2010年08月03日

ティーラポン・パンニミット vs NORIKO 続報 女子ボクシング

 Boxing

2010年7月30日(金)タイ

50.8kg契約 6回戦
ティーラポン・パンニミット(タイ)
判定
×NORIKO(日本)
ティーラポン・パンニミット選手が判定勝利
ティーラポン・パンニミット選手が規定体重を6ポンド(2.7kg)オーバーしていたためグローブハンデあり

NORIKO選手
試合会場でのNORIKO選手

 帰国したNORIKO選手ご本人からの情報提供がありましたので追加記事をアップします。

 まず、対戦相手のWBOミニマム級チャンピオンのティーラポン・パンニミット選手は計量を6ポンド(2.7kg)オーバーしていたそうです。

 契約体重は50.8kg、つまりフライ級の重さだったのに、パンニミット選手はその上のスーパーフライ級を飛び越えてバンタム級の体重で計量したわけです。NORIKO選手がきっちり減量しているのに相手は2階級オーバーです。話にならないぐらい非常識ですね。

 そのためこの試合はパンニミット選手が重いグローブをつけるグローブハンデ戦となりました。この点は日本のボクシング界よりちゃんとしています(去年7月に水谷智佳選手がヤン・イン選手と後楽園で試合した時は、ヤン選手が今回と同じぐらいの超過体重だったにもかかわらず、JBCさんはグローブハンデなしでスーパーフェザー級公式戦として試合をさせています)。

 試合はリングサイドのタイのお客さんが「NORIKO選手の勝ち」と言う内容だったにもかかわらずレフリーはパンニミット選手の手をあげました。

NORIKO選手
バッティングの傷がめだつ試合後のNORIKO選手

 判定の読み上げは一切無く、いきなりパンニミット選手の名前が呼ばれただけ。どちらが何ポイントだったのかという発表も無いため、3−0だったのか2−1だったのかさえ分かりません。

 タイではメイン以外の試合ではポイント発表がされないことが多いと言いますが、ちゃんと発表される場合もあって、このへんはかなりデタラメのようです。

 タイでおこなわれる試合でも、世界タイトルマッチであれば外国人のジャッジもいるので、ある程度の公平な判定も期待出来ますが、それ以外の試合ではジャッジ全員がタイ人の場合がほとんど。

 しかもパンニミット選手はむこうにとっては大事な世界チャンピオンですから黒星がついたら大変です。

 QRはこの試合の予定を聞いた時から間違いなくNORIKO選手は負けにされるだろうと思っていました。NORIKO選手自身もはじめからそのことは覚悟の上の力試しだったので「結果に悔いは無い」とのこと。

 『世界チャンピオン』とボクシング2戦目のNORIKO選手、本当の勝者はどっちなのかは、お客さんとタイのテレビの視聴者が証言してくれるでしょう。

 こういう現実を笑って受け入れられるのも、リング界のオモテもウラも全部見てきたNORIKO選手だからこそ。さすがです。

 いつまでも大人になれないQR的には、タイは好きな国で、ムエタイは大好きで、タイの料理もタイの人も好きですけれど、タイの女子ボクシングに関しては『いんちき』のひとことしかないです。

*WBOミニマム級 日本で言うミニフライ級(47.6kg)

*グローブハンデ(グローブハンディキャップ) 一方の対戦者が相手よりも重いグローブをつけること。規定体重を超過した選手などに課せられるペナルティ。スタミナや俊敏さの面で負担となる。

 この試合を含む両選手の戦績は以下のとおりです。
ティーラポーン・パンニミット(タイ) 14戦11勝3敗4KO
NORIKO(日本) 2戦1勝1敗

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queensofthering at 13:15│Comments(0)ボクシングの試合:2010.7〜9 | 選手:つのだのりこ(角田紀子) このBlogのトップへ前の記事次の記事

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