2011年06月

2011年06月29日

四ヶ所麻美 WBC世界王座に挑戦 予定 ボクシング女子

boxing


2011年8月27日(土) メキシコ

WBCフライ級タイトルマッチ 10回戦
王者 マリアナ・フアレス(メキシコ)
VS
挑戦者 四ヶ所麻美(フラッシュ赤羽)[写真]

四ヶ所麻美選手 5月の防衛戦で判定で敗れ東洋太平洋王座を真道ゴー選手(クラトキ)に明け渡してしまった四ヶ所麻美選手が、8月にメキシコで現地の人気選手マリアナ "バービー" フアレス選手と戦うことが明らかになりました。

 フアレス選手は長らくWBCフライ級の暫定王者だったあと、正規王者のシモーナ・ガラッシ選手(イタリア)との正規/暫定統一戦に勝利して現在は正規王者の座に君臨、メキシコではスター選手の仲間入りをしています。

 豊富な戦歴を誇るフアレス選手に対して四ヶ所選手はプロ戦歴こそ少ないものの、アマチュアでは5度の全日本王者となっている日本のトップ選手。四ヶ所選手よりも5センチほど背の高いフアレス選手ですが打ち合いを好むファイトスタイルのため、ふたりはけっこう手が合うのではないでしょうか。そこで四ヶ所選手の破壊力あふれるストレートが炸裂すれば好結果を引き寄せる可能性は十分にあります。しかし、完全アウェイでの挑戦はダメでもともとと言われるのがボクシングの厳しさ。どこまで開き直って大暴れ出来るかがポイントになってくるでしょう。健闘を祈ります。

マリアナ・フアレス(メキシコ)37戦29勝5敗3分14KO
四ヶ所麻美(フラッシュ赤羽)7戦5勝2敗3KO

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queensofthering at 15:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote ボクシングの試合:2011.7〜9 

メキシコでIBF女子三大タイトルマッチ 7月2日予定 ボクシング女子

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peligrosas2011年7月2日(土) メキシコ モンテレイ
"Bellas y peligrosas"

IBFフライ級タイトルマッチ
王者 アーリー・ムシーノ(メキシコ)
VS
挑戦者 ソレダド・マセド(ウルグアイ)

IBFミニマム級タイトルマッチ
王者 カティア・グティエレス(メキシコ)
VS
挑戦者 アナ・アラソラ(コロンビア)

IBFライトフライ級タイトルマッチ
王者 ジェシカ・チャベス(メキシコ)
VS
挑戦者 メイヤーリ・アルタマー(コロンビア)

 アナ・マリア・トレス選手、ジャッキー・ナヴァ選手などのベテランが絶大な人気を獲得しているメキシコですが、一方では、彼女たちに一日も早く追いつこうとする若手の活躍も目立って来ました。

 そんな新勢力を代表する3人、IBFフライ級王者アーリー・ムシーノ選手、IBFミニマム級王者カティア・グティエレス選手、IBFライトフライ級王者ジェシカ・チャベス選手が、7月2日に同じ会場でそろってタイトル防衛戦をおこないます。

 彼女たちはいずれも試合経験が15戦前後の22〜23才で、世界王者とはいいながらまだ経験を積み挙げて成長を続けていく段階にあるこれからの選手。ムシーノ選手がこれが2度目の防衛戦で、あとのふたりは初防衛戦となります。

 この3人の中では、かつてメキシコを代表してドイツのスージー・ケンティキアン選手に戦いを挑んだアーリー・ムシーノ選手が人気の面では一歩先行していて、メキシコでは男子のボクシング中継のゲストなどにも呼ばれたりするなど知られた存在。今回の会場もムシーノ選手の出身地であるモンテレイに設定されました。ムシーノ選手が華々しい防衛戦で凱旋試合を飾ることが出来るかどうか、注目を集める大会となっています。

アーリー・ムシーノ(メキシコ)14戦12勝1分1無効試合7KO
ソレダド・マセド(ウルグアイ)17戦10勝6敗1分4KO
カティア・グティエレス(メキシコ)15戦12勝3敗3KO
アナ・アラソラ(コロンビア)29戦20勝6敗3分17KO
ジェシカ・チャベス(メキシコ)16戦11勝3敗2分2KO
メイヤーリ・アルタマー(コロンビア)13戦10勝1敗2分5KO

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2011年06月28日

JBC安河内事務局長問題 組織改革に至らず ボクシング

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 日本のプロボクシングを統括する組織であるJBCさんが機能停止状態となったことで、それに代わる新コミッションが発足か、あるいは一部JBC幹部職員を入れ替えてのリスタートとなるのかと注目されていた問題は、本日(28日)東京で開かれたJBC臨時理事会の結果、JBCさんの実質的なナンバーワンであった安河内剛事務局長が降格となり、後任を森田健事務局長代行がつとめることを決定して一応の結論を見ました。

 結局、新コミッションは誕生せず、JBC幹部職員も内部の異動があっただけで入れ替えとはならず、ひとくちで言えば騒動前と本質的にはなにも変化はありません。ボクシング:安河内氏、事務局員に降格 毎日新聞

 今回のことは外部から見れば何が争点になっているのかさっぱり分からないものでしたので、人々の大きな注目を集めるには至らず、結果、改革らしい動きへはつながらなかったのはある意味では当然。

 しかし、歴史というものは何度も揺れたり戻したりがあった後で方向が決まって来るものですから、今回の動きは歴史的に見たらまだほんの序章。今後の激動の可能性は内部/外部ともに大いに残っていると考えられます。

 なにはともあれ時代がボクシングにとっていい方向に行くのなら、激動は大いに歓迎すべきものなのですが。

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ケイリー・リース vs マドリーン・ヴァル、エマ・グラハム vs クリスティーナ・ジャルジェビック EPIC 3 結果 ムエタイ女子

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epic32011年6月25日(土)オーストラリア パース
EPIC 3 "BELIEVE"

WMC57kg級世界王者決定戦
2分5R ムエタイルール ヒジ・ヒザあり
ケイリー・リース(オーストラリア)
判定 3−0
×マドリーン・ヴァル(スウェーデン)
ケイリー・リース選手がユナニマスデシジョンで勝利しWMC57kg級世界王者となりました。

55kg級 2分5R
エマ・グラハム(オーストラリア)
判定 3−0
×クリスティーナ・ジャルジェビック(オーストラリア)
エマ・グラハム選手がユナニマスデシジョンで勝利しました。

 オーストラリアのケイリー・リース選手がスウェーデンの強豪マドリーン・ヴァル選手を判定で下してWMC57kg級世界タイトルをゲット。クリスティーナ・ジャルジェビック選手はウェイトアップしてのぞんだ55kg級ノンタイトル戦でエマ・グラハム選手に判定負け。しかし、試合内容はかなり良かったとのことで、ジャルジェビック選手にとっても今後の自信につながる試合となったようです。

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2011年06月27日

イム・スジョン出演 『炎の体育会TV2011』 シュートボクシング

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RENA & イム・スジョン シュートボクシングのRENA(レーナ)選手(及川道場)の活躍で話題になった『炎の体育会TV2011』に今度は韓国のイム・スジョン選手(写真向かって右)が出演予定です。

 ちなみにレスリングの部には山本聖子選手とセコンドとして山本美憂選手、総合格闘技の部にはクリス・サイボーグ選手(ブラジル)が登場します。そしてイム・スジョン選手はシュート・ボクシングの部への出演だそうです。

 放送は7月3日(日)19:00〜 TBS系全国ネット『炎の体育会TV2011』。ゴールデンに進出ですね。
〔情報提供:ゆめさま〕

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ボクシングマガジンさん、しっかりしてください 山口卓也選手負傷/中村幸裕選手反則負け事件について

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 ボクシングマガジンさんの最新号に不思議な記事があります。

 「一瞬の判断にミスが許されないレフリーに課せられた重い責任」と題された文章で「先日、後楽園ホールであった事故」について書かれているのですが、どの試合のことなのかがまるで書かれていないのです。

 もちろんこれは6月8日におこなわれたスーパーバンタム級8回戦中村幸裕 VS 山口卓也戦のことなんですが、そのことをどうしてぼかす必要があるのでしょう。ハッキリ書いてはいけないことなのでしょうか?

 実際の記事はこんな感じです。まず、「レフリー、ジャッジというのは、つくづく辛い立場にいると思う」という前置きから、結論としては「一度起きてしまった事故をしっかりと検証し、問題点を洗い出し、2度と事故を起こさないこと」となっていて、ここだけを見れば実におっしゃるとおりです。

 しかし、自身で「事故をしっかりと検証し、問題点を洗い出」すことが「大事」と書いておきながら、記事では事故の原因を間違った表現をしていて、全然問題点を洗い出せていません。

 記事では事故の原因をレフリーが「選手からはなれた位置でストップをコールしたため」としていますが、このときのレフリーは本当は距離ではなくて立ち位置を間違っていたのです。
レフリーの立ち位置

 レフリーは試合中の立ち位置をはっきりと規定されていて、出来るだけ図のAのような位置にいることが要求されています。このように、ふたりの選手に対して自分が三角形の頂点になるように立つのがボクシングのレフリーの基本なのです。しかし、この試合でレフリーが立っていたのはBの位置です。ふたりとほとんど直線上で中村選手の死角に入っていました。これでは中村選手からレフリーの動作が見えるわけがありません。

 そして、次にはストップのタイミングを間違っていました。レフリーは単に中村選手のテーピングを直したかっただけなのだから、ふたりが打ち合う最中ではなく、ちょっとだけ待てば良かったのです。

 それだけのことです。それだけのことをおろそかにしたために山口選手は重傷を負ってしまったのです。

 また、この時レフリーは中村選手に反則減点の処置をしたあとで、山口選手が試合続行不可能なほどの重傷であることが明らかになったために、さらにもう一度反則負けという処置を言い渡しました。つまり、ひとつの案件で二度罰したのです。これもレフリーの今回のミスのひとつとして明確に挙げなくてはなりません。

 けれども、この記事でもうひとつ不備なのは、同じ日におこなわれた65kg契約8回戦塩谷智行 vs 沼田康司戦で起こったメッタ打ち見逃し事件について、まったく書いていないということです。どちらかといえばこの事件のほうがレフリーのミスとしては悪質で、一歩、いや半歩間違えば人の命に関わる大事件になるところでした。

塩谷智行 vs 沼田康司

 この試合を裁いた福地勇治レフリーは、以前にも何度か選手が打たれすぎた事件の当事者で、ボクシングマガジンさんが「一度起きてしまった事故をしっかりと検証し、問題点を洗い出し、2度と事故を起こさない」と本気で望むのなら、今回の福地レフリーのパフォーマンスについてまったく触れないのは理解が出来ません。

 ボクシングマガジンさんと、レフリーのひとたちと、ボクシングファンに共通する一番大事なものは何でしょう?それはもちろん、実際にリングで戦う選手ですね。

 「適切なレフェリング、正しいジャッジを毎回するのが当たり前。それがちょっとでもブレたりすると、たいへんな非難の的になってしまうことがある」とレフリーに対して気を使うのはいいのですが、それよりも大事なのは選手の健康です。

 はっきり言って、ボクシングのレフリーが「たいへんな非難の的になる」ことが今まで何度あったでしょうか?野球のレフリーのミスがワイドショーやスポーツニュースで取り上げられて全国から叩かれるのを見たことは何度かありますが、ボクシングでそんなことが過去にありましたっけ?

 サッカーのレフリーなんか選手と一緒に90分以上走り回りながら(選手に交代はありますがレフリーにはありません)、疲労の極致にあっても正確に裁くのが仕事です。正しいジャッジをしてもそれを理解しない数万人のお客さんからブーイングを受けることもあります。それに比べてもボクシングのレフリーの「大変さ」を強調しなければならないのでしょうか?ミスの内容を具体的に記すことさえ遠慮すべきなのでしょうか?

 ボクシングマガジンさん、もう少し毅然とした態度でこの業界のご意見番として機能してください。わたしたちのリングはわたしたちボクシング好きが当事者意識を持って接していく以外に守る方法はないのですから。

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queensofthering at 00:00|PermalinkComments(4)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote リングの安全 

2011年06月26日

アメリカ女子ボクシングチーム オリンピックへ向けて本格スタート USAナショナル選手権決勝 結果

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2011年6月25日(土)アメリカ コロラドスプリング
2011 USA Boxing National Championships

フライ級(48〜51kg)決勝
マーレン・エスパーザ
 27−16
×ティリーシア・ダグラス
マーレン・エスパーザ選手の優勝

ライト級(56〜60kg)決勝
クイーン・アンダーウッド
 23−21
×ティアラ・ブラウン
クイーン・アンダーウッド選手の優勝

ミドル級(69〜75kg)決勝
フランション・クルーズ
 15−13
×アリッサ・デファジオ
フランション・クルーズ選手の優勝

 アメリカで数日にわたって開催されていたUSAナショナルボクシング選手権トーナメントが先ほど全競技を終了し各階級の優勝者が決定しました。

 今年のこの大会は2012年ロンドンオリンピックにむけたアメリカ代表候補選考会という役目も兼ねているため、例年以上に人々の注目を浴びた大会となりました(女子はオリンピック階級以外の通常の6階級も実施)。
マーレン・エスパーザ選手

 女子フライ級はこの階級でアメリカ最強と言われているマーレン・エスパーザ選手が順当に勝利。マスコミなどからもかなり注目されている存在ですが、彼女はそんな環境に流されること無く試合直前にもこんな発言をしています。
「わたしは狂ったように訓練しているわ。自分の人生なんか無いのよ。高校2年生の時から彼氏も作らないようにしてるし。わたしの一日全部が練習時間だから。」
エスパーザ選手の気合いの入り方はハンパじゃないようですね。

 ライト級では常連優勝者で今年も最有力と見られていたクイーン・アンダーウッド選手が、まさかの大苦戦。準決勝ではノーマークのニティーヤ・シャーマン選手になんと23−23のタイスコア。パンチの総数で上回ったアンダーウッド選手がトーナメント規定により決勝進出を果たしましたが、その決勝でも2点の僅差となるなど、アメリカ国内のこの階級の充実ぶりは目を見張るものがあるようです。
歌うフランション・クルーズ選手

 最重量のミドル級ではフランション・クルーズ選手が優勝。歌と作曲の才能があるクルーズ選手はもともとはプロ歌手の道へ進むつもりでしたが、その後にボクシングに目覚め、どちらの道を選ぶべきか長い間迷った後、ついにボクシングに専念する意思を固めてリングに帰ってきたという異色の選手。身長は172僂覇嘘級のしずちゃんより10僂眥磴い任垢、強打が自慢で今回のトーナメントの準決勝でもレフリーストップ勝ちをおさめています。

 今回の大会での各階級の優勝者、そしてベスト4までの選手がアメリカ代表候補として強化キャンプに参加する資格を与えられ、本格的にオリンピックに向かっての最終選考が始まります。アメリカ代表に指名されるのはどの選手になるのか、激しい競争はまだまだ続きます。

関連記事 アメリカは本気 オリンピックへ向けての強化策 "Women's International Boxing Dual Series"

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2011年06月25日

ようやくネット時代にむけて歩きはじめたボクシング界

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 かつては平日の深夜などに放送されていたボクシングの中継もいつのまにか無くなり、テレビで見ることが出来る試合はわずかに世界タイトル戦のみという状況のボクシング。

 人気の下降線の理由は色々言われていますが、そのような傾向に歯止めをかけようという努力がどれだけおこなわれているかというとかなり疑問です。

 特に、各種のスポーツのうちでもっともネットへの対応が遅れているのがボクシングと言われているように、自分たちから進んで情報を発信しようという姿勢に欠けているのが致命的。

 しかし、このところ少しずつですが新しい動きが出てきました。ひとつは以前にもご紹介した日本アマチュアボクシング連盟のブログ。このブログの無かった頃は本当に情報がゼロに近く、アマチュアボクシングを話題にしたくても出来ないような状況でしたから、今は本当に助かっています。

 日本アマチュアボクシング連盟の本サイトのほうは依然としてシンプル過ぎる内容ですがこれでも数ヶ月前よりは良くなっているので、あまりきびしいことをいわずに長い目で見るようにしましょう。

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 しかし、一番の問題はプロボクシングのほうで、これは本当に情報が無くて困ります。こんなに情報の無いプロスポーツがほかにあるでしょうか?野球やサッカーなどのメジャースポーツでは「ここにいけば試合予定と結果がいつでも見れる」という総合情報サイトが必ず用意されており、ファンはそこに行けば観戦予定を立てることが出来るわけですが、ボクシング業界ではそういう情報提供の必要が理解されていないのか、ほとんど手つかずのまま。

 なれているファンは試合スケジュールをチェックするために西日本ボクシング協会東日本ボクシング協会のページに行ったり、各ジムや選手の個別のウェブページやブログをチェックしているのでいいとしても、こんな敷居が高い状況では新規のファンなんて増えるわけがありません。

 そんな状況をなんとかしようというので企画されたのでしょう、4月下旬にボクシング・ジンという新サイトがスタートしました。ここでは試合予定やテレビの放送予定、試合結果やボクシング界でのニュースが網羅されており、ほかのスポーツの総合情報サイトと同じような構成になっています。

 一見してお分かりのように現状ではまだまだ充実と言うにはほど遠いシンプルなサイトですが、方向性としては間違っておらず、このまま粘り強く維持してアクセスを増やしていけば、将来はファンの増大に決定的な役割を果たすようなサイトになるはずだと信じています。

 最後に、ブログやサイトを持っている選手やジム関係者の皆さん、情報は少なくともひと月に1回ぐらいは更新するようにしましょう。更新する予定が無いなら閉鎖しましょう。長い間放置されているページってかなり印象が悪いものですから。

 また、試合前は熱心に宣伝を書いていながら試合が終わると放置というのも印象が良くないです。勝っても負けても結果報告ぐらいは書きましょう。忙しいとは思いますが、予定を書くなら結果はセットですので忘れないようにお願いしますね。

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アン・ソフィー・マティスがTKOで二団体統一王者に ボクシング女子

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アン・ソフィー・マティス2011年6月23日(木)フランス レ・ペンヌ・ミラボー

WIBA/WBFウェルター級王座決定戦 10回戦
アン・ソフィー・マティス(フランス)
TKO 3回
×オリビア・ブドゥマ(フランス)

 ウェルター級の元世界王者でフランスのトップボクサーであるアン・ソフィー・マティス選手が23日におこなわれたWIBAおよびWBF世界王者決定戦でオリビア・ブドゥマ選手をTKOでくだし世界のトップに帰ってきました。

 180センチの長身で知られるマティス選手の今回の相手は、こちらも身長180センチでデビュー以来8戦全勝のオリビア・ブドゥマ選手でしたが、マティス選手の23連勝をストップすることは出来ませんでした。二人の対戦を伝える海外のウェブ・ページ

 マティス選手は16年前に1敗したのみで、以来無敗、しかもほとんどがKO勝ちという実績を持ち、今年の12月にはパウンド・フォー・パウンド世界最強と言われるホリー・ホルム選手(アメリカ)との王者対決が決定しています。

 この動画は2008年のアン・ソフィー・マティス vs アナ・パスカル戦。このふたりは来月リマッチが組まれていますが、前回はご覧のようにマティス選手の圧勝でした。

 動画でお分かりのようにマティス選手は長身ながらもその大きさだけを武器にするタイプではなく、ショートレンジからロングレンジまでを的確に打てる技巧派で、フットワークも軽く、ディフェンスの意識も高いというまったくスキのない優秀な選手。しかもかなりのハードパンチャー。ホルム選手とアウェイで対戦して勝てる選手はこの人しかいないという説も十分な説得力があります。今月34才になったマティス選手ですが今後の活躍が楽しみです。

 今回の結果を含む両選手の戦績は以下のとおりです。
アン・ソフィー・マティス(フランス)25戦24勝1敗21KO
オリビア・ブドゥマ(フランス)9戦8勝1敗1KO

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安藤麻里 vs ペットノンヤオ 8回戦 結果 ボクシング女子

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2011年6月24日(金)神戸市立中央体育館

アトム級 8回戦
安藤麻里(フュチュール)
TKO 3回
×ペットノンヤオ・シンワチャラチャイ94(タイ)
TKOで安藤麻里選手が勝利しました。

 この試合の結果、両者の戦績は以下のようになります。
安藤麻里(フュチュール)10戦7勝3敗4KO
ペットノンヤオ・シンワチャラチャイ94(タイ)17戦10勝7敗

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2011年06月24日

ボクシングコミッション制度は時代遅れ リングスポーツの環境を考える

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 長い間日本のプロボクシングを統括してきた組織であるJBCさんが事実上の機能停止状態におちいり、新コミッションに実権が移行することになったようです。新コミッションの名称や具体的なディティールは未定ですが、旧JBCのスタッフのみなさんがほとんど新組織に移動するとのことで、実際的には名前が変わるだけで運営方針などにはこれまでとの明確な差は生じないもよう。

 あるいは、新コミッションに移行しないで旧JBCが幹部の一部を入れ替えただけでスタッフとシステムはそのまま存続する可能性も高く、いずれにせよ日本のボクシングコミッション制度に根本的な変化はないと思われます

 さて、今回のJBCさんの大激震では安河内事務局長の使い込み疑惑などのスキャンダルや、あるいは事務局長が一部選手に不当に便宜をはかっていたのではないかという癒着疑惑が注目されていますが、問題の本質は個人の資質や行動に限定されるものでは無くて、JBC(日本ボクシングコミッション)さんという組織全体の在り方から来るものであると思います。

 というのは、日本のプロボクシングのシステムは大相撲のそれとほとんど同じ構成になっていて、ボクシングジム(=相撲部屋)が実質的に業界を動かし、ボクシングコミッション(=相撲協会)がその活動を管理するという仕組みであるわけですが、問題は、ボクシングであっても相撲であってもプロ興行のみを専門に管理する組織であるために、プロの業界との距離が近すぎて、なにか業界内で問題が起きてもそれに客観的に対処が出来ない、具体的に言えば、有力ジム(部屋)やスポンサー(タニマチ)その他の影響を受けた対処になってしまうという共通の弱点があるのです。また、距離の近い人たちの集まりであるために外部に対する情報公開の意識が低いということも共通の問題です。

 近年、相撲協会にいろいろな深刻な不祥事が吹き出していますが、おなじ財団法人仲間である日本ボクシングコミッションにも同じような問題が噴出するのは機構の仕組みからして時間の問題だったと言えるでしょう。ですから、今回はいまのところ個人の責任問題に焦点が当てられているこのイザコザも、再発防止を考えればもっと深いところから手をつけることが相撲と同じ道を行かないための根本的な選択となるわけです。

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 ボクシングコミッションがプロボクシングの管理をするのは一見当然のような感じもしますが、実はそうではありません。たとえば、アメリカにはボクシングコミッションというものが無く、ボクシングの管理をしているのはアスレチックコミッションとかスポーツ会議などと呼ばれる各州の組織となっています。そして、この組織はボクシング、ムエタイ、キック、総合格闘技などのコンバット・スポーツのすべてを一括して管理し、コンバットスポーツ全体の健全性をチェックしているのです。

 これと同じものが日本にもあれば画期的に状況は変わります。例えば、日本ではボクシングに他競技の選手が出ることや、他競技にボクサーが出ること、ボクシングとキックやムエタイの合同興行などを旧JBCさんがかたくなに拒否してきましたが、すべてが同一コミッションのもとに管理されればこれを否定する理由はなくなります。どの競技も同じ基準で同じ内容のメディカルチェックをおこなうわけですから安全管理上の問題はありませんし、ジャッジやレフリーの管理も共通なら不公平が起こることも防止出来ます。

 ボクシングと他の格闘競技の垣根が取り払われれば、選手のほうもより可能性のあるリングを求めて自由な活動が可能になりますし、プロモーターも大会の内容に個性を打ち出せますし、何よりお客さんにとっては興味ある大会の数が増えるわけで、格闘競技全体が活性化されるのではないでしょうか。

 アメリカ型のアスレチックコミッションは、選手の健康診断、ジャッジやレフリーの資格認定、プロモーターの資格認定など試合の公正保持にかかわるすべてのことを管理し、さらに、ファイトマネー、有料入場者数などもすべてチェックして全部公開情報にしてしまいます。このために、アメリカではガラガラの大会を超満員などといってありもしない人気をでっち上げたり、選手のファイトマネーをごまかしたりというようなことが出来ないのです。

 このシステムが日本でも導入されれば、日本のこの業界につきものの「実は裏ではひどいことがおこなわれているのではないか」「自分が払うチケット代がへんなほうに流れていくのではないか」というような悪い噂も消えて行き、クリーンなイメージを獲得することが可能になるでしょう。

 このようなことが日本で実現出来るのかどうかはわかりません。遠い夢かも知れません。でも夢があるからこそわたしたちは生きていけます。

 どうすれば、日本のボクシング界が、真剣勝負の格闘競技が、より評価されて、選手や関係者たちの努力がむくいられるようになるのか。コミッションの問題を考える時には目の前のスキャンダリズムに流されることなく、そのことをいつも頭の中に置いていたいものですね。

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2011年06月23日

大石綾乃 vs AZUMA 今度はキックルールでリマッチ NJKF7月大会 女子キックボクシング

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大石綾乃 vs AZUMA2011年7月17日(日)東京 後楽園ホール
NJKF15周年記念シリーズ NEW JAPAN BLOOD 7

NJKF BONITA BOXEO 57.5kg契約3分3R
大石綾乃(OISHI/JーGIRLSフェザー級王者/WBCムエタイ日本フェザー級王者)
VS
AZUMA(y-park/NJKFフェザー級王者)

 今年1月のWBCムエタイ日本フェザー級王者決定戦で対戦した大石綾乃選手とAZUMA選手が今度はキックルールのワンマッチでリマッチを戦います。前回対戦は2−1の接戦だっただけに、今回のリマッチも目がはなせない内容になりそうです。

*日時 2011年7月17日(日)開場16:45 開始17:00
*場所 東京 後楽園ホール
*料金 特別RS席12,000円 RS席10,000円 S席7,000円 A席5,000円 B席4,000円 C席 3,000円(当日は各席500円増し)
*問い合せ ニュージャパンキックボクシング連盟 03−6912−7247

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佐々木仁子 vs 桜朋梨恵 7月Krush 後楽園大会 キックボクシング女子

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2011年7月16日(土)東京 後楽園ホール
Krush 後楽園大会

女子フェザー級(57.15kg) K−1ルール 2分3R延長1ラウンド
佐々木仁子[ささきさとこ](チームドラゴン)
VS
桜朋梨恵[おおともりえ](ラビカラ)

 佐々木仁子選手がこのところ主戦場にしているKrushさんの大会で桜朋梨恵選手と対戦します。Krushさんは今後女子の試合に力を入れていくようですが、女子「2分3ラウンド」という試合形式はさすがに物足りないので「3分3ラウンド」に改めて欲しいなあと思います。

*日時 2011年7月16日(土)開場17:00 本戦開始18:00
*場所 後楽園ホール
*料金 SRS席¥15,000 RS席¥10,000 S席¥7,000 A席5,000円 当日は各500円アップ
*問い合せ グッドルーザー 03-5351-8390  http://spora.jp/krush/

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2011年06月22日

トップ選手を集めての豪華トーナメント戦 『ムエタイプレミアリーグ』が9月にアメリカでスタート 予定

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2011年9月 アメリカ
Muay Thai Premier League

ムエタイ女子スーパーライト級(63.5kg級)

グループA
ジュリー・キッチン(イギリス)
シャンタル・ウーギ(イタリア)
サンドラ・バスティアン(カナダ)
未発表

グループB
ミリアム・ナカモト(アメリカ)
ヴァレンティーナ・シェフチェンコ(ペルー)
未発表
未発表

 ムエタイの新しい世界的な大規模イベント『ムエタイプレミアリーグ The MPL』が今年9月にアメリカでスタートします。これは世界各国から男子4階級、女子は1階級(スーパーライト級)のトップ選手を集め、各階級の真のムエタイ世界一を決めようという画期的なイベントです。

 予選から決勝までを長い時間をかけて、アメリカ、オランダ、中国、オーストラリアなど世界の各地域で開催し、試合のもようはFOXスポーツなどで放送される予定。


 女子は63.5kg級でおこなわれ、世界各国から合計で8人の選手が参加します。8人を4人ずつの二つのグループに分けて、まずこのグループの中で総当たりのリーグ戦をおこないます。リーグ戦の試合結果は、判定勝ちが2ポイント、引き分け1ポイント、KO勝ちが3ポイントとして計算。

 全部の対戦がおこなわれたあと、それぞれのグループの得点上位選手2名、合計4名による決勝トーナメントがおこなわれ世界一が決まります。優勝賞金は2万ドル。

 現在発表されている女子の参加選手とそのグループ分けは上掲の通りで、このブログの読者の皆さんにはおなじみのトップどころがずらりと顔を並べる素晴らしいラインナップとなっていますね。

 女子の未発表枠はまだ三つあり、誰がセレクトされるのか大いに気になりますが、プロモビデオに登場している目玉選手のひとりジャーメイン・デ・ランダミー選手(オランダ)の名前が無いのはストライクフォースとのスケジュールの関係でしょうか?

 世界大会ですから、もちろんアジアからの参加もあると思うのですが、このメンバーと総当たりで戦える選手が果たしているのかどうか、悲しいけれどちょっと疑問ですね。あと3名の発表がありしだい続報をお伝えします。

ジュリー・キッチン(イギリス)51戦43勝8敗
WBCムエタイウエルター級王者/WMC63kg級王者/IKF52.2kg級王者/WPMF65kg級王者/WPMF67kg級王者/ISKA66kg級王者

シャンタル・ウーギ 41戦29勝13敗12KO
WMA63.5kg級王者/2008年WPMFタイ国王盃67kg級優勝/2008年WMFタイ国王妃盃67kg級優勝

サンドラ・バスティアン 44戦35勝9敗17KO
2008年WKAムエタイライト級王者/2006年IFMAムエタイ世界トーナメントライト級優勝

ミリアム・ナカモト 13戦13勝5KO
WBCムエタイライト級王者/2009年IFMAムエタイ世界トーナメントライトウェルター級優勝

ヴァレンティーナ・シェフチェンコ 37戦36勝1敗10KO
2010年IFMAムエタイ世界トーナメントライトウェルター級優勝/2009年IFMAムエタイ世界トーナメントライト級優勝/2008年IFMAムエタイ世界トーナメントフェザー級優勝

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クリス・ナムース vs ロリ・ムニョス II 因縁のリマッチでさらに問題発生 ボクシング女子

boxing

クリス・ナムースvsロリ・ムニョス2011年6月11日(土) ウルグアイ モンテビデオ

WPBFスーパーライト級タイトルマッチ 10回戦
王者クリス・ナムース(ウルグアイ)
VS
挑戦者ロリ・ムニョス(スペイン)

 お隣の女子ボクシング大国アルゼンチンに対抗するかのように2年ほど前からウルグアイのボクシング界が必死で売り込んでいる女子ボクサーがクリス・ナムース選手。彼女が6月11日に自身の保持するWPBFスーパーライト級王座の初防衛戦をホームのモンテビデオでおこないました。

 ナムース選手は2009年にWBCスーパー・ライト級暫定王座決定戦で初回TKO負けを食らうという屈辱の経験のあと再起し、昨年3月にはWPBFスーパーライト級王座を獲得しています。とは言っても、多くの団体が乱立する女子ボクシング界でもWPBFという王座は特にマイナーで、全然実績がないタイトル。そのベルトの価値を高めるにはナムース選手がどのような防衛戦をしていくかということにかかっていたわけですが...

 今年3月におこなわれたロリ・ムニョス選手との初防衛戦はきわどい判定で勝利したものの、王者ナムース選手がボコボコに打たれてKO負け寸前の最終ラウンドに終了のゴングが30秒早く鳴っていたことが問題となり、無効試合(スタッフのミス)になってしまいました。前回の試合 問題の最終ラウンドの動画

今回の試合の動画 赤のグラブがクリス・ナムース選手 青のグラブがロリ・ムニョス選手

 今回はその因縁の試合の再戦。体のしなりを効かせた独特のパンチで我流のボクシングを展開するロリ・ムニョス選手に対し、ナムース選手はしっかりとガードを固めながらフットワークを使い、コンパクトなジャブからワンツーという正統派のボクシングで手堅く戦います。5回までを丁寧なボクシングを堅持してポイントをかせぐナムース選手。一方の挑戦者は疲労の色がうかがえ、今回こそはキッチリと防衛を果たすかと思われました。

 しかし、6回開始早々、ムニョス選手の右を浴びた王者はコーナー付近で完全にダウン。グラス・ジョー(ガラスの顎)と言われる王者の弱点にムニョス選手のストレートがクリティカル・ヒットしたのです。防戦一方の王者はその後もスタンディングダウンを取られて絶体絶命。なんとか乗り切りますがこのラウンドは挑戦者が10対7で優勢のはず。いままでの貯金が崩れていきます。

 その後のラウンドも王者にいいところは少ないまま試合終了。判定が注目されましたが、結果は2−1の僅差で王者クリス・ナムース選手の勝利。薄氷をわたるような防衛戦となりました。

 しかし、ポイントを見るとナムース選手の勝利を支持しているジャッジの採点があきらかにヘンです。2回のダウンを奪われた第6ラウンドはナムース選手が3点マイナスのはずですが、一人のジャッジは2点マイナス、もうひとりは1点しかマイナスしていないのです。あきれるほどの地元判定ですね。

 ネット上ではこの試合のあとから「ウルグアイには試合に行くな」という意見が見られるようになりましたが、早くゴングを鳴らした試合の再戦でこういうジャッジがおこなわれるようでは、そういわれても仕方がないでしょうね。

WPBFスーパーライト級タイトルマッチ 10回戦
○王者 クリス・ナムース(ウルグアイ)
判定2−1
×挑戦者 ロリ・ムニョス(スペイン)
スプリット・デシジョンでクリス・ナムース選手が勝利。王座の初防衛に成功。
(96−98、98−95、99−95)

 この結果、二人の戦績は以下のようになりました。
クリス・ナムース(ウルグアイ) 17戦15勝1敗1無効試合6KO
ロリ・ムニョス(スペイン) 20戦9勝9敗1分1無効試合6KO

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