観客席視点からの立ち技系女子格闘技
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帰って来た女子ボクシング

 Boxing

 きのう、後楽園ホールで過ごした4時間は、本当に幸せな4時間でありました。選手、関係者、今まで女子ボクシングのために努力してきたすべてのひとに、おめでとうとありがとうを言いたい気持ちであります。

 やっぱり後楽園ホールはいいですね。一年間に行なわれるボクシングの試合数が、世界一多いホールとまで言われる後楽園ですが、女子ボクサーがそのリングに立つのは、久しぶりのこと。去年はニーナ・アブロソワ選手、藤本りえ選手、元WBCストロー級王者の菊地奈々子選手、元日本フライ級王者の早千予選手などがエキシビジョンマッチで登場してますが、試合となると、高野由美選手、菊川未紀選手、シュガーみゆき選手、三井綾選手などがキックの興行の中のボクシングマッチでやっていた頃にまでさかのぼりますから、実に9年か10年近くも前のことになってしまいます。

菊地奈々子

 今回の動きが一過性の話題ではなく、ちゃんと定着していくには、男子の大会の中に、ふつうに女子も組み込まれていくことが必要ですが、幸いなことに6月の後楽園で菊地奈々子選手のカードなど2試合がすでに組まれ、元日本フライ級王者猪崎かずみ選手も8月には登場とのこと。いい試合を期待できるのではないでしょうか。

 ところで、試合には無関係ですが、きのうのホールで感じたことがありますので、この場を借りて、ひとつ。試合前の入場セレモニーですが、開演時間の18時に、客席の明かりを消して、南側通路を花道として全選手を入場させました。その間、数分間は、会場のおもな明かりは選手に当たるスポットライトだけです。18時といえば、まだお客さんが続々詰めかけている時間です。そのときに明かりを消したらどうなるか考えてほしかったです。

 足元が見えない、チケットに小さい時で印刷してある席番号が見えない、座席の背中についている席番プレートが見えないのです。そして、自分の席を探して通路をうろうろしているお客さんたちの間を縫うようにしてスポットライトを浴びた選手が階段を降りるのです。見た目も悪いし、何より危険です。転倒事故がなくて幸いでした。

 さて、いよいよドイツ時間の5月10日の夜、WBA世界フライ級王者スージー・ケンティキアン選手の防衛戦が行なわれます。グラフ選手の試合を見に行ったままドイツから帰ってこない当ページの約1名から、試合結果が伝わってくるとは思いますが、なにぶん時差がかなりありますので、更新は明日以降となる見込みです。ちょっとゆっくりめですがあしからずお待ちください。

 最後に、来月の健闘を願って菊地奈々子選手関係のリンクを貼っておきます。ちょっと古いですが、菊地さん入門には最適かなと。
http://www.apple.com/jp/articles/interviews/athlete/kikuchinanako/

qbar

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