観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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四ヶ所麻美 vs 山口直子、菊地奈々子WBC前哨戦

 Boxing

Diamond Glove
2008年10月13日(月・祝) 東京・後楽園ホール
ダイヤモンドグローブ

フライ級6回戦
 四ヶ所麻美(フラッシュ赤羽)vs 山口直子(白井・具志堅スポーツジム)

48キロ契約6回戦
 リリー・ラチャプラチャジム(タイ)vs 菊地奈々子(白井・具志堅スポーツジム)

 2008年は、日本女子ボクシングリスタートの年として、ファンの関心を集めていましたが、フタを開けてみると、意味のないカード、期待できないカードがあまりにも多く、興行によっては試合を見に行こうという気持ちにすらならない駄目カードばかりという最悪のパターンにおちいりかけていました。そんな中で、10月13日のダイヤモンドグローブには久々の好カードが並びました。

 まず、四ヶ所麻美vs山口直子の一戦です。

 日本のアマチュアボクシング界で全日本5連覇という偉業を残し、今年5月のプロデビュー戦では、根っからのファイターである藤本りえに勝るとも劣らない気の強さと、豪快な強打を見せてくれた四ヶ所麻美選手。
 対するは、こちらも強打で知られる山口直子選手。かつて藤本りえ選手からダウンを奪いTKO勝利をおさめている強豪です。プロとして14戦10勝。黒星は早千予選手に喫したわずかにひとつのみ。今年6月の後楽園ホールでの試合では、タイのサトリーレック・パラドーンジム選手を1回43秒に打ち倒し、鮮やかにTKOで勝っています。
 この豪腕同士の一戦は、まさにKO必至か?!

 もうひとつの試合は、菊地奈々子vsリリー・ラチャプラチャジム。

 菊地選手は、元WBC世界ストロー級王者であり、日本人女性として初めてWBCのベルトを巻いた選手です。また、日本人女子ボクサーとしては世界のトッププロと対戦経験のある貴重な存在で、つねにWBC王座への返り咲きを狙って走り続けている我が国のトップファイターと言えるでしょう。
 この菊地選手が、12月8日に富樫直美選手の持つWBC世界ライトフライ級暫定王者のベルトに挑戦することが決定しました。今回は、その前哨戦として組まれたカードで、相手もWBC世界アトム級の元ランカーであるリリー・ラチャプラチャジム選手が選ばれました。
 リリー・ラチャプラチャジム選手は、今年5月に夛田悦子選手と対戦し、果敢に左右のフックを振り回し、6回を戦って判定に持ち込んでいます(3-0で夛田選手の判定勝利)。
 菊地奈々子選手にとっては、リリー・ラチャプラチャジム選手への勝利はもちろんのこと、その内容が問われる大事な試合になりそうです。

四ヶ所麻美しかしょあさみ 1戦1敗
山口直子やまぐちなおこ 13戦9勝1敗3分7KO

菊地奈々子きくちななこ 11戦8勝2敗1分
リリー・ラチャプラチャジム 5戦2勝3敗
(戦績はJBC公認以前からのものです)

*時間 午後18時開始
*料金 10,000円、5,000円、3,000円
*問い合わせ フラッシュ赤羽プロモーション 03-3957-4433

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