王座奪取は簡単な道ではありません。

 さて、敬虔なクリスチャンであるキム選手は、少ないファイトマネーの中から福祉活動やスポーツジムに寄付をしていることでも知られています。病気のお父さんをかかえて決して生活が楽ではないキム選手ですが、自分よりも恵まれない人のために何かをしてやりたいという気持ちで寄付を続けているとのこと。

 今回のポスターは12月30日にインチョン市で開かれる慈善活動の告知です。10月からキム・ジュヒ選手のスポンサーとなったカムジャタン(とんこつジャガイモ鍋)の専門店が企画したもので、当日はカムジャタンとお餅を積んだ『愛のごはん自動車』でキム選手が親のいない子供たちやホームレスの人たちに600人分の食事を振る舞う予定です。

 新スポンサーを味方につけたキム選手。今後は安定的な活動が出来るといいですね。

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queensofthering at 14:45│Comments(2) このBlogのトップへ前の記事次の記事

この記事へのコメント

1. Posted by てつ   2010年12月28日 23:05
あの選手のこと気になってました。ありがとう。
2. Posted by queensofthering   2010年12月29日 00:32
選手のことを気にしてくれてありがとうございます。

あの試合の写真はかなりいろいろなところにはり出されていましたけど、興味本位であつかっているところがほとんどだったのがいやな感じでした。

わたしたちはどの選手も第一には試合で評価するべきだと思うので、普段は選手の身の上話とかはあまり書かないんだけど、今回は「顔面崩壊」とか書かれているボクサーも人間なんだということに気づいてほしくて少し書きました。

あんな写真はベストフォトではありません。
あんな試合は二度とおこなわれてはいけません。

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