2008年05月25日

シルビア・ラ・ノット J GIRLSトーナメントを征す

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J GIRLS World Queen Tournament 2008決勝 5月25日(日) ディファ有明

シルビア

J GIRLSは、掴みと首相撲が禁止の、いわゆるK-1ルール系のキックボクシングです。しかも、本家K-1よりもかなり早いタイミングでブレイクが入りますし、掴みの判定も非常に厳しく、このルールに慣れていない選手の試合の時は、常にレフリーは、ブレイクと、掴み注意(と、バッティング注意)を繰り返しているような印象です。
 相手を引き寄せながらのヒザ蹴りや、こう着状態から離れぎわの攻撃など、ムエタイ系で見られるような接近戦の技術は使えませんし、ロープやコーナーに押し込んでもすぐにブレイクがかかるので、なかなかコンビネーションでKOまでたたみ込むというシーンも見られません。
 今回のトーナメントには数多くの外国人選手が参加しましたが、頭の中ではこのルールを理解していても、試合中には掴みや、こう着、掴んでの膝蹴りなどの注意を受けて、リズムと自信を失い自滅していくパターンが多く見られました。

林田 vs シルビア
World Queen Tournament 準決勝 50キロ契約

シルビア・ラ・ノット(イタリア) 
 (判定3−0)
×林田昌子(藤原ジム)

 林田選手と準決勝を戦ったシルビア・ラ・ノット選手は、このルールへの適応が万全で、素晴らしい試合運びを見せていました。打つべきタイミングには積極的に大きく仕掛け、相手が出てくれば小さく速いパンチで応戦しながらこう着を防ぎ、常に攻める姿勢を見せることが出来ました。そしてこの戦術が判定に結びつき、3ー0での判定勝利をもぎ取りました。

グレイシア vs トルハースト
World Queen Tournament 準決勝 50キロ契約

グレイシャア亜紀(ソーチタラダ)
 (判定3−0)
×ジェシカ・トルハースト(オーストラリア)

 ジェシカ・トルハースト選手(オーストラリア)を準決勝の相手に迎えたグレイシャア選手は、序盤こそ身長とリーチにまさるジェシカ選手のストレートを綺麗にもらう場面がありましたが、敵のふところに飛び込むタイミングを掴むと積極的に接近戦をいどみ、相手の距離とタイミングを潰し、自分のキックボクシングをすることが出来ました。後半はジェシカ選手は後退があきらかで、掴みなどの注意を受ける場面を重ね、いいところなく判定でリングを去りました。

シルビア vs グレイシア
World Queen Tournament 決勝戦 50キロ契約

シルビア・ラ・ノット
 (0−1ドロー 延長 判定2−1)
×グレイシャア亜紀

 そして、いよいよ迎えた決勝戦、グレイシャア選手は準決勝と同じように落ち着いて自分のペースで試合を作ろうとしますが、シルビア選手は林田戦で見せた冷静さがやや後退し、少し焦り気味に攻め込む感じです。手数は多いのですがタメの効いていない、いわゆる手打ち状態で、効果を与えられず、試合の流れも作れません。判定はグレイシャア1、シルビア0で、ドロー。決着をつけるマストシステム(ドロー判定無し)の延長に入ります。ここからシルビアは吹っ切れたように猛然とスパート、パンチ連打とキックをうまくつなげて攻撃の形が出来ます。一方、グレイシャアは、エネルギー枯渇か、手数で後手を踏みます。判定は2−1のスプリットでシルビア。トーナメント優勝のベルトと賞金百万円を手にしました。

J GIRLSフェザー級タイトルマッチ 2分5R

佐々木仁子(チームドラゴン)
 (4回 KO)
×成沢紀予(ソーチタラダ)

王者佐々木がベルトの初防衛に成功。

queensofthering at 23:59│Comments(0)キック・ムエタイ・SBの試合:2008.4〜6 │ このBlogのトップへ前の記事次の記事

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