2010年02月05日

女子ボクシング 天空ツバサvsチェ・ヒョンミWBAタイトルマッチが韓国のテレビで大反響

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 天空ツバサ選手(山木ジム)が昨年11月に韓国で挑んだWBAフェザー級タイトルマッチの模様が、韓国MBCテレビの人気バラエティーで2週連続で特集され、大反響を呼んでいます。
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 韓国で毎週土曜日ゴールデンタイムにオンエアされているお笑い系番組『無限挑戦』のメンバーが、WBAフェザー級王者チェ・ヒョンミ選手を応援するという趣旨で始まった企画ですが、途中から天空ツバサ選手も公平に応援しようという流れに変わって行き、結局は勝者と敗者の両方を讃えて終了する、という韓日対決としては異例の画期的な内容となりました。

 番組は、チェ・ヒョンミ選手がWBA世界チャンピオンであるにもかかわらず、韓国の経済状況などの影響でまったく大会のスポンサーが見つからず、放送してくれるテレビ局も無く、このままではベルトの防衛期限内にタイトルマッチは出来ない、という緊急事態を知るところから始まります。

 タイトルマッチが出来なければ王座は返上か剥奪。しかし、番組の知名度を使って試合を宣伝し、番組の一環として試合会場の準備や演出を助ければ、タイトルマッチは可能です。お客が来て人気が出れば、今後の選手活動も楽になるでしょう。

 『無限挑戦』の6人のレギュラーは本気でチェ・ヒョンミ選手のサポートを開始、チェ・ヒョンミ選手も安心して練習に打ち込みます。

 そこで、次は対戦相手の情報を『無限挑戦』が「スパイしよう」ということに。

 対戦相手の天空ツバサ選手は、世界王者を出している山木ジム所属。さぞかし立派な施設で練習しているのだろうと見に来ると、想像とは違って小規模なのにびっくりする『無限挑戦』。

 「本当にここがツバサ選手のジム?」「まじで?」「あっ、ツバサ選手だ!」「ツバサ選手ですか?こんにちは。」「ジムはどこ?」「家のように見えるけどここがジムなんです」「・・でも、看板もなんにもないよ」「あっ、ツナミ選手がいる!本当にここなんですね」「リングちいさー」「・・・・」

 それでは、「スパイしよう」の部分からの動画をごらんください。


 スパイに来たはずが、あまりにも想像と違った山木ジムの様子に愕然とし、そのまま「大変な環境ですねー」とツバサ選手と話し込んでしまう『無限挑戦』のふたり。大変な環境のチェ・ヒョンミ選手を助けようとしたら、対戦者がもっと大変だったという事実。



 どんどんツバサファンになっていき立場が変わっていく『無限挑戦』チーム。ここまでが1月23日の放送でした。

 そして、1月30日には試合当日の模様を70分にわたって特集。試合は2回にチェ・ヒョンミ選手のインパクトのあるパンチを受けたツバサ選手が生涯で初のダウン。そのダメージは大きく、再開後もなんどか足がもつれてスリップダウンするほど。

 試合は簡単に終わるように思われました。しかし、後半に不屈の闘志で盛り返し、強烈なフックを長身の王者に何発も叩き込むツバサ選手。『無限挑戦』チームは呆然とリングを見るばかり。

 試合後は、結果の部分をあえて放送せず「どちらの選手も勝利しました」というメッセージを感じさせながら番組は終わります。これがその部分の動画です。


 放送直後からインターネットでは「今までボクシングは野蛮なものだと思っていたけれど認識が変わりました」「韓日戦なのに負けた日本の選手のほうに気持ちが行ってしまうという珍しい経験をしました」「どちらも勝利者、みんなが勝利者という最後が良かった」などと話題になり、ツバサ選手に関する応援の声も多数(QRも韓国の読者の人たちから、ツバサ選手への応援コメントや、ツバサ選手に関する問い合せのメールなどをいただいています)。

 MBCラジオは、2月2日にこの話題を取り上げて、ツバサ選手へのインタビューを放送。以下抜粋です。

 韓国ではテレビ放送で感動した非常に多くの人たちからツバサ選手への応援の声が上がっていますよ。
「そのことは全然知りませんでした。いまお聞きしてビックリしています。ありがとうございます」
 いつもあんな激しい試合をするのですか?
「はい。いつもガンガンやります。わたしはプロなので見に来てくださったお客さんにはそういう試合を見せたいと思っています。」
 チェ・ヒョンミ選手はいままでで一番大変な相手でしたか?
「はい。わたしより重い選手と戦ったのは初めてでしたし、未知の世界と出会ったようでした。」
 お母さんはなんとおっしゃっていますか?非常に心配そうにリングサイドから見ていたようですが。
「途中でもうやめてほしいと思っていたそうです。」
チェ・ヒョンミ選手とはもう一度試合をしたいですか?
「本当の選手ならばだれでもそうでしょうけど、自分より強い選手、自分に勝った選手とはチャンスがあればもう一度戦いたいと思います。」
 ツバサ選手が意外にも劣悪な環境で練習していて驚いたのですが、ほかの選手もそうなのですか?
「それはジムによって違いますけど、わたしのジムは設備とかは無いですけど、ボクシングをするにはいい環境なんですよ。」
 ツバサ選手の今後の成功を期待しています。ありがとうございます。
「ありがとうございます。」

 試合当日の街頭宣伝活動?と試合の模様です。
無限挑戦 エピソード190

 この手のテレビが女子競技をあつかう時にありがちな、興味本位や、選手をおちょくったりの要素とか、日本人や女子に対する偏見も無い、本当に素晴らしい番組だと思います。

 ちょっと感傷的すぎてツバサ選手を泣かせてしまう場面などはいただけませんが、それ以上に選手とボクシングに対するリスペクトがうかがえるので良かったです。

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