2008年12月09日

富樫直美VS菊地奈々子 雑感

boxing


 富樫直美選手と菊地奈々子選手のタイトルマッチ、すごかったですね。

 とにかくいい試合でした。最高のカードが組まれて、選手がその期待の通りの試合を見せてくれました。二人に大拍手です。これがTVの電波に乗って本当に良かった。

 アナウンサーの方もちゃんと勉強していて、菊地奈々子選手がWBC前ストロー級王者であることや、菊地選手とカリーナ・モレノ選手が戦ったことも紹介してくださってうれしかった。ホントに強い選手ですからね、モレノ選手。その名前が日本のボクシング放送で流れた、記念すべき日。いつか、モレノ選手の試合も日本で見たいものです。

 スポーツ新聞やネットの記事で選手の戦績を、JBC公認以前にさかのぼって表記する動きが定着してきたのも良かったです。つまり、菊地奈々子選手なら13戦9勝3敗1分3KOという書き方になってきましたね。

 今年の5月以降の記録しか認めないJBCさん式の書き方では、菊地奈々子選手は3戦2勝1敗になってしまいます。この書き方に右へならえしているメディアもありますけど、これではどうして菊地選手が前WBC王者なのか説明がつきません。

 当ブログは、なるべく各団体通算戦績で書くようにしています。ようするにBOXREC.COM準拠っていうことです。これが、国際的に見てある程度の一般性があるように思うので。

 10回まで行ってからの続行不可能判定には、いろんな見方があるでしょう。

 ボクシングファン的な常識で言うと、普通はあそこでのストップは無いでしょう。非常に白熱した試合で、接戦、そして世界タイトルマッチです。世界タイトルは一生に何度も有りません。負けた方は、これで引退を考えるかもしれない。そんな状況の試合の最終ラウンドで、普通はこんなストップは有りませんね。

 JBCさんの内規で、女子の試合は負傷やダメージが生じたときは早めに試合を止めるようにということがあります。これは、選手層の薄さや、選手の実力の判定材料の不足から、実力差が大きいカードが組まれてしまう可能性を考えると、無意味なワンサイドマッチを防ぐ意味で、一理あるなと思える指示です。

 でも、世界戦でその指示のとおりに止めるのは意味がないでしょう。実力者同士が戦っているんですから。

 よその国で行なわれている各団体のタイトルマッチ(WBC、WBAを含む)で、女子だからといって早めに止めているところってありますか?

 これはWBCおよびWIBFのタイトルマッチですが、このまま最終ラウンドまで続行で、流血のチャンピオンイナ・メンツァー選手が判定勝ちしました。

 日本だけの基準でやっていると、海外で勝てる選手が育ちません。

 すぐにファウルをもらえるJリーグルールしか知らない選手が、海外のサッカーで通用しないのと同じことになります。

 もちろん、選手の安全は第一です。でも、安全基準に男女の区別はおかしいでしょう。

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